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④夏の林間キャンプ編
本吉の影
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しかし歌に酷いことをしたのは誰だろうか?秀太は皆を集めて質問をする。
「とにかく誰だろう?歌さんは誰か見てないかな?」
「ごめんだけど、見てない。」
「でもどうして給食室の中に・・・?」
「目が覚めたらいつの間にか中にいたの。」
「・・・目が覚めたら?」
ところが話を聞いていた丸目は、不思議そうな表情を浮かべた。
「どうされましたか?丸目さん。」
「いや、給食室だけど鍵がないと開けられないんだよね。」
「そういや、そうでしたね。誰か借りたんでしょうか?」
「いや、誰も給食室の鍵までは借りてないはずだよ。僕も役場から借りたものを一応握谷さんから確認したからね。」
給食室の鍵を借りてないと確認をしてくれていた丸目の話を聞く秀太。その時、カイトの顔が青くなっていたのだ。
「まさか・・・あいつか!?」
「あいつ?」
「秀太、あいつだよ。本吉!!もしかしたら俺の気付かない内に、このキャンプの情報を掴んでいたかも知れないんだ!」
「まさか・・・それはないだろ。まあ本吉って名前は聞いたことあるんやけど、誰かあまり詳しくは分からないねんけど。」
「まあ、秀太と本吉は働く部門が違うからな。あいつはロクでもないやつや。特に女性の参加者には何するか分からへん。」
「そんなヤバイやつなんか?」
「見た目で騙されたらアカンで。あいつは本当に危険なやつ。だからあいつがいない所で皆を誘ったんだ。」
営業担当の本吉とは部門の違う秀太はカイトから話を聞く。その話を聞いていた松浦が口を開いた。
「握谷さん、そういえば僕も聞いたことがあります。」
「本当ですか?松浦さん。」
「ええ、彼は少し問題のある人物で参加は好ましくないとされているのをある人から聞いてます。」
そして西谷も言う。
「俺の知人が本吉に何かされたと噂だが、聞いたことがあります。握谷さん、もしキャンプのことを知られていたら大変ですよ。」
皆の話を聞いた喜八郎は不安そうな表情を見せた。
「どうする?このキャンプ・・・」
「もちろん続ける!もしやつがキャンプを滅茶苦茶にしようなら、こっちも戦う覚悟はあるさ!」
喜八郎のキャンプ続行かどうかの問いに、本吉が妨害するなら抵抗するつもりと答えたカイト。
「怖いね、秀ちゃん。」
「大丈夫だよ、唱子さん。俺が守るからね。」
「(あ!私の秀ちゃんに・・・!!ガルルルル!!)」
怖くなって秀太に寄り添う唱子。その彼女に対して優しく声を掛ける秀太。しかしそれを見ていた歌は面白くないからか、唱子に対して獣のような表情で睨み付けていたのだ。
「とにかく誰だろう?歌さんは誰か見てないかな?」
「ごめんだけど、見てない。」
「でもどうして給食室の中に・・・?」
「目が覚めたらいつの間にか中にいたの。」
「・・・目が覚めたら?」
ところが話を聞いていた丸目は、不思議そうな表情を浮かべた。
「どうされましたか?丸目さん。」
「いや、給食室だけど鍵がないと開けられないんだよね。」
「そういや、そうでしたね。誰か借りたんでしょうか?」
「いや、誰も給食室の鍵までは借りてないはずだよ。僕も役場から借りたものを一応握谷さんから確認したからね。」
給食室の鍵を借りてないと確認をしてくれていた丸目の話を聞く秀太。その時、カイトの顔が青くなっていたのだ。
「まさか・・・あいつか!?」
「あいつ?」
「秀太、あいつだよ。本吉!!もしかしたら俺の気付かない内に、このキャンプの情報を掴んでいたかも知れないんだ!」
「まさか・・・それはないだろ。まあ本吉って名前は聞いたことあるんやけど、誰かあまり詳しくは分からないねんけど。」
「まあ、秀太と本吉は働く部門が違うからな。あいつはロクでもないやつや。特に女性の参加者には何するか分からへん。」
「そんなヤバイやつなんか?」
「見た目で騙されたらアカンで。あいつは本当に危険なやつ。だからあいつがいない所で皆を誘ったんだ。」
営業担当の本吉とは部門の違う秀太はカイトから話を聞く。その話を聞いていた松浦が口を開いた。
「握谷さん、そういえば僕も聞いたことがあります。」
「本当ですか?松浦さん。」
「ええ、彼は少し問題のある人物で参加は好ましくないとされているのをある人から聞いてます。」
そして西谷も言う。
「俺の知人が本吉に何かされたと噂だが、聞いたことがあります。握谷さん、もしキャンプのことを知られていたら大変ですよ。」
皆の話を聞いた喜八郎は不安そうな表情を見せた。
「どうする?このキャンプ・・・」
「もちろん続ける!もしやつがキャンプを滅茶苦茶にしようなら、こっちも戦う覚悟はあるさ!」
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「怖いね、秀ちゃん。」
「大丈夫だよ、唱子さん。俺が守るからね。」
「(あ!私の秀ちゃんに・・・!!ガルルルル!!)」
怖くなって秀太に寄り添う唱子。その彼女に対して優しく声を掛ける秀太。しかしそれを見ていた歌は面白くないからか、唱子に対して獣のような表情で睨み付けていたのだ。
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