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第14章・日常へ戻る時
短絡
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春日と飛鳥が笑い合っている時、初雁は誰かに電話をかけたのである。
「もしもし……『日輪(にちりん)』か?」
場面は変わり、ある住宅地にいた。
「はい……日輪ですよ。」
『今、お前一人だけか?』
「いえ、『霧島(きりしま)』と『由布(ゆふ)』がいます。それと『日向(ひゅうが)』は体調の問題で後で合流します。」
この日輪という男性は本名を『ボノ』といい、部下に霧島(ディラン)・由布(マクシムス)・日向(リンコーン)の3人がいる。日輪は木の実に気を投入することで色々な効用を発生させる“木の実使い”の能力者である。すると歩いていると車が止まっていたので手を上げて渡るとドライバーが何か言ったのである。
「おらっ!」
すると日輪は頭に血を上らせてその車(トラック)を蹴飛ばしたのである。車は横転し、ドライバーは怪我を負った。
「なんや、その態度。車だからって偉そうにしてるんじゃねえぞ!!」
怒りの表情を見せた日輪に二人はニヤニヤしていた。この日輪という人物は非常に短気のようだ。
「俺を怒らせたらただじゃすまないぜ…………」
「さすが日輪さん!」
「お前、奴に飲ませた興奮剤はまだあるか由布?」
「へっ?」
「あの興奮剤があれば俺の体力はさらに上がるはずだ。」
日輪は自分を褒めた由布からなぜか興奮剤を求め始めたのである。ただ由布はそれに難色を示したのである。
「まさかあの『有明(ありあけ)=本名・ミューズ=』に飲ませたあの興奮剤ですか?」
「そうだ。」
「やめましょう。あれは副作用が強烈で有明もそれでしばらく戦線離脱していましたし……」
「はよ出せっ!!」
「はいっ!!分かりました!!」
そして左ポケットに入れていた興奮剤を取り出すと由布は日輪に言った。
「ですが法にも引っ掛かる危険性が……」
「つべこべ言わずはよ渡せ!!渡さないとお前の“出自”を“あそこ”にばらすぞ!!」
「そ……それは勘弁してください!!それをされたら私は……」
「ならよこせ!!早くな!!」
「はい……どうぞ……」
由布は良心からか渡すのを渋ったが日輪は彼の弱みをちらつかせて渡させたのである。そしてその興奮剤を一気に飲み干すと日輪の身体に筋肉がさらについたのである。
「ああ!力がみなぎる!!ここよの『サッキーノ』住宅地の者達よ!!我々は“W様の王国”を作るのだ!!逆らうんじゃねえ……!!」
日輪の笑みは恐ろしいものであった。もはや狂気…………か。
「もしもし……『日輪(にちりん)』か?」
場面は変わり、ある住宅地にいた。
「はい……日輪ですよ。」
『今、お前一人だけか?』
「いえ、『霧島(きりしま)』と『由布(ゆふ)』がいます。それと『日向(ひゅうが)』は体調の問題で後で合流します。」
この日輪という男性は本名を『ボノ』といい、部下に霧島(ディラン)・由布(マクシムス)・日向(リンコーン)の3人がいる。日輪は木の実に気を投入することで色々な効用を発生させる“木の実使い”の能力者である。すると歩いていると車が止まっていたので手を上げて渡るとドライバーが何か言ったのである。
「おらっ!」
すると日輪は頭に血を上らせてその車(トラック)を蹴飛ばしたのである。車は横転し、ドライバーは怪我を負った。
「なんや、その態度。車だからって偉そうにしてるんじゃねえぞ!!」
怒りの表情を見せた日輪に二人はニヤニヤしていた。この日輪という人物は非常に短気のようだ。
「俺を怒らせたらただじゃすまないぜ…………」
「さすが日輪さん!」
「お前、奴に飲ませた興奮剤はまだあるか由布?」
「へっ?」
「あの興奮剤があれば俺の体力はさらに上がるはずだ。」
日輪は自分を褒めた由布からなぜか興奮剤を求め始めたのである。ただ由布はそれに難色を示したのである。
「まさかあの『有明(ありあけ)=本名・ミューズ=』に飲ませたあの興奮剤ですか?」
「そうだ。」
「やめましょう。あれは副作用が強烈で有明もそれでしばらく戦線離脱していましたし……」
「はよ出せっ!!」
「はいっ!!分かりました!!」
そして左ポケットに入れていた興奮剤を取り出すと由布は日輪に言った。
「ですが法にも引っ掛かる危険性が……」
「つべこべ言わずはよ渡せ!!渡さないとお前の“出自”を“あそこ”にばらすぞ!!」
「そ……それは勘弁してください!!それをされたら私は……」
「ならよこせ!!早くな!!」
「はい……どうぞ……」
由布は良心からか渡すのを渋ったが日輪は彼の弱みをちらつかせて渡させたのである。そしてその興奮剤を一気に飲み干すと日輪の身体に筋肉がさらについたのである。
「ああ!力がみなぎる!!ここよの『サッキーノ』住宅地の者達よ!!我々は“W様の王国”を作るのだ!!逆らうんじゃねえ……!!」
日輪の笑みは恐ろしいものであった。もはや狂気…………か。
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