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第2章 闇に沈む鉱山を救え
第76話 闇への誘い
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リンガル洞窟亭を出たグレン達は、地下街の北に位置するリンガル洞窟亭からさらに北へと進む。道中では数体のマウンテンデスワームに寄生されたオークが襲って来たが彼らは難なく退けた。
町の外れまで来るとトロッコのレールが敷かれており、レールは壁にある大きな穴へと続いている。穴は坑道で、壁を木で補強し道は松明で照らされて明るい。
グレン達は坑道へ足を踏み入れ先に進む。途中でまたオークと遭遇したり、作業中の鉱夫や探索中の冒険者と出会いながら歩き続ける。
「えっとそこを右です」
地図を見ながら先導するグレンにプリシラが声をかける。
彼女の案内で迷路のような坑道を上下左右と移動を繰り返し、歩くこと一時間、目の前に木の壁が崩れて真っ暗な通路が現れた。他と違い補強されておらず岩がむき出しで、灯りもなく真っ暗で坑道なのかただの空洞なのかわからないこの穴が第五十三坑道へとつながっている。
「ここから先は灯りがないから各自灯りを……」
穴を覗き込んでいた、グレンは振り返りクレアに向かって手を差し出した。彼女の鞄には二人用のランタンが入ってるからそれをもらおうとしてる。
「心配ありませんわ。私にお任せください」
クロースがクレアとグレンを制して穴の中へ入った。彼女は背負っていたハルバードを取り出して両手で持った。
「はあああああ」
気合を入れて両手に力を込めて勢いよく上へと突き上げた。刃が一瞬白く光った直後に、周りに小さな黒い雷雲が立ち込めてきた。ゴロゴロと音がして雲の中から常に、小さな雷が発生しその光が坑道の闇を照らしている。
満足そうに雷雲を見てクロースがグレン達の方を向いた。クレアとオリビアは平然としているが、プリシラとグレンは呆然と浮かぶ黒の雷雲を見つめていた。
「私の能力で稲光といいますの。少しゴロゴロうるさいですが雷の音で魔物が近づいて来ませんわ」
自分の能力を少し得意げに語るクロース、彼女が話し終わると穴の前に居たグレンが飛び出して来た。笑顔でグレンはクロースが作り出した雷雲を見上げている。稲光が出す青い光が笑顔のグレンを照れしている。
「うわぁ。明るいな。すげえ! クロースさんってこんなことも出来るんですね」
クロースの方を向いたグレンは目を輝かせて彼女を褒めた。
「えっ!? えぇ。まぁわたくしもそれなりに経験はありますからね……」
頬を赤らめクロースはグレンの目から自分の顔をそむけた。急に褒められて驚いたのと、グレンの子犬のような真っ直ぐでつぶらな瞳から出る視線にさらされて恥ずかしかったようだ。
「他にはなにか効果はないんですか?」
「はっはい。万が一魔物が近づいて来たとしても自動で迎撃してくれますのよ。その強力な威力でスライムくらいなら一瞬で蒸発させられますわ」
「おぉ! すげえ!」
グレンはクロースの側で遊ぶ子犬のようにはしゃいで雷雲についてさらに質問をしている。クロースはグレンの様子に少しとまどいながらも彼の質問に答えている。褒められて嬉しそうにするクロース、グレンはまるで子供がヒーローにあったかのような羨望の眼差しで彼女を見つめていた。
オリビアとプリシラは二人の様子を微笑ましく見て、なぜかクレアは不満そうに口を尖らせるのだった。クロースの作り出した稲光に照らされグレン達は第五十三坑道を目指して進む。
グレンとクレアが並んで先頭を進みプリシラが真ん中でオリビアとクロースが後に続く。
前を行く三人は普通に歩き最後尾のクロースはハルバードを掲げ、その横でオリビアはクレアからもらった弁当から茹でた鶏肉が入った器を持って食べながら歩いていた。
「きゃっ!」
悲鳴が聞こえた。武器に手をかけて、グレンとクレアはすぐに振り返った。すぐ後ろを歩いていたプリシラが立ち止まっていた。
