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第16章・ステラガーデン編
別れ
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その頃、キララはブレーザーの話を聞いていたが突然、彼は別れを告げたのである。
「ありがとう、キララ。話を出来て本当によかった。」
「ユータ、もしかして・・・」
「ああ、もう終わりだ。私は元の世界へと帰らねばならぬ。」
「やだっ!!別れたくないよ!!ユータとまだいたいよ!!生き返って!!それでまた一緒に遊ぼうよ!!」
キララは別れが辛く、泣きながらブレーザーにしがみついたのである。ブレーザーは笑顔を見せてこう語る。
「キララ・・・私の主にあったなら伝えてくれ。『ユータはあなたたちのせいで死んだのではなく、役目を果たし終えたから元の世界に戻ったのだ』と。それと左手首を握らせてほしい・・・」
「?」
キララは左手首をブレーザーに近付けると彼はそれを掴んで気を注入したのである。すると身体の怪我が完治しただけでなく、左手首を触ると今までよりさらに柔らかくなっていたのである。
「ユータ、これは・・・?」
「キララが能力を強化できるよう左手首を柔らかくした。これでお前の能力はさらなるレベルアップをするだろう。」
ブレーザーはそういうとキララに握手をしたのである。キララの左手はブレーザーの右手の温かさをしっかり感じ取っていた。
「ユータの右手・・・温かい・・・優しい気持ちになれる・・・」
「ありがとう・・・精神的に強くなれたキララならどんな敵も倒せる。もう一人で抱え込むな・・・仲間がいるだろう?彼らならお前の身を委ねても大丈夫。あとためこまずに泣きたいときは泣いてその分笑えばいい。喜怒哀楽を押さえていた時期はもう過去だ・・・頑張るのだぞ!!!」
ブレーザーはキララに笑顔を見せると身体から光を発し、消えようとしていたのである。
「・・・!?行かないで!!ユータ!!待って!!私とまだ・・・」
すると光りは大きく強力なものとなり落ち着く頃にはもうブレーザーの姿はなかったのである。キララは泣きながら叫んだ。
「ユーーーーータっ!!!」
キララは目を覚ました。
「はっ!!」
キララのそばには二人の男性がいた。
「キララちゃん!?」
「キララ・・・大丈夫か!?」
二人は竜太と菊三朗であった。カッファン達は既にいなかったのである。
「二人組の男性が僕らを探しにきて伝えてくれたんだ。意識がないと・・・」
「キララ!!本当に身体は大丈夫か!?」
「ユータ・・・どっかいっちゃった・・・竜太さん、おじさん・・・私・・・私・・・うぅ・・・」
キララは大粒の涙を流して今度は竜太にしがみついたのである。竜太は事情が分からず戸惑っていた。
「何があったんだ?」
「私・・・ユータのためにもヒナさんを助けるためにも頑張るから・・・うぅ・・・」
「よく分からないけど一緒に頑張ろうね。」
するとキララは竜太にしがみつくのをやめると左手首の異変を感じた。キララはまさかと思い触ると左手首は確かに柔らかくなり、ブレーザーの温かさを感じたのであった。そして声が聞こえた。
『キララ・・・いつでもお前を見守っているからな・・・』
「ユータ・・・ありがとう・・・!!」
「キララちゃん、頑張ろうな!!」
「うん!!」
竜太の檄も受けてキララは頑張る決意を強めたのであった。
「ありがとう、キララ。話を出来て本当によかった。」
「ユータ、もしかして・・・」
「ああ、もう終わりだ。私は元の世界へと帰らねばならぬ。」
「やだっ!!別れたくないよ!!ユータとまだいたいよ!!生き返って!!それでまた一緒に遊ぼうよ!!」
キララは別れが辛く、泣きながらブレーザーにしがみついたのである。ブレーザーは笑顔を見せてこう語る。
「キララ・・・私の主にあったなら伝えてくれ。『ユータはあなたたちのせいで死んだのではなく、役目を果たし終えたから元の世界に戻ったのだ』と。それと左手首を握らせてほしい・・・」
「?」
キララは左手首をブレーザーに近付けると彼はそれを掴んで気を注入したのである。すると身体の怪我が完治しただけでなく、左手首を触ると今までよりさらに柔らかくなっていたのである。
「ユータ、これは・・・?」
「キララが能力を強化できるよう左手首を柔らかくした。これでお前の能力はさらなるレベルアップをするだろう。」
ブレーザーはそういうとキララに握手をしたのである。キララの左手はブレーザーの右手の温かさをしっかり感じ取っていた。
「ユータの右手・・・温かい・・・優しい気持ちになれる・・・」
「ありがとう・・・精神的に強くなれたキララならどんな敵も倒せる。もう一人で抱え込むな・・・仲間がいるだろう?彼らならお前の身を委ねても大丈夫。あとためこまずに泣きたいときは泣いてその分笑えばいい。喜怒哀楽を押さえていた時期はもう過去だ・・・頑張るのだぞ!!!」
ブレーザーはキララに笑顔を見せると身体から光を発し、消えようとしていたのである。
「・・・!?行かないで!!ユータ!!待って!!私とまだ・・・」
すると光りは大きく強力なものとなり落ち着く頃にはもうブレーザーの姿はなかったのである。キララは泣きながら叫んだ。
「ユーーーーータっ!!!」
キララは目を覚ました。
「はっ!!」
キララのそばには二人の男性がいた。
「キララちゃん!?」
「キララ・・・大丈夫か!?」
二人は竜太と菊三朗であった。カッファン達は既にいなかったのである。
「二人組の男性が僕らを探しにきて伝えてくれたんだ。意識がないと・・・」
「キララ!!本当に身体は大丈夫か!?」
「ユータ・・・どっかいっちゃった・・・竜太さん、おじさん・・・私・・・私・・・うぅ・・・」
キララは大粒の涙を流して今度は竜太にしがみついたのである。竜太は事情が分からず戸惑っていた。
「何があったんだ?」
「私・・・ユータのためにもヒナさんを助けるためにも頑張るから・・・うぅ・・・」
「よく分からないけど一緒に頑張ろうね。」
するとキララは竜太にしがみつくのをやめると左手首の異変を感じた。キララはまさかと思い触ると左手首は確かに柔らかくなり、ブレーザーの温かさを感じたのであった。そして声が聞こえた。
『キララ・・・いつでもお前を見守っているからな・・・』
「ユータ・・・ありがとう・・・!!」
「キララちゃん、頑張ろうな!!」
「うん!!」
竜太の檄も受けてキララは頑張る決意を強めたのであった。
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