ヒナの国造り

市川 雄一郎

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第17章・ステラガーデン死刑台編

阻止への一歩

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 その頃、ある人物が死刑台付近をうろうろしていたのであった。


 「・・・」


 するとその男性を数人の男達が囲む。


 「おい・・・貴様・・・末里すえり12兄弟の監視下に置かれているのに気づかなかったか?」


 男性は辺りを見渡す。たしかに12人いる。


 「我らは末里12兄弟!!俺は長男・覚水かくすい!!」


 「あっしは次男の龍慶りゅうけいじゃ!!」


 「ぼかぁ、三男の国真こくしんぜよっ!!」


 「おいらは四男の“デリシャス・ストーリー”の實志留みしるだぁい!!」


 「わっしは五男の・・・等基らきじゃあ。」


 「俺は六男の蓮司れんじ様だあ!!」



 「フフフ・・・七男の得丸とくまるですとも・・・」


 「八男の八郎はちろうとは俺様のことよぉ~!!」


 「九男・ひさしです。」


 「十男はこのわたくしめ・・・十次かずつぐでございます。以後お見知り置きを・・・」


 「おりゃあ、十一男の白聖はくせいでございやす。ある男を追跡中ですわあ。」


 「はい、私は十二男の志佐しざと申します。“シュロの怪童”と異名があります。」


 12人の個性のある面々だが男性は関心がないのか通り過ぎ去ろうとしたのであった。すると七男の得丸が男性に絡んできたのである。


 「やあやあ、逃げるのかい?そりゃ許しませんよぉ・・・!!」


 逃がす気のない姿勢の得丸だったが男性は12人を睨み付けたのであった。


 「・・・!!」


 「な・・・何ですと!?」



 一方、死刑台の下で待機するヒナは不安を胸に秘めていたのであった。


 「誰か・・・助けに来てくれるのかな?」


 「ぐわぁーーーっはっはっはっ!!大丈夫だぜお嬢ちゃん!!誰かが来てくれるワイっ!!」


 不安はあれど誰かが来ることを信じるしかなかったのである。ヒナは誰かが来ることを待ちながら眠りについたのである。


 「・・・しまった!!」


 ヒナは目を覚ましたのである。すると死刑執行の開始が近付いていたのである。


 「ああ・・・どうしよう・・・」



 その頃、男性は何事もなかったかのようにある場所へと向かう。


 「・・・」


 一方、末里12兄弟は全員があっさりやられていたのであった。


 「やられましたね・・・あの人・・・通りの人物でした。」


 十男・十次はそう呟いたのである。
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