「ごっごめんなさい。石につまずいただけです……」
気まずそうにプリシラは二人に答える。軽く息を吐いたグレンとクレアは顔を見合わせて笑った。
グレン達が前を向いて再び歩き出した、クレアはプリシラを気にして時々振り返って彼女の様子をうかがう。プリシラは落ち着かない様子で、キョロキョロと周囲をうかがっている。クレアはそんな彼女を見て首をかしげた。
「どうしたんですか? 整備されてない坑道ですからしっかり前を向いて歩かないと危ないですよ。」
「ごっごめんなさい。ただ…… ここはもう魔物の巣窟なんですよね。いくら雷雲が守ってくれると思っても不安で……」
怯えた様子で振り返りクロースが作り出した、雷雲にプリシラは視線を向けた。クレアは彼女の言葉を聞いて微笑む。
「大丈夫ですよ。彼らは誰かに操られてます。闇雲に私達を襲ったりはしないはずです」
「えっ!?」
「ですわね。腕のいい魔獣使いも居るものですわ。でも…… ここは町の外よりも魔物の気配がしませんわ…… これは私達を誘っている…… えっ!?」
クロースが驚いた顔をする。クレアがプリシラの後ろで口元に手を置いてシーと息を吐いている。思わずクロースが黙った。オリビアが鶏肉を食べる手を止め急に二人の会話に入ってきた。
「どうだろう。魔獣使いが使役するには魔物にもある程度の知性が必要だ。知性の乏しいクイーンデスワームを使役できるだろうか」
悩んだ顔をしたオリビア、話しが聞こえたグレンは振り返ってオリビアに答える。
「あっ。それだけど…… 退魔の魔法ライアースプリットを込めた魔石に干したサボテンとグワランドウの実をすりつぶして塗った物を食わせれば良い。そうすればクイーンデスワームみたいな知能の低い魔物を使役は出来るようになるぞ」
「本当なのか?」
「あぁ。砂漠地方の伝統的なサンドワームを手懐ける方法だ。実家にいるときに習った」
グレンの言葉を聞いたオリビアは、考え込んだ顔をして下を向きおもむろに器に入った茹でた鶏肉を片手でちぎって口に放り込む。
「モグモグ…… ということは…… どうやったらそれが解けるかも君は分かるんだよね?」
顔を上げたオリビアはグレンの近くまで歩いて来て、真剣な表情でグレンを見つめ問いかける。
「あぁ。大丈夫。解除の薬は作り方は分かる。ただ…… ライアースプリットの魔石を用意しないとな……」
「大丈夫だ。私は勇者だぞ。他の魔法ならダメだが退魔の魔法なら得意だ」
グレンに向かって笑ってオリビアは、右手の指についた鳥のかすを舐めながら少し自慢げに答えた。
「さすが伝説の勇者オリビアだな」
「いやぁ君こそ。優秀な薬師で良い弟だな! 頼りにしてるぞ」
笑ってオリビアはグレンの背中を軽く叩く。魔王を倒した英雄に頼られグレンは誇らしく嬉しそうにしていた。オリビアは隊列の後方に戻った。グレンがすぐに前を向きまた歩き出した。
「プクーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
クレアがグレンの横までやって来て、頬を膨らませて不機嫌アピールをする。子供じみたアピールに呆れた顔でグレンは彼女へ視線を向け口を開く。
「なっなんだよ」
「なんでもないですよ。いいですねぇ。二人もかわいいお姉ちゃんが居て!」
腕を組んで口を尖らせるクレア、どうやら彼女はオリビアとクロースの二人と仲良くしてるグレンを見て嫉妬しているようだ。
「はぁ!? 俺の義姉ちゃんは一人だけだよ…… それもすごく大事な…… はっ!? なんでもない!」
顔を真赤にしてグレンは首を横に振りうつむいた。クレアはニッコリと笑いうつむく彼の顔を下から覗き込んだ。
「今なんて言ったんですか? 聞こえませんでした!」
「なっなにも! 言ってない」
グレンは顔を赤くしたまま顔をクレアから背けた。プクッとクレアはまた頬を膨らませて目をうるませた。
「嘘です! 大事って言いました!」
「なんだよ! 聞こえてんじゃねえか…… あっ! しまった!」
クレアはグレンの言葉にニンマリと笑った。彼は自分が口走った言葉に気づき激しく後悔したが後の祭りだった。
