17 / 50
第一章 春樹の場合
王都編 1-16 振り返って決意
しおりを挟むルシファリスたちと研究所で話した次の日から、俺の、法陣と魔氣のコントロールを学ぶ訓練が始まった。
まずは、法陣からだ。
法陣とは、基本の形は二重の円から成り、その中に五芒星や六芒星のような図形や、5原則のシンボルである三角形や逆三角形など図形、文字などが描かれることで、構成される。
元々法陣は、この世界で5原則に関わる精霊を召喚するために使用されていたものらしいが、時を経て、人々は自分の魔力を法陣で変換し、自ら事象を発現させるまでに、その技術力を進化させてきた。
そもそも、精霊を召喚していた時代では、地面や紙に直接法陣を描いていたらしいが、どこかの天才が魔力を使って、宙に描くことに成功し、その技術が世界に普及したのだという。
じゃあ、魔力がない俺には描けないのでは?
そう思うのが普通だが、そこで出てくるのが魔氣の存在だ。
魔氣とは前にも説明した通り、魔力とは全く別のものだ。
と言っても、似て非なるものという方が正しいか。
魔氣は生命力のようなもので、魔元素を体内に取り込んで蓄える魔力と違うのは、自身の意図では蓄えられない。単純にその使用者の命の力、生きる意志に近いらしい。
また、その扱いは非常に難しい。完璧に扱える者は、この世界には未だにいないと言われている。
ルシファリスやクラージュでさえ、完璧に扱えないと言っていた。
なぜならば…
理由は簡単で、使い過ぎると寿命が縮む。
要は死ぬのだ。無理して使って死んでしまっては、本末転倒である。
ただし、コントロールできるようになれば、最小限の魔氣を、効率的に使用できるのだという。そして、これが使えるのと使えないのでは、発現した力の威力や精度に、天と地ほどの差がつく。
なので、みんな少しでも使えるように、訓練を行うというわけだ。
………
と、これまで聞いて学んだことを、俺はノートに書き記しています。
今はベッドの上です。
気付いた時にはここで眠っていて、目を覚ました時に、付き添ってくれていたリジャンから「学んだことを記しておけ。」と紙を渡されました。
なので、今復習をしているところです。
「っう…」
ペンを走らせていた右手に、軽く引きつったような痛みを感じる。
体中がバキバキに痛い。
目覚めて最初の数時間は、骨が折れてるのではと思えるほど、痛くて動けなかった。瞬きすら、痛みを感じるほどだった。
少しずつ体が動くようになってきて、リジャンに言われた通りに、思い出せることを書き記している。
春樹は「ふぅっ」とため息をつく。
訓練のことは、あまり思い出せない。
法陣の発現までは、うまくいっていた気がするのだが。
確か基本となる法陣を思い浮かべて、魔氣を頭で練って、それを手元に発現させる訓練だったはずだ。
そこから後、どうなったのか。
思い出せるのは、最後に感じた地面の冷たさだ。
おそらくそこで、意識が飛んだのだろう。
(初日からこれでは、先が思いやられるな…)
春樹はそう感じて、窓の外に目を向ける。
夕陽が差し込む窓の外からは、馬車が通る音など、未だ街の喧騒が忙しく聞こえてくる。
物想いにふけって外を眺めていると、ドアをノックする音が聞こえ、扉が開く。
「あら?倒れたっていうから来てみれば、元気そうじゃない。」
ルシファリスは部屋へと入り、扉を閉めながら春樹に声をかける。
「…法陣の発現までは、できたと思うんだけどなぁ。」
春樹はルシファリスには目を向けず、外を見ながら呟く。ルシファリスは、春樹のベッドへ近づき、近くの椅子に腰を下ろし、
「何?落ち込んでるわけ?相変わらず弱っちいやつね。」
その言葉に春樹は少しイラッとして、
「うるせぇなぁ。なんもかんも初めてなんだから、法陣を発現できただけでも大収穫だろ?」
と、ルシファリスを一瞥する。
ルシファリスは「ふん。」とだけ漏らして、
「…予想以上よ。」
とだけ静かに呟く。
「え?なんか言ったか?」
その呟きは、春樹の耳には届いていない。
「別に。何でもないわ…。」
ルシファリスは、そう春樹へと返答する。
少しの間が空き、ルシファリスは再び春樹に話しかける。
「クラージュから、訓練の時のあんたの状態を聞いたわ。」
