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②はじめての恋愛……だが……
神保と唱子と秀太と川上
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神保はなぜ秀太に会社で冷たい態度をしていたのかという理由も明らかにしたのである。
「僕はずっと大阪にいるので大阪のことをまだまだ勉強中の彼女に色々な名所を教えていたんですよ。」
「でも唱子さん、10年以上大阪に居るって……?」
「それが当初はほとんど学校や仕事以外はあまり外出もしていなくて詳しくないんですよ。だから時々僕が教えているんです。その際には電話がかかってきても『急用でない限りあまりとらないよう』指示していました。」
電話やラインのメッセージがない理由は神保が一緒にいるときはしてはいけないという理由であったのだ。さらに……
「あと最近、彼女をつけまとう男がいると聞きまして彼女も困っていたようです。それも電話やメールをするなと言った理由の一つです。そして僕は一度市岡さんと彼女がデートしているのを見てつけまとう人物が市岡さんの関係者か何かかと疑っていました。」
「…………」
「それで先程倒れているのを見たときに彼女が市岡さんに気付いて駆け付けたときに僕は市岡さんの関係者じゃないなと思いました。それまではずっとそう疑っていました。」
「そりゃ仕方ないよ。疑われてもな…………で、唱子さんはどこかいるの?」
「下のロビーで待ってもらっています。同僚の僕が優先で看護婦さんにこの部屋に来させてもらいました。」
「そうか。また唱子さんに“ありがとう”と伝えてね。」
「勿論ですよ。彼女が市岡さんに対する思いは僕が見ても本物でしたからね。では、お疲れ様です。」
そして神保は帰っていったのであった。しかし秀太は神保との関係が改善した喜びと唱子がつけまとわれているという不安の二つを抱いていたのであった。そしてそのあと、ニュース番組を見ていたのだが……
『ニュースをお伝えします。今日、大阪市内で女性に声をかけて追いかけ回した男が逮捕されました。』
「?」
『逮捕されたのは大阪府松原市の会社員・科戸洲笥香雄容疑者29歳です。科戸洲容疑者は本日の正午過ぎに行きつけの食堂の前にいた女性に声をかけてデートの誘いをするも断られたことに激怒して持っていた包丁で追い掛け回したとして銃刀法違反等の疑いで駆け付けた警察官に現行犯逮捕されました。調べに対して容疑者は「デートの誘いを断られて頭に来た」と話しているということです。』
「ああ……こいつか……神保君の言ってた以前に唱子さん追っかけ回したのは。」
「こいつは根っからの悪や!」
秀太が振り向くと同じ部屋の男性が怒っていたのであった。話を聞くと彼もまた秀太と同じ松原市在住の土師誠二と言い、科戸洲を昔から知るという。
「こいつは小さい頃から空き巣ばかりしていて5年前にも窃盗で服役していたばかりだ。お前さんもこいつのせいで同僚さんに疑われてとんだ災難だったな!!」
「え……いえいえ、それよりも以前にもやらかしていたんですね……」
翌日、病院を出ることになり益永や土師に見送られて秀太は病院を去った。すると病院の門の入口には川上・神保・唱子の三人が迎えに来てくれていたのである。
「秀ちゃん、大丈夫だった?連絡できなくてごめんね!!」
唱子は少し涙を流しながら心配してくれていた。
「もう大丈夫ですね?」
川上も心配してくれていた。
「市岡さんの回復をお祝いして近くの飲食店で四人で食事をしましょう!!」
なぜかお祝い感覚の神保ではあったが秀太は心配してくれていたからこその言葉と理解して笑顔で返事をしたのである。
「みんな、ありがとう!!さてお祝いだっ!!」
そして飲食店でお祝いするのだが料金はなぜか秀太が出したのである。ただ、三人は軽く食事をしたのに対して秀太本人はスパゲティーやらピザやらハンバーグやらカレー大盛りやらたくさん食べていたのであった。
