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第17章・ステラガーデン死刑台編
宇宙会食⑦の29ー7 福知山慶三郎
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しかし、陰で拷問の様子を見ている人物がいた。
「(・・・何てひどいことを!)」
その男性は【福知山慶三郎】といい、福知山家次期当主で母方が神田家という人物だ。
「(助ける方法はある。僕の能力で・・・!!)」
慶三郎は用意していた紙と鉛筆で漫画を描きはじめたのである。
「・・・ん?何か視線を感じたが、気のせいか?」
男性は慶三郎に気付いていないようだが、辺りを見渡す。
「さあ、誰もいないならまだ拷問を続けよう。」
「あなたは、誰なんですか!?」
「俺?俺は【神田春翼】だ。神田家を追放された男だよ。」
「追放・・・?」
「ああ、【神田凌太】を殺害したとしてね。」
「凌太さん・・・鉄英さんから聞きましたけどあなたが殺したんですか!?」
「鉄英も口が軽いな。身内の死を他人に言うなんて。」
「違います!私を信用して話してくれたんです!」
「へえ・・・そうなんだ。」
「え・・・?」
「鉄英が持つ情報は、神田家の機密情報も多い。お嬢様の口がかたいとは言え、見過ごせない。決めた、ここで処刑や。」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「いや、待てない。」
春翼は女性が神田家の機密情報を抱えていると判断し、天に手をかざすと巨大な槍の形をした光が現れたのだ。
「(よし、完成だ!)」
その同じタイミングで福知山の絵が完成したのである。
「さあ、死ね!!」
「誰か・・・鉄英さん・・・!!」
光を女性に向けて放とうとした時、突然春翼は倒れたのだ。光も消え、女性は助かった。
「え?」
「僕が来ましたよ。」
「あなたは?」
「僕?僕は福知山慶三郎。しがない漫画家です(笑)。」
そして福知山は女性を十字架から助けると手を引っ張って走るのであった。
「さあ、ここから逃げましょう!」
「福知山さん!?」
「助けたい方がいるんでしょう?行きますよ!」
女性に助けたい人(鉄英)がいることが分かった福知山。鉄英の元へ行くために神田家へと向かう。
ーー
「おい、鉄英!?大丈夫か!?」
「やばい・・・やつがあいつを狙って・・・いる!」
「あまり喋るな!」
大量出血している鉄英を心配する長高。しかし・・・
「・・・!?誰だ、俺の身体に何を・・・!?」
突然、もがくように苦しむ長高。すると目の色が赤くなり、懐から短剣を取り出すとそれを鉄英の首に近付ける。
「長高、お前!!操ら・・・」
「これ以上喋るな・・・!!あの方の意志にのっとり、お前を殺す!!」
「やめろ・・・!!」
「死ね!!鉄英っっ!!」
何者かに操られた長高は鉄英に短剣を振りかざそうとすると、背後から叩かれたのか倒れて気絶したのである。
「誰だ!?」
「よかった、間に合ったね。彼は操られていましたが多分もう大丈夫でしょう。」
「あ、あなたは!?」
間一髪、助けが来たのである。神田家の一員と見られるが何者だろうか。
「(・・・何てひどいことを!)」
その男性は【福知山慶三郎】といい、福知山家次期当主で母方が神田家という人物だ。
「(助ける方法はある。僕の能力で・・・!!)」
慶三郎は用意していた紙と鉛筆で漫画を描きはじめたのである。
「・・・ん?何か視線を感じたが、気のせいか?」
男性は慶三郎に気付いていないようだが、辺りを見渡す。
「さあ、誰もいないならまだ拷問を続けよう。」
「あなたは、誰なんですか!?」
「俺?俺は【神田春翼】だ。神田家を追放された男だよ。」
「追放・・・?」
「ああ、【神田凌太】を殺害したとしてね。」
「凌太さん・・・鉄英さんから聞きましたけどあなたが殺したんですか!?」
「鉄英も口が軽いな。身内の死を他人に言うなんて。」
「違います!私を信用して話してくれたんです!」
「へえ・・・そうなんだ。」
「え・・・?」
「鉄英が持つ情報は、神田家の機密情報も多い。お嬢様の口がかたいとは言え、見過ごせない。決めた、ここで処刑や。」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「いや、待てない。」
春翼は女性が神田家の機密情報を抱えていると判断し、天に手をかざすと巨大な槍の形をした光が現れたのだ。
「(よし、完成だ!)」
その同じタイミングで福知山の絵が完成したのである。
「さあ、死ね!!」
「誰か・・・鉄英さん・・・!!」
光を女性に向けて放とうとした時、突然春翼は倒れたのだ。光も消え、女性は助かった。
「え?」
「僕が来ましたよ。」
「あなたは?」
「僕?僕は福知山慶三郎。しがない漫画家です(笑)。」
そして福知山は女性を十字架から助けると手を引っ張って走るのであった。
「さあ、ここから逃げましょう!」
「福知山さん!?」
「助けたい方がいるんでしょう?行きますよ!」
女性に助けたい人(鉄英)がいることが分かった福知山。鉄英の元へ行くために神田家へと向かう。
ーー
「おい、鉄英!?大丈夫か!?」
「やばい・・・やつがあいつを狙って・・・いる!」
「あまり喋るな!」
大量出血している鉄英を心配する長高。しかし・・・
「・・・!?誰だ、俺の身体に何を・・・!?」
突然、もがくように苦しむ長高。すると目の色が赤くなり、懐から短剣を取り出すとそれを鉄英の首に近付ける。
「長高、お前!!操ら・・・」
「これ以上喋るな・・・!!あの方の意志にのっとり、お前を殺す!!」
「やめろ・・・!!」
「死ね!!鉄英っっ!!」
何者かに操られた長高は鉄英に短剣を振りかざそうとすると、背後から叩かれたのか倒れて気絶したのである。
「誰だ!?」
「よかった、間に合ったね。彼は操られていましたが多分もう大丈夫でしょう。」
「あ、あなたは!?」
間一髪、助けが来たのである。神田家の一員と見られるが何者だろうか。
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