その言葉に、春樹はルシファリスへと視線を移す。
「法陣の発現は、問題ないと言っていたわ。基本形は、素晴らしく綺麗に描かれていたと。応用できるようになるのも、時間はかからないともね。」
春樹は少し嬉しそうに、笑みを溢す。
「ただ…」
ルシファリスの声色が低くなったのを感じ取り、春樹の表情が曇る。
「その"後"が問題ね。」
「その後か…」
春樹も理解していたというように頷く。
法陣を発現できたところまでは覚えているのだから、そこまでは大丈夫だったのだろうと、薄々だが感じていた。だが、その後の記憶がないということは、そういうことなのであろう。
ルシファリスも、みなまで言わず話を続ける。
「とはいえ…まずは法陣の発現にかかる負担を減らすのが先決ね。一瞬で出せるようになるまで、繰り返し訓練なさい。」
ルシファリスはそう言うと、ゆっくりと立ち上がる。
「ひとつだけ朗報があるわ。そのバングル、ちゃんと機能しているそうよ。」
そう言い残すと、ルシファリスは振り返ってドアへと向かう。その背を見ながら、春樹は呼び止めた。
「…来てくれて、助かった…」
その言葉にルシファリスは振り返る。
春樹を見てニヤリと笑みを浮かべ、
「まぁ、せいぜい頑張りなさい。あんたの為でもあるのだから。」
そう言い残して、部屋から出て行った。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
次の日の朝、目が覚めると、不思議にも体の痛みはほとんどなくなっていた。とはいえ、頭は少し重たく、気怠さが残っている。
ベッドから起き上がり、軽くストレッチを行っていると、ノックが聞こえて、クラージュが部屋に入ってくる。
「おはようございます、ハルキ殿。体の具合はいかがですか?」
「おはようございます、クラージュさん。驚くほど、調子がいいです。100%とはいきませんが…」
「それは何よりです。今日もまた訓練ですが、その状態なら大丈夫そうですな。」
「ルシファリスからも激励されましたからね。あいつは自分のためのつもりかもしれませんが、俺は俺のために頑張ります!」
春樹がそう言うと、クラージュはにっこりと笑い、
「朝餉の準備ができておりますよ。まずは体力をつけましょう。」
と、着替えてくるよう促して、そのまま部屋から出て行った。春樹はササッと着替えを行い、部屋を後にする。
二階から階段を降りたところで、朝ご飯の美味しそうな匂いが漂ってくるのを感じる。お腹に急かされて食堂へと踏み入れると、すでにウェルが朝食にありついていた。
「ウェルさん、おはよう。」
ガタッと椅子を引いて、春樹はウェルの対面に座る。
「おはようございます、ハルキ様。」
ウェルは返事をしながら、ガツガツと食べ物を絶え間なく口へと放り込んでいく。食卓には果物や野菜、魚に肉など様々な料理が並んでおり、朝ご飯というより、ディナーという方がふさわしいラインナップである。
春樹はテーブルに並ぶ料理から、思い思いの物を皿へと選び取り、ナイフとフォークを使って口へと運んでいく。
ガツガツと食べ続けるウェルを見ながら食事をしていると、クラージュがスープとドリンクを持ってきてくれた。
「どうぞ。」と、丁寧にテーブルへとそれらを置くと、クラージュは春樹に向かって話しかける。
「食事がお済みになりましたら、出発いたします。また呼びに参りますので、たくさんお食べになって、力をつけてください。」
「わかりました。クラージュさん、ありがとうございます。」
春樹の言葉ににっこりと笑って、クラージュは食堂から出て行った。
クラージュを見送り、春樹は再び食事を始める。
その間にも、ウェルはずっと食べ続けている。
(さすがというか…すげぇ量を食べてんな。)
そう思いながら、春樹もゆっくりと味わいながら食事を続けていると、ドシンっとテーブルが鳴り、ウェルの手が止まった。
びっくりして視線を向けると、ウェルの口からは魚の尻尾が見えており、それを爪で摘んでゆっくりと口から滑り出していく。最後には、綺麗に骨のみ残された魚が姿を現した。
「くわぁぁぁ、食べた食べた。あっ、ハルキ様、おはようございます。」
「おっ、おはよう…」
(あれ…?挨拶…したよな?)
