43 / 54
④夏の林間キャンプ編
夏休みの林間キャンプ⑦
しおりを挟む
電車が出発すると秀太は緊張のあまりか天井を腕を組みながら見つめてじっとしていたのであった。
『この電車は大阪車両区の運転士は市川、車掌は私、坪井です。』
電車は最初の停車駅である日根野駅に向けて全力で走行していた。秀太はこれからどうなるのだろうか緊張とワクワク感でいっぱいであった。
「しゅーちゃん!」
「?」
突然唱子がニコニコしながら秀太に話しかけてきたので驚いたのであった。
「わっ、何?どうしたの?」
「秀ちゃん、なんか今日は機嫌悪そう・・・」
「いやいや、緊張して寝不足なだけ。何もないよ・・・!!」
秀太は一応誤魔化しはしたもののどうやら機嫌の悪さを見抜かれてしまった模様だ。それもそのはずまだ下松発言がいまだに耳から離れられないからだ。
「(あいつとは・・・関わるな・・・!!)」
すると突然頭を抱え始めた秀太は苦しそうな表情で叫んだのである。
「あーっ!!何があったか分からないけど関わるなと言われてもーーっ!!」
「おーい、うるさいぞ!」
カイトが注意をしても気持ちを抑えられない秀太であったが、唱子はそれを見て秀太の左腕を優しく掴んだのであった。
「秀ちゃん・・・落ち着いて・・・」
「唱子・・・さん・・・?」
「何があったか分からないけど・・・気持ちを乱したらダメよ。ゆっくり深呼吸して・・・目をつむって・・・羽を伸ばして・・・」
秀太は唱子の指示?通り、深呼吸して目をつむるとそのまま仮眠したのであった。
「白髪があるわ・・・色々な苦労をしてきたのが分かるわ・・・」
「唱子ちゃん?」
「カイトさん、ごめんなさいね。ご迷惑をおかけしました。」
「いやいや・・・大丈夫だよ。」
なぜかカイトに謝る唱子であった。一方の秀太は気持ち良さそうに電車の中で熟睡していたのであった。電車は和歌山を出てこれから紀勢本線に入るときであった。
「もう和歌山・・・」
唱子はいつのまにか和歌山に着いていたのを知り、驚いた。そして電車は紀勢本線に入り、目的地へと向かう。
『ここからは和歌山車両区の車掌は私、寺崎、運転士は浪川が皆様の旅の案内をします。』
「あれ?車掌が変わったわ。」
「ん・・・んん・・・唱子さん・・・これからは和歌山の電車区に入るから交代したん・・・だよ・・・むにゃむにゃ・・・」
「ウフフ、秀ちゃんは寝ながら話を聞いていたのね!!」
寝ながら会話をする秀太を見て唱子は笑顔を隠せずにいた。
『この電車は大阪車両区の運転士は市川、車掌は私、坪井です。』
電車は最初の停車駅である日根野駅に向けて全力で走行していた。秀太はこれからどうなるのだろうか緊張とワクワク感でいっぱいであった。
「しゅーちゃん!」
「?」
突然唱子がニコニコしながら秀太に話しかけてきたので驚いたのであった。
「わっ、何?どうしたの?」
「秀ちゃん、なんか今日は機嫌悪そう・・・」
「いやいや、緊張して寝不足なだけ。何もないよ・・・!!」
秀太は一応誤魔化しはしたもののどうやら機嫌の悪さを見抜かれてしまった模様だ。それもそのはずまだ下松発言がいまだに耳から離れられないからだ。
「(あいつとは・・・関わるな・・・!!)」
すると突然頭を抱え始めた秀太は苦しそうな表情で叫んだのである。
「あーっ!!何があったか分からないけど関わるなと言われてもーーっ!!」
「おーい、うるさいぞ!」
カイトが注意をしても気持ちを抑えられない秀太であったが、唱子はそれを見て秀太の左腕を優しく掴んだのであった。
「秀ちゃん・・・落ち着いて・・・」
「唱子・・・さん・・・?」
「何があったか分からないけど・・・気持ちを乱したらダメよ。ゆっくり深呼吸して・・・目をつむって・・・羽を伸ばして・・・」
秀太は唱子の指示?通り、深呼吸して目をつむるとそのまま仮眠したのであった。
「白髪があるわ・・・色々な苦労をしてきたのが分かるわ・・・」
「唱子ちゃん?」
「カイトさん、ごめんなさいね。ご迷惑をおかけしました。」
「いやいや・・・大丈夫だよ。」
なぜかカイトに謝る唱子であった。一方の秀太は気持ち良さそうに電車の中で熟睡していたのであった。電車は和歌山を出てこれから紀勢本線に入るときであった。
「もう和歌山・・・」
唱子はいつのまにか和歌山に着いていたのを知り、驚いた。そして電車は紀勢本線に入り、目的地へと向かう。
『ここからは和歌山車両区の車掌は私、寺崎、運転士は浪川が皆様の旅の案内をします。』
「あれ?車掌が変わったわ。」
「ん・・・んん・・・唱子さん・・・これからは和歌山の電車区に入るから交代したん・・・だよ・・・むにゃむにゃ・・・」
「ウフフ、秀ちゃんは寝ながら話を聞いていたのね!!」
寝ながら会話をする秀太を見て唱子は笑顔を隠せずにいた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ため息ひとつ――王宮に散る花びらのように
柴田はつみ
恋愛
「離縁を、お願いしたいのです」
笑顔で、震えずに、エレナはそう言った。
夫は言葉を失った。泣いてくれれば、怒ってくれれば、まだ受け止め方があった。しかしあの静けさは、エレナがもう十分に泣き終わった後の顔だと、ヴィクトルにはわかった。
幼なじみと結ばれた三年間。すれ違いは静かに始まり、深紅のドレスの令嬢によって加速した。ため息を飲み込み、完璧な微笑みを保ち続けた公爵夫人が、最後に選んだのは――。
王宮に散る花びらのような、夫婦の崩壊と再生の物語。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
なお、スピンオフもございます。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる