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第17章・ステラガーデン死刑台編
ついにその日③
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するとヒナの近くにある老人の男性が近づいてきたのである。
「やあ・・・君は。わしの妻に似ているなあと思ってな・・・フォフォフォ・・・」
「はじめまして、そうなんですか?私は猫屋敷日奈凛です。あなたは?」
「わしはな・・・ドーリンから来た日尻彦次じゃ。わしは父方の祖父は日尻水晶の兄で母方の祖父はヴィン・・・いや、何でもない。」
「?」
「わしはな・・・ドーリンで生まれ育ってずっとずっと何らトラブルとは無縁で育ってきた。ただ強いて悪いことがあったといえば二人の娘が行方不明になったことじゃ。」
「え?行方不明に?」
「そうじゃ・・・もう60年以上も前になるかの・・・ある日娘二人が突然消えたのじゃ。それからというもの寂しくて寂しくてのお・・・」
「娘さんの行方は?」
「分からない。そりゃわしにも分からない。知っていれば探しにいくわいな・・・」
「そうですよね・・・ごめんなさい。」
「気にするな。わしも悪かった。まあそういうことがあったというだけじゃ。」
「(見つかるかな・・・)」
「お嬢ちゃん、わしのルーツを教えようかの?」
「はい!」
すると彦次は自身のルーツについて熱く語り始めたのである。
「わしは普通の家系じゃあない。父方祖父は日尻家、母方祖父はヴィンスターチ家・・・」
「ヴィンスターチ?」
「それは別の機会に教えようぞ。また父方祖母は彼女の父方がスーザックの周参見野家、母方がリテンの浦家である。また母方祖母はどこかの名門家の出身だというが詳細は分からないのじゃ。」
「すごい・・・」
すると母方祖母の家系は分からないものの彦次はヒナの顔を見て語る。
「君は外祖母にも似ているし、妻にも似ている。フォフォフォ・・・わしはのぉ・・・君と出会えてよかったわい。」
突然“出会えてよかった”と言い出すので驚いたのであった。
「いえ、私は別に・・・特に関係もないんで・・・」
彦次は何故か人の前世や人のこれまでの生い立ちやしゃべるだけで分かるという。
「あ・・・!?」
彦次はヒナの顔を見てなにかを感じたようであった。
「やあ・・・君は。わしの妻に似ているなあと思ってな・・・フォフォフォ・・・」
「はじめまして、そうなんですか?私は猫屋敷日奈凛です。あなたは?」
「わしはな・・・ドーリンから来た日尻彦次じゃ。わしは父方の祖父は日尻水晶の兄で母方の祖父はヴィン・・・いや、何でもない。」
「?」
「わしはな・・・ドーリンで生まれ育ってずっとずっと何らトラブルとは無縁で育ってきた。ただ強いて悪いことがあったといえば二人の娘が行方不明になったことじゃ。」
「え?行方不明に?」
「そうじゃ・・・もう60年以上も前になるかの・・・ある日娘二人が突然消えたのじゃ。それからというもの寂しくて寂しくてのお・・・」
「娘さんの行方は?」
「分からない。そりゃわしにも分からない。知っていれば探しにいくわいな・・・」
「そうですよね・・・ごめんなさい。」
「気にするな。わしも悪かった。まあそういうことがあったというだけじゃ。」
「(見つかるかな・・・)」
「お嬢ちゃん、わしのルーツを教えようかの?」
「はい!」
すると彦次は自身のルーツについて熱く語り始めたのである。
「わしは普通の家系じゃあない。父方祖父は日尻家、母方祖父はヴィンスターチ家・・・」
「ヴィンスターチ?」
「それは別の機会に教えようぞ。また父方祖母は彼女の父方がスーザックの周参見野家、母方がリテンの浦家である。また母方祖母はどこかの名門家の出身だというが詳細は分からないのじゃ。」
「すごい・・・」
すると母方祖母の家系は分からないものの彦次はヒナの顔を見て語る。
「君は外祖母にも似ているし、妻にも似ている。フォフォフォ・・・わしはのぉ・・・君と出会えてよかったわい。」
突然“出会えてよかった”と言い出すので驚いたのであった。
「いえ、私は別に・・・特に関係もないんで・・・」
彦次は何故か人の前世や人のこれまでの生い立ちやしゃべるだけで分かるという。
「あ・・・!?」
彦次はヒナの顔を見てなにかを感じたようであった。
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