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第16章・ステラガーデン編
ブレーザーとフズ・ムジカ①
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ブレーザーがついに語り始めたのはキララが関心を示す“フズ・ムジカ”についてであった。
「そして我々の王国に関わるものがあり、それは“フズ・ムジカ”という音楽だ。まさか・・・子孫であるお前が関心を示すとは・・・運命とは不思議なものだな。」
「本当ね。以前はメータ村で第1楽章だけ見たことがあるの・・・だけどそれ以外はまだ目に通すどころかどこにあるかすら分からないの・・・」
「そうか・・・それを探していたのだな。しかしそれは簡単には見つからないだろう。そしてそこにはある歴史を隠しているのだ。」
「?」
キララはブレーザーの言い方にすこし違和感を感じたようだ。
「さすがキララだ。私の説明に何か感じたようだな。」
「ええ・・・その言い方だとユータ、あなたは何か知っているようね?」
「その通りだ。私は知っているよ。この“フズ・ムジカ”の一部は私が制作したのだ。」
「!?」
「驚いたか?まあ『交響曲・フズ・ムジカ・第1楽章“オズマの帝国”』から第9楽章まではある人物が作ったが第10楽章からは私が作ったのだ。」
「そういえば“コンサト村”の話から大分経ってあなたの時代と同じ頃に製作されていたような・・・」
「フフフ・・・本当はこれは“勇者リトン”の物語ではない。フズの者達が伝説でいう“コンサト村”の歴史を村民から聞いて大切な歴史を世界に広げるために書いたものだ。」
「・・・勇者リトンじゃないの?ならユータが手を加えた理由は何かしら?」
するとブレーザーは険しい表情を見せてキララに語ったのである。
「第10楽章から第12楽章は・・・その滅ぼされたという“コンサト村”の真実を記したものだ。」
「!?」
「音を操る勇者“リトン”はコンサト村を滅ぼした者を封印して倒した・・・とあるが実際はそうじゃない。私が存命の時代までまだ“オズマ帝国は実在した”のだ!!!」
「ど・・・どういう・・・」
「先程、私の説明にあったように父は責任転移するためと私のある力に目をつけて即位させるために王国を滅ぼしたと言ったろう?」
「うん・・・」
「あの王国こそ“フズ・ムジカ”に記されたコンサト村こと“オズマ帝国”そのものだったのだ!!フレーク諸島に存在した帝国は我々の国によって滅ぼされたのだ!!」
「うそ・・・!?」
「音楽の国と呼ばれ平和の礎を築いたはずのオズマ帝国は父達によって滅ぼされてしまったのだ。しかしこの楽譜は捕虜として連れてこられた私の親友の家族が護っていて処刑される前に当時の全9楽章を渡してくれたのだ。そして私は父達の悪行をすべて処刑されるまでの間に10から12楽章としてまとめ上げ、ある人に託したのだ。」
「じゃあ・・・復活云々の話はすべて嘘だったの?」
「いや、復活自体は本当だ。この国による都合の悪い歴史はな・・・」
「・・・!!」
「勇者リトン・・・それはこの村に流れ着いたフズの者達を地元の人々が尊敬していたのを表現したものだ。リトンは今は明かさないがフズの歴史の立役者である人物のことだ。そして・・・」
「・・・!!(ゴクリ・・・)」
「帝国を滅ぼしたのは我々の国であるということ。そしてこの世界の最高機関が強く関与しているという事実!!!」
「それが・・・“フズ・ムジカ”の真実・・・!!」
キララはブレーザーが語る真実に驚きを隠せなかったが、一つ一つの話に耳を傾けていたのだ。
「そして我々の王国に関わるものがあり、それは“フズ・ムジカ”という音楽だ。まさか・・・子孫であるお前が関心を示すとは・・・運命とは不思議なものだな。」
「本当ね。以前はメータ村で第1楽章だけ見たことがあるの・・・だけどそれ以外はまだ目に通すどころかどこにあるかすら分からないの・・・」
「そうか・・・それを探していたのだな。しかしそれは簡単には見つからないだろう。そしてそこにはある歴史を隠しているのだ。」
「?」
キララはブレーザーの言い方にすこし違和感を感じたようだ。
「さすがキララだ。私の説明に何か感じたようだな。」
「ええ・・・その言い方だとユータ、あなたは何か知っているようね?」
「その通りだ。私は知っているよ。この“フズ・ムジカ”の一部は私が制作したのだ。」
「!?」
「驚いたか?まあ『交響曲・フズ・ムジカ・第1楽章“オズマの帝国”』から第9楽章まではある人物が作ったが第10楽章からは私が作ったのだ。」
「そういえば“コンサト村”の話から大分経ってあなたの時代と同じ頃に製作されていたような・・・」
「フフフ・・・本当はこれは“勇者リトン”の物語ではない。フズの者達が伝説でいう“コンサト村”の歴史を村民から聞いて大切な歴史を世界に広げるために書いたものだ。」
「・・・勇者リトンじゃないの?ならユータが手を加えた理由は何かしら?」
するとブレーザーは険しい表情を見せてキララに語ったのである。
「第10楽章から第12楽章は・・・その滅ぼされたという“コンサト村”の真実を記したものだ。」
「!?」
「音を操る勇者“リトン”はコンサト村を滅ぼした者を封印して倒した・・・とあるが実際はそうじゃない。私が存命の時代までまだ“オズマ帝国は実在した”のだ!!!」
「ど・・・どういう・・・」
「先程、私の説明にあったように父は責任転移するためと私のある力に目をつけて即位させるために王国を滅ぼしたと言ったろう?」
「うん・・・」
「あの王国こそ“フズ・ムジカ”に記されたコンサト村こと“オズマ帝国”そのものだったのだ!!フレーク諸島に存在した帝国は我々の国によって滅ぼされたのだ!!」
「うそ・・・!?」
「音楽の国と呼ばれ平和の礎を築いたはずのオズマ帝国は父達によって滅ぼされてしまったのだ。しかしこの楽譜は捕虜として連れてこられた私の親友の家族が護っていて処刑される前に当時の全9楽章を渡してくれたのだ。そして私は父達の悪行をすべて処刑されるまでの間に10から12楽章としてまとめ上げ、ある人に託したのだ。」
「じゃあ・・・復活云々の話はすべて嘘だったの?」
「いや、復活自体は本当だ。この国による都合の悪い歴史はな・・・」
「・・・!!」
「勇者リトン・・・それはこの村に流れ着いたフズの者達を地元の人々が尊敬していたのを表現したものだ。リトンは今は明かさないがフズの歴史の立役者である人物のことだ。そして・・・」
「・・・!!(ゴクリ・・・)」
「帝国を滅ぼしたのは我々の国であるということ。そしてこの世界の最高機関が強く関与しているという事実!!!」
「それが・・・“フズ・ムジカ”の真実・・・!!」
キララはブレーザーが語る真実に驚きを隠せなかったが、一つ一つの話に耳を傾けていたのだ。
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