新大陸の冒険者支援課 ~新大陸での冒険は全て支援課にお任せ!? 受け入れから排除まであなたの冒険を助けます!~

ネコ軍団

文字の大きさ
160 / 303
第3章 灼熱の砂海を渡る一輪の花

第160話 二人組の囚人

しおりを挟む
 日の光はほとんど届かずうす暗い階段…… つい最近に設置されたと思われる、真新しい松明の灯りだけがわずかに扉と脇にある石柱を照らしている。ここは砂塵回廊の第七十六階層、現在調査が済んでいる砂塵回廊の一番深い場所である。
 階段に六つの白い光が現れすぐに消えた。光の中からクレア達が姿を現した。転送前と同じようにクレアが先頭でオリビアとグレゴリウスが続き、クロース、キティル、メルダで最後尾にグレンという並びだ。

「みんないますね」
「あぁ大丈夫だ」

 手を上げてクレアに最後尾にいるグレンが答える。グレンの言葉を聞きクレアはうなずいた。彼女はランタンに灯りをつけるおt扉に手をかけた。扉を開ける前に皆に顔を向けたクレアが口を開く。

「この扉の向こうは未知の領域です。みんな気を引き締めて行きますよ」
「あぁ。わかった。行こう。クレア」

 うなずいたクレアは扉を開けた。中は第一階層や牢獄の町と同じ石で出来た壁と床の暗い廊下が続いている。クレアたちはランタンに灯りを頼りに進む。
 グレゴリウスが歩きながら怯えた顔で周囲をうかがう。他の者は慣れているのか時折周囲を警戒しながら平然と歩く。グレゴリウスはオリビアに視線を向けた、まっすぐ前を向く妻に彼は少しほっとした顔で話しかける。

「うす暗いね…… さっきいた場所と全然違う……」
「人間や魔族が関与していない自然のダンジョンなんてこんなもんだ」
「へぇ。さすがオッちゃん! 物知りだね」
「えへへ」

 褒められたオリビアは恥ずかしそうに笑うのだった。二人の様子を後ろにいたキティルが見つめている。

「仲良しですね。あの二人…… まぁ夫婦だから当たり前ですね」
「えぇ。オリビアを一番制御できるのはおそらく彼ですわ」
「へぇ…… ふふ。まさか戦いの後で勇者の弱点を知るなんてね」

 仲睦まじい姿を見せる二人を見てメルダが微笑む。クロースは振り返り呆れた顔をする。

「弱点…… 違いますわ。彼女にとってグレゴリウス様は力の源ですわよ」
「えっ!? そうなの? だってオリビアは彼のせいで帝国から利用されようとしているんでしょ?」
「ふふふ。お若いですわね。あなたもいずれわかりますわよ」
「なによ!!」

 眉間にシワを寄せ怒った顔をするメルダにクロースは優しくほほ笑むのだった。
 最後尾を歩くグレンは会話をする三人を見つめている。彼は目を赤く光らせオーラをまとい獣化ビーストもモードを使っていた。グレンの耳がぴくっと動く。顔を上げた彼はクレアに叫ぶ。

「義姉ちゃん! 止まれ! 前から人の声がする」
「えっ!?」

 クレアは振り返り止まった。クレア以外は声など聞こえず不思議な顔をしていた。獣化ビーストモードを使用することでグレンの五感は強化され、通常の人間より聴覚は何倍もよくなっているのだ。
 ランタンを掲げて前を確認するクレア、十メートルほど先で道が分かれている。

「道が分かれてます。声がする方角はわかりますか?」
「えっちょっと待って……」

 グレンは手を耳に当て神経を集中する。かすかに右側から女性の声が聞こえている。

「右だな」
「わかりました。右に行きましょう」

 うなずいたクレアは分かれ道を右へ曲がり、彼女に皆が続くのだった。その後も何度か道が分かれていたが同じように進んだ。音が聞こえてから歩き始めて数十分が過ぎていた。

「うん!? 先が明るく…… オリビアちゃん。グレゴリウス様を頼みますね」
「あぁ。任せろ」
「じゃあみなさん行きますよ」

 先頭を行くクレアの通路の先が明るく照らされているのが見えた。通路の先が明るい広い空間になっているようだ。クレアは振り向きオリビアに声をかけ進むのだった。

「待ってください……」

 通路の出口の手前でクレアは速度を落とし立ち止まると振り向いて全員を止めた。彼女は壁に背をつけて慎重に通路から顔をだし覗き込む。

「あれは……」

 通路の先は大きな四角い部屋で天井も十メートルほどと高い。壁の四隅に五メートルと超える鉄の器に巨大な松明で部屋全体が照らされている。灯りに照らされた壁にびっしりと絵が描かれているのが分かる。

「ぷほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 部屋の中央で巨大な二つの塊がぶつかり合っていた。一つは牛の頭を持つ人型の魔物ミノタウロスで部屋の中央で声を上げていた。ミノタウロスは二メートルくらいの身長に筋骨隆々の頑丈な体に下半身に刃鱗上の腰当と膝当て、上半身は裸で手首に籠手を装備し柄の長い斧を持って振り下ろした姿勢をとっていた。
 ミノタウロスが振り下ろした斧の先には大きなヘッドが丸いハンマーが見える。塊のもう一つはハンマーを持つ丸い球体のような体をした男性囚人だった。

「くぅ! 負けないばい!!!」
 
 ミノタウロスに向かって叫ぶ男性囚人、クレアは彼に見おぼえがあった。少し考えてから頭をひっこめた。

「あれ…… ジーガーさんですね」

 手招きしてグレンを呼ぶクレアだった。グレンは前に出て彼女の横から部屋を覗き込む。

「あぁ。面倒だな」

 男性囚人は二人がクレモント洞窟で捕まえた海賊ジーガーだった。ジーガーの後ろに長い黒髪の女性が見える。クローディアは横を向き壁をジッと見つめて腕を組んでいる。

「あそこにいるのがクローディアみたいだな」
「そうですね…… 彼女…… あの鎧を着ていますね」

 長い黒髪の女性はクローディアでジーガーが着ていた鎧を装備している。

「ぷほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「ぐっ」

 ミノタウロスに押され始めたジーガーだった。彼の両手に必死に力を込め、前進は重く押され床にめり込んでいくように感じる。

「おい! おまん! 手伝うばい!!!」

 ジーガーは前を向いたまま後ろにいるクローディアに叫ぶ。クローディアは彼の言葉に反応はせず顔をあげ壁の絵を見つめている。

「……」
「おい! 無視を…… チッ!!!」

 斧を押し込んだミノタウロス、押されたジーガーが後ずさりした。ミノタウロスは素早く斧を戻した構えると横から斧を振りぬいた。巨大な斧が鋭く横からジーガーへと伸びる。彼はなんとか反応してハンマーで斧を迎え撃った。

「ぐわあああああああああああああああああああああああ!!!!」

 ミノタウロスの斧は力強く振りぬかれた。ハンマーは弾かれジーガーの体は吹き飛んだ。

「がは!!」

 肩から壁に打ち付けられるジーガーだった。そのままの勢いで頭を壁に打ち付け意識がもうろうとする。

「チッ……」

 衝撃音がして天井や壁から砂埃が舞ってクローディアが見ていた壁画に降りかかった。彼女は顔をしかめ舌打ちをして迷惑そうに壁に打ち付けられたジーガーを見た。

「あっああああ……」

 頭から血を流し壁に手をついて何とか体を支えるジーガーだった。クローディアは彼の頭がぶつかって血が付いた壁を見て不機嫌な顔をする。

「ぷほおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 ミノタウロスがジーガーに向かって斧を振り上げた。

「ふん……」

 クローディアはそれを見て走り出した。直後にミノタウロスの斧がジーガーに振り下ろされた。

「あっあああ……」

 遠のく意識でぼーっとしていたジーガー、彼の視線には振り下ろされる斧はゆっくりと見えていた。しかし、その視界が小さな人影によって遮られる。
 大きな音がしてミノタウロスの斧が止まった。左手でクローディアがミノタウロスの斧を受け止めていた。

「ぷほ! ぷほ!? ぷほおおおおおおお!!!!?????」
 
 ミノタウロスが斧を抜こうとしているがピクリとも動かない。声と表情からミノタウロスが焦っているのがわかる。クローディアはミノタウロスを睨みつけ右手を向けた。

「邪魔しないで!!! アイスランス!!!!」

 右手から氷の槍が現れミノタウロスの額へ一直線に伸びていく。白い冷気をなびかせる二メートルほどの槍は鋭く伸び額を貫いた。

「ぷほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

 ミノタウロスは叫び声をあげ目を大きく見開いて額から血を流し動かなくなった。クローディアは右手を押すように動かした。彼女の手から氷の槍が離れミノタウロスは額を貫かれたまま背中から倒れた。大きな音がして地面にミノタウロスが転がり突き刺さっていた氷の槍は倒れた衝撃でバラバラになった。

「あと…… 早く行かないと…… そうすれば帝国に…… クッ!!!」

 解けた氷の槍がはなつ冷気で白む倒れたミノタウロスを一瞥し、ぶつくさとつぶやいてクローディアは歩き出した。彼女は眉間にシワをよせ厳しい表情だが、どこか悲壮感と疲労と悔しさがにじんでいた。

「まっ待つばい! おいを置いて行くんじゃなか!!」

 クローディアはジーガーを無視して歩いて行ってしまった。ジーガーはふらつきながらハンマーを杖替わりにして彼女のついていくのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜

サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。 〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。 だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。 〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。 危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。 『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』 いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。 すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。 これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!

椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。 しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。 身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。 そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

処理中です...