「俺が出すからみんなもっと食えや!!」
「…………いや、そこまでは……」
川上をはじめ、皆が驚く食欲であった。でも皆、幸せそうな表情でもあった。ちょっとしたトラブルは誤解と友情で無事に解決したのであった。
「僕はずっと大阪にいるので大阪のことをまだまだ勉強中の彼女に色々な名所を教えていたんですよ。」
「でも唱子さん、10年以上大阪に居るって……?」
「それが当初はほとんど学校や仕事以外はあまり外出もしていなくて詳しくないんですよ。だから時々僕が教えているんです。その際には電話がかかってきても『急用でない限りあまりとらないよう』指示していました。」
電話やラインのメッセージがない理由は神保が一緒にいるときはしてはいけないという理由であったのだ。さらに……
「あと最近、彼女をつけまとう男がいると聞きまして彼女も困っていたようです。それも電話やメールをするなと言った理由の一つです。そして僕は一度市岡さんと彼女がデートしているのを見てつけまとう人物が市岡さんの関係者か何かかと疑っていました。」
「…………」
「それで先程倒れているのを見たときに彼女が市岡さんに気付いて駆け付けたときに僕は市岡さんの関係者じゃないなと思いました。それまではずっとそう疑っていました。」
「そりゃ仕方ないよ。疑われてもな…………で、唱子さんはどこかいるの?」
「下のロビーで待ってもらっています。同僚の僕が優先で看護婦さんにこの部屋に来させてもらいました。」
「そうか。また唱子さんに“ありがとう”と伝えてね。」
「勿論ですよ。彼女が市岡さんに対する思いは僕が見ても本物でしたからね。では、お疲れ様です。」
そして神保は帰っていったのであった。しかし秀太は神保との関係が改善した喜びと唱子がつけまとわれているという不安の二つを抱いていたのであった。そしてそのあと、ニュース番組を見ていたのだが……
『ニュースをお伝えします。今日、大阪市内で女性に声をかけて追いかけ回した男が逮捕されました。』
「?」
『逮捕されたのは大阪府松原市の会社員・科戸洲笥香雄容疑者29歳です。科戸洲容疑者は本日の正午過ぎに行きつけの食堂の前にいた女性に声をかけてデートの誘いをするも断られたことに激怒して持っていた包丁で追い掛け回したとして銃刀法違反等の疑いで駆け付けた警察官に現行犯逮捕されました。調べに対して容疑者は「デートの誘いを断られて頭に来た」と話しているということです。』
「ああ……こいつか……神保君の言ってた以前に唱子さん追っかけ回したのは。」
「こいつは根っからの悪や!」
秀太が振り向くと同じ部屋の男性が怒っていたのであった。話を聞くと彼もまた秀太と同じ松原市在住の土師誠二と言い、科戸洲を昔から知るという。
「こいつは小さい頃から空き巣ばかりしていて5年前にも窃盗で服役していたばかりだ。お前さんもこいつのせいで同僚さんに疑われてとんだ災難だったな!!」
「え……いえいえ、それよりも以前にもやらかしていたんですね……」
翌日、病院を出ることになり益永や土師に見送られて秀太は病院を去った。すると病院の門の入口には川上・神保・唱子の三人が迎えに来てくれていたのである。
「秀ちゃん、大丈夫だった?連絡できなくてごめんね!!」
唱子は少し涙を流しながら心配してくれていた。
「もう大丈夫ですね?」
川上も心配してくれていた。
「市岡さんの回復をお祝いして近くの飲食店で四人で食事をしましょう!!」
なぜかお祝い感覚の神保ではあったが秀太は心配してくれていたからこその言葉と理解して笑顔で返事をしたのである。
「みんな、ありがとう!!さてお祝いだっ!!」
そして飲食店でお祝いするのだが料金はなぜか秀太が出したのである。ただ、三人は軽く食事をしたのに対して秀太本人はスパゲティーやらピザやらハンバーグやらカレー大盛りやらたくさん食べていたのであった。
「俺が出すからみんなもっと食えや!!」
「…………いや、そこまでは……」
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