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①ダークステージ・オンライン
【ONLINE1】ダークステージ・オンラインへようこそ
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ー2019年5月20日ー
天気が少し怪しくなってきた川沿いの道を新聞配達用の原付で走行する男性がいた。彼の名前は【市川雄太】。31歳である。
「(ふぁ~、眠たい。)」
雄太は眠気を乗り越えてとにかく職場へと戻ろうとしていたのである。すると信号が赤だったので停車中に原付のスマホホルダーに取り付けていたスマートフォンでいつも通りに検索エンジンで調べ事をしていると突然画面全体が黒くなり白い文字で何かが表示されたのである。
ーダークステージ・オンラインー
「ダークステージ・オンライン?何だそりゃ。」
すると青になったので信号を右折して少し進んでから左折して幼稚園の通園コースの道に入り、その道の途中で誰もいないのを確認すると道端に原付を止めてその『ダークステージ・オンライン』の画面をタッチしたのであった。
「なんや、これ?・・・ってうわぁーっ!!!」
タッチした途端に画面から強力な光が放たれて雄太は目を両腕で光を塞ぐのに精一杯であった。
ーー
「一体何だったんだ・・・」
雄太は目を覚ますとなぜかいつの間に仰向けになって横になっていたのだ。しかも周りは真っ暗で何もない世界だ。原付すらなくどこにいるのか分からない。
「原付・・・ないぞ!?え、ここどこですか!?帰られへんの俺!?」
するとどこからか何者かの声が聞こえてきたのである。
《フフフ・・・貴様はもう帰ることは出来ない。『ダークステージ・オンライン』にようこそ!》
「ダークステージ・オンラインだと!?これはどういうつもりだ!?」
《まあ、説明をすれば長くなるが貴様はもう私の傘下にいるのだ。この世界から脱出したければ私を倒すか貴様が死ぬしかない。》
「死んだら・・・出られるのか!?」
《ああ、勿論だとも。ただし【貴様の世界でも死ぬ】けどな。貴様が【乗ってきた原付の上で命を落として横になっている】だろう。》
何と雄太はこの謎の世界から声の主を倒すか死ぬかでないと出られないというのだ。しかも死を以て脱出してもそれは雄太の本来の世界でも『死』を意味するのだ。
「じゃあ、どうしても出られないじゃないか!!ふざけんな!!一生いなくちゃいけないのか!?こんな訳の分からん世界によ!?」
《貴様は理解力はないのか。さっき【私を倒せば戻れる】と言ったろう。》
「そんなの無理に決まってるやろ!どうやって倒すの!?絶対無理やし!」
《勝手に決めつけるな!愚か者めが!》
「(えー!?無理矢理連れてこられて脅されて説教されて何この感じ~!?)それより俺は何でこの世界に連れてこられたんだ!お前は俺の敵だな!絶対許さないぞ!!」
《血の気の盛んなやつだな。私が敵か味方かはこれから少しずつ明らかになるだろう。しかしこれだけは言っておく。貴様をこの世界に連れてきたのはしっかりと意味があるということを忘れるな。》
「へ?」
《では、さらばだ!!》
すると声の主はいなくなったのである。
「おい!俺はこの世界で何すればいいの!?おーい、謎の世界主さんよ~!!ちゃんと説明せーやこら!この野郎~!!」
雄太は声の主に対して怒りの声を上げると周りの黒い世界が急にとある都会の街並みに変わったのである。
「あれ?ここはどこだ?」
雄太は辺りをキョロキョロ見渡しながら歩いていると警察官の格好をしている男性が近付いてきたのである。
「あ、お巡りさんですか!」
「貴様、不審者だな!?」
「へ!?」
「近年この世界に於いて重大なテロ事件や過激行動による暴動事件が相次いでいるのだ。どうやら貴様はその一味のようだな!?」
「いや、違いますよ!僕はただの一般人で・・・!!」
「問答無用!!待ちなさい!!」
突然警察官らしき男性は雄太に発砲しながら追いかけてきたのだ!
ー雄太ー
【レベル】1
【HP】82
【MP】25
【職業】無職
雄太に向けて発砲された一発が雄太の肩に当たった!
