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第7章・Enemy search(敵探し)
竜太の弱さ
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直銅は竜太の目付きを見て言った。
「今回は君の目を見ていて感じたのが覇気を感じさせない目付きだ。これでは戦う気にもなれない。一度出直してこいとしか言えない。」
竜太は弱々しい表情を見せ、無言を貫いた。ヒナはその竜太を見ていると悲しくなってきたのである。
「竜太さん……私が平手打ちした時の強い表情はどうしたの……?」
「………………」
「竜太さん……」
「………………」
ヒナの目から涙が出てくると竜太はヒナの背中をトントンと叩いた。松浦も竜太の姿勢を見て弱々しい表情となっていた。
「竜太さん、どうしたんですか?らしくないですよ……」
「すみません。もう悔しくなって何も言えないです……」
竜太は多く語ることは出来なかった。京介もアドバイスは出来ず、言葉を出すことはなかった。
「まあ東住吉君、君がもう一度戦う目に戻ったときにもう一度相対しよう。さらばだ……」
そういうと直銅は去ってしまったのである。今の雰囲気では14階まで行く気力は誰にもない。すると竜太の携帯にサトキから連絡が来たのである。
「もしもしサトキさん?」
『竜太さんお疲れ様です。もしあれでしたら帰ってきてください。』
「いや……まだ14階まで……」
『もう少ししたら夜明けですよ。あと大変な情報が入りましたから至急です!!』
「分かりました!!」
電話を切ると京介に竜太は言った。
「サトキさんがなんかすごい情報を得たみたいだ。今日は帰ろう!!」
少し気持ちを切り替えて優しい表情をしていた竜太にヒナは言った。
「その笑顔が大切よ!!」
竜太はヒナの方を向いて笑顔で頷いた。
オフィスに戻った3人と一緒に松浦も同伴していた。松浦はサトキの幼馴染みであり、古い縁であった。
「10年ぶりだなサトキっちゃん!!」
「まっちゃんこそ久しぶり!!」
二人は笑顔で熱い抱擁をする。それを見ていた竜太は苦笑いしながらボソッと呟いた。
「なんかボーイズラブみたいやな(笑)。」
「竜太さんこそ女性の買うような男性ファッション雑誌をこの前購入していたの見ましたよ!!」
「あ、やめてや!!それバラすの!!」
サトキの指摘に竜太は焦る。そして周りは大爆笑に包まれた。
“ハハハハハハハハ!!!”
竜太は雪の方を見ると雪は竜太に笑顔を見せた。竜太はそれを見て安心したのであった。
「ところで例の情報についてだが……」
「ええ。雪ちゃんの入っていた箱の中をよく見るとこんなテープが貼っていましてここに送信した人物の情報や手がかりがあるのでは……と。」
「確かに何か書いてますね……でもこれ古代文字ではないですか?読めやしませんよ。」
文字は確かに読めないように暗号と化していた。皆が読むことが出来ない……が、雪がそのテープを見てなにかを呟き始めたのである。
「今回は君の目を見ていて感じたのが覇気を感じさせない目付きだ。これでは戦う気にもなれない。一度出直してこいとしか言えない。」
竜太は弱々しい表情を見せ、無言を貫いた。ヒナはその竜太を見ていると悲しくなってきたのである。
「竜太さん……私が平手打ちした時の強い表情はどうしたの……?」
「………………」
「竜太さん……」
「………………」
ヒナの目から涙が出てくると竜太はヒナの背中をトントンと叩いた。松浦も竜太の姿勢を見て弱々しい表情となっていた。
「竜太さん、どうしたんですか?らしくないですよ……」
「すみません。もう悔しくなって何も言えないです……」
竜太は多く語ることは出来なかった。京介もアドバイスは出来ず、言葉を出すことはなかった。
「まあ東住吉君、君がもう一度戦う目に戻ったときにもう一度相対しよう。さらばだ……」
そういうと直銅は去ってしまったのである。今の雰囲気では14階まで行く気力は誰にもない。すると竜太の携帯にサトキから連絡が来たのである。
「もしもしサトキさん?」
『竜太さんお疲れ様です。もしあれでしたら帰ってきてください。』
「いや……まだ14階まで……」
『もう少ししたら夜明けですよ。あと大変な情報が入りましたから至急です!!』
「分かりました!!」
電話を切ると京介に竜太は言った。
「サトキさんがなんかすごい情報を得たみたいだ。今日は帰ろう!!」
少し気持ちを切り替えて優しい表情をしていた竜太にヒナは言った。
「その笑顔が大切よ!!」
竜太はヒナの方を向いて笑顔で頷いた。
オフィスに戻った3人と一緒に松浦も同伴していた。松浦はサトキの幼馴染みであり、古い縁であった。
「10年ぶりだなサトキっちゃん!!」
「まっちゃんこそ久しぶり!!」
二人は笑顔で熱い抱擁をする。それを見ていた竜太は苦笑いしながらボソッと呟いた。
「なんかボーイズラブみたいやな(笑)。」
「竜太さんこそ女性の買うような男性ファッション雑誌をこの前購入していたの見ましたよ!!」
「あ、やめてや!!それバラすの!!」
サトキの指摘に竜太は焦る。そして周りは大爆笑に包まれた。
“ハハハハハハハハ!!!”
竜太は雪の方を見ると雪は竜太に笑顔を見せた。竜太はそれを見て安心したのであった。
「ところで例の情報についてだが……」
「ええ。雪ちゃんの入っていた箱の中をよく見るとこんなテープが貼っていましてここに送信した人物の情報や手がかりがあるのでは……と。」
「確かに何か書いてますね……でもこれ古代文字ではないですか?読めやしませんよ。」
文字は確かに読めないように暗号と化していた。皆が読むことが出来ない……が、雪がそのテープを見てなにかを呟き始めたのである。
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