「ほらほら! 早くもう一回言ってください。大事なお姉ちゃんって!」
すっとグレンの裾をつかんだクレアは子供がねだるような口調でグレンに迫る。
「うるせえな。さっさと行くぞ」
恥ずかしそうにうつむいてグレンは、クレアの手を裾から振りほどいて小走りで先に行く。クレアは彼を追いかけて、いつまでもグレンから言葉を引き出そうとしていた。二人を見たクロースとオリビアと、プリシラの三人は顔を見合わせて笑うのだった。
町の外れまで来るとトロッコのレールが敷かれており、レールは壁にある大きな穴へと続いている。穴は坑道で、壁を木で補強し道は松明で照らされて明るい。
グレン達は坑道へ足を踏み入れ先に進む。途中でまたオークと遭遇したり、作業中の鉱夫や探索中の冒険者と出会いながら歩き続ける。
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地図を見ながら先導するグレンにプリシラが声をかける。
彼女の案内で迷路のような坑道を上下左右と移動を繰り返し、歩くこと一時間、目の前に木の壁が崩れて真っ暗な通路が現れた。他と違い補強されておらず岩がむき出しで、灯りもなく真っ暗で坑道なのかただの空洞なのかわからないこの穴が第五十三坑道へとつながっている。
「ここから先は灯りがないから各自灯りを……」
穴を覗き込んでいた、グレンは振り返りクレアに向かって手を差し出した。彼女の鞄には二人用のランタンが入ってるからそれをもらおうとしてる。
「心配ありませんわ。私にお任せください」
クロースがクレアとグレンを制して穴の中へ入った。彼女は背負っていたハルバードを取り出して両手で持った。
「はあああああ」
気合を入れて両手に力を込めて勢いよく上へと突き上げた。刃が一瞬白く光った直後に、周りに小さな黒い雷雲が立ち込めてきた。ゴロゴロと音がして雲の中から常に、小さな雷が発生しその光が坑道の闇を照らしている。
満足そうに雷雲を見てクロースがグレン達の方を向いた。クレアとオリビアは平然としているが、プリシラとグレンは呆然と浮かぶ黒の雷雲を見つめていた。
「私の能力で稲光といいますの。少しゴロゴロうるさいですが雷の音で魔物が近づいて来ませんわ」
自分の能力を少し得意げに語るクロース、彼女が話し終わると穴の前に居たグレンが飛び出して来た。笑顔でグレンはクロースが作り出した雷雲を見上げている。稲光が出す青い光が笑顔のグレンを照れしている。
「うわぁ。明るいな。すげえ! クロースさんってこんなことも出来るんですね」
クロースの方を向いたグレンは目を輝かせて彼女を褒めた。
「えっ!? えぇ。まぁわたくしもそれなりに経験はありますからね……」
頬を赤らめクロースはグレンの目から自分の顔をそむけた。急に褒められて驚いたのと、グレンの子犬のような真っ直ぐでつぶらな瞳から出る視線にさらされて恥ずかしかったようだ。
「他にはなにか効果はないんですか?」
「はっはい。万が一魔物が近づいて来たとしても自動で迎撃してくれますのよ。その強力な威力でスライムくらいなら一瞬で蒸発させられますわ」
「おぉ! すげえ!」
グレンはクロースの側で遊ぶ子犬のようにはしゃいで雷雲についてさらに質問をしている。クロースはグレンの様子に少しとまどいながらも彼の質問に答えている。褒められて嬉しそうにするクロース、グレンはまるで子供がヒーローにあったかのような羨望の眼差しで彼女を見つめていた。
オリビアとプリシラは二人の様子を微笑ましく見て、なぜかクレアは不満そうに口を尖らせるのだった。クロースの作り出した稲光に照らされグレン達は第五十三坑道を目指して進む。
グレンとクレアが並んで先頭を進みプリシラが真ん中でオリビアとクロースが後に続く。
前を行く三人は普通に歩き最後尾のクロースはハルバードを掲げ、その横でオリビアはクレアからもらった弁当から茹でた鶏肉が入った器を持って食べながら歩いていた。
「きゃっ!」
悲鳴が聞こえた。武器に手をかけて、グレンとクレアはすぐに振り返った。すぐ後ろを歩いていたプリシラが立ち止まっていた。
「ごっごめんなさい。石につまずいただけです……」
気まずそうにプリシラは二人に答える。軽く息を吐いたグレンとクレアは顔を見合わせて笑った。
グレン達が前を向いて再び歩き出した、クレアはプリシラを気にして時々振り返って彼女の様子をうかがう。プリシラは落ち着かない様子で、キョロキョロと周囲をうかがっている。クレアはそんな彼女を見て首をかしげた。
「どうしたんですか? 整備されてない坑道ですからしっかり前を向いて歩かないと危ないですよ。」
「ごっごめんなさい。ただ…… ここはもう魔物の巣窟なんですよね。いくら雷雲が守ってくれると思っても不安で……」
怯えた様子で振り返りクロースが作り出した、雷雲にプリシラは視線を向けた。クレアは彼女の言葉を聞いて微笑む。
「大丈夫ですよ。彼らは誰かに操られてます。闇雲に私達を襲ったりはしないはずです」
「えっ!?」
「ですわね。腕のいい魔獣使いも居るものですわ。でも…… ここは町の外よりも魔物の気配がしませんわ…… これは私達を誘っている…… えっ!?」
クロースが驚いた顔をする。クレアがプリシラの後ろで口元に手を置いてシーと息を吐いている。思わずクロースが黙った。オリビアが鶏肉を食べる手を止め急に二人の会話に入ってきた。
「どうだろう。魔獣使いが使役するには魔物にもある程度の知性が必要だ。知性の乏しいクイーンデスワームを使役できるだろうか」
悩んだ顔をしたオリビア、話しが聞こえたグレンは振り返ってオリビアに答える。
「あっ。それだけど…… 退魔の魔法ライアースプリットを込めた魔石に干したサボテンとグワランドウの実をすりつぶして塗った物を食わせれば良い。そうすればクイーンデスワームみたいな知能の低い魔物を使役は出来るようになるぞ」
「本当なのか?」
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グレンの言葉を聞いたオリビアは、考え込んだ顔をして下を向きおもむろに器に入った茹でた鶏肉を片手でちぎって口に放り込む。
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「大丈夫だ。私は勇者だぞ。他の魔法ならダメだが退魔の魔法なら得意だ」
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「さすが伝説の勇者オリビアだな」
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笑ってオリビアはグレンの背中を軽く叩く。魔王を倒した英雄に頼られグレンは誇らしく嬉しそうにしていた。オリビアは隊列の後方に戻った。グレンがすぐに前を向きまた歩き出した。
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「なんでもないですよ。いいですねぇ。二人もかわいいお姉ちゃんが居て!」
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「はぁ!? 俺の義姉ちゃんは一人だけだよ…… それもすごく大事な…… はっ!? なんでもない!」
顔を真赤にしてグレンは首を横に振りうつむいた。クレアはニッコリと笑いうつむく彼の顔を下から覗き込んだ。
「今なんて言ったんですか? 聞こえませんでした!」
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「なんだよ! 聞こえてんじゃねえか…… あっ! しまった!」
クレアはグレンの言葉にニンマリと笑った。彼は自分が口走った言葉に気づき激しく後悔したが後の祭りだった。
「ほらほら! 早くもう一回言ってください。大事なお姉ちゃんって!」
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