「うぉっ!?」
【HP】82→75
「痛いけど・・・我慢できる!?ロールプレイングの世界みたいだ。」
雄太は銃撃を受けても耐えてとりあえず全力で逃走し、何とか警察官らしき男性を振り払うことに成功したのだ。
「何か、ちょっと面白くなってきたぞ。」
この謎の世界での冒険が幕を開けようとしていた。しかし『ダークステージ・オンライン』の【ダークステージ】とは何なのか、この世界で雄太を待ち構えるのは何かまだこの時点で雄太は何も知らなかったのであった。
天気が少し怪しくなってきた川沿いの道を新聞配達用の原付で走行する男性がいた。彼の名前は【市川雄太】。31歳である。
「(ふぁ~、眠たい。)」
雄太は眠気を乗り越えてとにかく職場へと戻ろうとしていたのである。すると信号が赤だったので停車中に原付のスマホホルダーに取り付けていたスマートフォンでいつも通りに検索エンジンで調べ事をしていると突然画面全体が黒くなり白い文字で何かが表示されたのである。
ーダークステージ・オンラインー
「ダークステージ・オンライン?何だそりゃ。」
すると青になったので信号を右折して少し進んでから左折して幼稚園の通園コースの道に入り、その道の途中で誰もいないのを確認すると道端に原付を止めてその『ダークステージ・オンライン』の画面をタッチしたのであった。
「なんや、これ?・・・ってうわぁーっ!!!」
タッチした途端に画面から強力な光が放たれて雄太は目を両腕で光を塞ぐのに精一杯であった。
ーー
「一体何だったんだ・・・」
雄太は目を覚ますとなぜかいつの間に仰向けになって横になっていたのだ。しかも周りは真っ暗で何もない世界だ。原付すらなくどこにいるのか分からない。
「原付・・・ないぞ!?え、ここどこですか!?帰られへんの俺!?」
するとどこからか何者かの声が聞こえてきたのである。
《フフフ・・・貴様はもう帰ることは出来ない。『ダークステージ・オンライン』にようこそ!》
「ダークステージ・オンラインだと!?これはどういうつもりだ!?」
《まあ、説明をすれば長くなるが貴様はもう私の傘下にいるのだ。この世界から脱出したければ私を倒すか貴様が死ぬしかない。》
「死んだら・・・出られるのか!?」
《ああ、勿論だとも。ただし【貴様の世界でも死ぬ】けどな。貴様が【乗ってきた原付の上で命を落として横になっている】だろう。》
何と雄太はこの謎の世界から声の主を倒すか死ぬかでないと出られないというのだ。しかも死を以て脱出してもそれは雄太の本来の世界でも『死』を意味するのだ。
「じゃあ、どうしても出られないじゃないか!!ふざけんな!!一生いなくちゃいけないのか!?こんな訳の分からん世界によ!?」
《貴様は理解力はないのか。さっき【私を倒せば戻れる】と言ったろう。》
「そんなの無理に決まってるやろ!どうやって倒すの!?絶対無理やし!」
《勝手に決めつけるな!愚か者めが!》
「(えー!?無理矢理連れてこられて脅されて説教されて何この感じ~!?)それより俺は何でこの世界に連れてこられたんだ!お前は俺の敵だな!絶対許さないぞ!!」
《血の気の盛んなやつだな。私が敵か味方かはこれから少しずつ明らかになるだろう。しかしこれだけは言っておく。貴様をこの世界に連れてきたのはしっかりと意味があるということを忘れるな。》
「へ?」
《では、さらばだ!!》
すると声の主はいなくなったのである。
「おい!俺はこの世界で何すればいいの!?おーい、謎の世界主さんよ~!!ちゃんと説明せーやこら!この野郎~!!」
雄太は声の主に対して怒りの声を上げると周りの黒い世界が急にとある都会の街並みに変わったのである。
「あれ?ここはどこだ?」
雄太は辺りをキョロキョロ見渡しながら歩いていると警察官の格好をしている男性が近付いてきたのである。
「あ、お巡りさんですか!」
「貴様、不審者だな!?」
「へ!?」
「近年この世界に於いて重大なテロ事件や過激行動による暴動事件が相次いでいるのだ。どうやら貴様はその一味のようだな!?」
「いや、違いますよ!僕はただの一般人で・・・!!」
「問答無用!!待ちなさい!!」
突然警察官らしき男性は雄太に発砲しながら追いかけてきたのだ!
ー雄太ー
【レベル】1
【HP】82
【MP】25
【職業】無職
雄太に向けて発砲された一発が雄太の肩に当たった!
「うぉっ!?」
【HP】82→75
「痛いけど・・・我慢できる!?ロールプレイングの世界みたいだ。」
雄太は銃撃を受けても耐えてとりあえず全力で逃走し、何とか警察官らしき男性を振り払うことに成功したのだ。
「何か、ちょっと面白くなってきたぞ。」
この謎の世界での冒険が幕を開けようとしていた。しかし『ダークステージ・オンライン』の【ダークステージ】とは何なのか、この世界で雄太を待ち構えるのは何かまだこの時点で雄太は何も知らなかったのであった。
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