そんな春樹をよそに、魚の骨を爪楊枝がわりにしながら、ウェルは話し続ける。
「昨日は大変でしたねぇ。倒れられたんでしょ?聞きましたよ。」
「そうですね。どうも訓練途中で、気を失っちゃったみたいで…そのまま訓練は中止になっちゃいました。」
そう肩を落とす春樹に向かって、ウェルは揚々と話すかける。
「いやいや、そんなに気を落とさずとも、何事も失敗の繰り返しです。私なんか、工房での失敗は星の数ほどありますよ。失敗すると課題が見つかりますから、まずそれを解決する。そしたら今度は違う課題が出てくる。それを繰り返して繰り返して、形が作られていくんです。」
ウェルの言葉に頷きつつ、心の中にモヤモヤと引っかかっているものを、春樹は吐き出せずにいる。いつのまにか食事の手も止まり、皿の上のウィンナーが、春樹を慰めるようにこちらを伺っている。
その様子を見たウェルは、
「何か悩みがあるんですね?」
ウェルにそう言われて、春樹はハッとする。
魚の骨を皿に置いて、ウェルは春樹を見つめる。
その視線に押されるように、春樹は話し出した。
「ルシファリスに言われたんです。力を使いこなせなきゃ、死ぬって。それが頭の片隅に引っかかっていて…本当にこのまま何もできず、死ぬかもって思ってしまう。昨日の訓練でも、それが怖くて、どことなく焦ってしまったというか…」
ウェルは腕を組んで、春樹の話に頷いている。
「すぐには習得できないことなんて、わかってるんですけど…ひとつ失敗する度に、焦りが募るんです。"死"に近づいている感覚というか…こんなにも"死"が身近にあることなんて、今までなかったから。」
春樹は、うまく言い表せない自分の心の内を、ウェルへと伝える。
ウェルは少しの間黙って、目を瞑っていたが、少しのため息を吐き、春樹へと視線を向ける。
「…だったら、一度死んでみたらいいんです。」
思いもよらない言葉に、春樹は驚きを隠せなかった。
「失敗が続くときは、ハルキ様のように心に"迷い"があるときです。そんなときは一旦、"どうなっても構わない"ぐらいの気持ち、でやってみたらいいんです。悩んで失敗するより、そっちの方が数段に良いです。」
春樹は無言で話を聞いている。
「今の時点では、ゴールが"死"なんでしょ?だったら、いつ死のうが一緒じゃないですか。私なら死んででも成功させますけどね笑。それに、人はそんなに簡単には死にませんよ。」
非常に盲目的で、短絡的な考えだと春樹は思う。
しかし、ここが異世界であること忘れてはならない。現世界とは全く違う世界なのだ。
ウェルの言っていることは、ある意味で正解なのである。"死"が常にまとわりつく世界で、自分は死なないという考えこそ、逆に盲目的だと言わざるを得ないのだ。
春樹は少し悟ったように感じた。
"死"を怖がっていては、この世界では生きていくことはできない。現世界での当たり前は、この世界では通じない。自分の横にも常に"死"が潜んでいて、簡単に命を刈り取っていくのだ。
"死"とともに生きる…
ではないが、"死"の存在を受け入れて、それと向き合うこと。
それに気づかされたのだった。
春樹は、ウェルに再び視線を向ける。
「おぉ、良い眼になりましたね。」
熊なのでいまいち表情はわからないが、微笑んでくれているのはわかった。
「"一旦死んでみろ"…か。ウェルさん、ありがとう。なんとなくだけど、心が晴れた気がする。」
そう言って春樹は、立ち上がる。
「やる気が出てきて何よりです。今日は私もお供しますので。」
ウェルはそう言いながら、大きな体をゆっくりと持ち上げる。そして、皿の上のパンを1つだけヒョイっと取り上げて、春樹へと放った。
春樹はそれを、ぎこちなくキャッチする。
「もう少し食べた方がいいですよ。」
ウェルはそう言いながら、自分もパンを取り上げて口へと頬張るのであった。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
春樹は暗闇の中、ポツンと座っている。
気づいた時には、ここにいた。
ここがどこなのかわからないが、なんとなく見たことがあるような場所。
さっきまで自分が何をしていたか、よく覚えていない。ウェルたちと訓練に出かけていたはずだが…
座ったまま上を見上げると、星空が小さな円の中に映し出されている。
視線を再び前へと移すと、そこには金髪の女性が立ち竦んでいた。
「oh~、なんてことだい。」
そう言いながら、その女性は上を向いて額に手を当てる。
春樹はその仕草を見つめたまま、呆けたように座っている。
「…まぁ、記憶がないのだから、その反応も致し方ないか。」
指の間からチラッと春樹を見て、姿勢を正し、再び春樹へとこう告げる。
「君、いま死にかけてるよ。」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる