5 / 5
トンネル
しおりを挟む
私は大阪のとある高校に通う、17歳の女子高校生。
この間、友達と4人でよく霊が出ると言われているトンネルに肝試しに行った。
4人全員が集まったので、トンネルを恐る恐る1人ずつ、歩いていった。
それから一時間ほどが経ち、最後の1人が戻ってきた。
結局、何も起こらなかった。
拍子抜けな気持ちと安堵する気持ちが入り混じった少し変な空気の中、4人で帰り、駅で解散した。
次の日の朝、テレビのニュースに、うちの高校の名前が載っていたので、私は、何があったのかと食いつくように見ていた。
「大阪府のトンネル近く ○○高校の女子高校生 遺体発見」
口に咥えていたパンが落ちた。
何が起きたのか、困惑する脳と気持ちを整理できず、30分はそのまま動けないでいた。
友達が亡くなったショックで、その時は気づきもしなかった。
あの日の帰り、たしかに「4人」いたのだ。
この間、友達と4人でよく霊が出ると言われているトンネルに肝試しに行った。
4人全員が集まったので、トンネルを恐る恐る1人ずつ、歩いていった。
それから一時間ほどが経ち、最後の1人が戻ってきた。
結局、何も起こらなかった。
拍子抜けな気持ちと安堵する気持ちが入り混じった少し変な空気の中、4人で帰り、駅で解散した。
次の日の朝、テレビのニュースに、うちの高校の名前が載っていたので、私は、何があったのかと食いつくように見ていた。
「大阪府のトンネル近く ○○高校の女子高校生 遺体発見」
口に咥えていたパンが落ちた。
何が起きたのか、困惑する脳と気持ちを整理できず、30分はそのまま動けないでいた。
友達が亡くなったショックで、その時は気づきもしなかった。
あの日の帰り、たしかに「4人」いたのだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる