8 / 19
大海原の姫
救助艇部署
しおりを挟む
「しかし、ひどいファーストコンタクトもあったもんだな」
「コンタクトっていっても接触じゃなくて接敵だな。まあ、いきなり撃ってくるとは思わなかったよ」
船内時間0800。日没間近の今、俺は村田と被害状況の検分をしていた。
あれほどの砲撃を受けたにも関わらず、幸運にも海鵜丸への命中弾は一発のみ。どうやら仰角の照準が甘かったようだ。
唯一の被弾にしても、人のいない暴露甲板の運動場に当たったもので、浸水に繋がる破孔や怪我人の報告がないのは奇跡的といっていい。
「命中弾は斜めに侵入して、壁のアクリル窓を貫通。若干軌道を変え掃除用具入れのヘビードアに直撃、ここで停止したと」
村田が弾道を目で追いながらクリップボードに状況を書き留める。アクリルはバキバキに割れていたが、鋼鉄のヘビードアは多少歪むに留まった。どうやら貫通力は低いようである。
「鋳鉄製の球形砲弾… ま、典型的な前装式の砲だな。…よいしょっと」
ドアにめり込んだ砲弾をバールで引きはがす。若干変形はしていたが、砲弾はおおむね球形を保っていた。
「重いな… 5kgくらいか?」
「6ケーブルの距離から届いたし、性能的には12ポンド砲が近いだろうな。戦列艦の副砲としては妥当なところだろう」
しかし、今回は本当に運よく重要区画への損害はなかったが、もし、より大口径の砲弾が船体に命中していたら…
厚さ数ミリしかない外板はいとも簡単に貫通されるだろう。そしてそれは浸水を招き、内部機器を破壊し、あるいは乗組員を……
「というわけで、以上が損害報告。破損したアクリル窓はベニヤで覆って、寄りかかり禁止の注意書きを出しておく」
「はい、ご苦労さん」
数分後。
俺は教官室のパソコンでこしらえた報告書をそのまま向かいのデスクで作業している高三原にデータで渡しつつ、口頭で概要を説明する。
本当は印刷して渡したい気持ちがあるが、今後紙は貴重品になるだろうから今は我慢だ。
「異世界に来てまでwordで報告書作るのぉ?」とは五十嵐の談だが、こういうのは体裁が大事なのである。
それに、こういう報告は何であれきちんと記録に残しておかないと、後々面倒なことになるものだ。
「報告書にも載せておいたけど、機関長としては、今後他船と近づく際には1マイルの安全距離を確保することを進言しておく。攻撃から身を守るためにな」
「そりゃあ分かるが。かと言って、孤立状態から脱したいという本船の現状も変わらんだろ。無線もないし、旗りゅう信号だって伝わらない。1マイル先からじゃ声も届かない」
議論は平行線になる。
高三原は感情的に話すタイプではない。口に出す前に少し考えて、論理的に文章を組み立ててから会話する。
自分で言うのもなんだが、俺もちょっとそのタイプだ。おかげで意見が対立しても無意味に白熱することはないが、落としどころが見つからなくなるのもまた事実である。
今回にしても、高三原が言う船のニーズと、俺の主張する安全対策はどちらも必要不可欠なものだ。
しかし双方を両立させることはできず、妥協すれば双方無意味になる。
お互い怒ることもできず、ふたりは互いにうーんと頭を抱え込んだ。
その微妙な雰囲気を、船内放送の注意喚起音が打ち破る。
『本船左舷に漂流者を発見。総員、救助艇部署につけ! またこれよりウィリアムソンターンを行うので各部は動揺に注意せよ!』
放送を聞いた俺は、緊張よりもまずため息が出てしまった。
「これ以上の厄介事は…」
「ない… と思いたいが、難しいな。上にあがって見張りを手伝ってくれ」
落水者を発見した際にまずすべきことは、船橋と当直士官にその旨を報告し、落水者を見失わないよう大勢で見張りをすること。
見かけ以上の速度で進む船は、海に浮かぶ人間などあっという間に引き離して行ってしまう。
俺が高三原に続いて暴露甲板に出ると、同時に何人か手空き乗組員がすでに見張りに出ていた。
「どこだ?」
と問えば、まだ眠そうな目をこする大平は「あそこ、光ってる」と指をさす。
確かに、目測3ケーブルほどの距離で、波の間に光るものがあった。その光の下で、小さな影が動いていた。
『ハード・ア・ポート』
動揺への注意を促すため、操船号令が放送で流れている。
「目標物が光っているならこれ以上見張りは要らないな。みんなを交通艇に集めよう」
と高三原が中央階段近くの放送装置で「交通艇降ろし方、甲板部上へ」の号令をかければ、定められた編成の甲板部員と機関部員が集まってくる。
船が旋回する遠心力に引っ張られながら、いよいよみんなで交通艇をクレーンから降ろす作業に取り掛かろうというとき、「ストップストップ、しつもん!」と声をあげる者がいた。
甲板部の佐藤だ。
「どうした?」
「いや、編成は分かってるんだけど、結局誰が交通艇を操縦するの? やったことある人いる?」
すると……
「「「「「あ」」」」」
と一斉に声を上げたのは甲板部。
「「「「「……は?」」」」」
と一拍遅れて言うは機関部。
「ちょ、ちょっと待て。やったことないのか?! 誰も、一度も?!」
「いやだって… 交通艇乗り回す講義とかないし」
しまった。救助艇部署などそうそう発令されるものではないから深く考えていなかった。機関科と航海科の学生ではカリキュラムが違うから、「たぶんやったことあるだろう」とばかり……
「どうにかやるしかないか…」「いや、適当にやったら危ないだろう」
集まった面々が議論するが、結局できないものはできないで変わりない。果たしてどうしたものかとまたも高三原と顔を合わせて頭を抱えていると…
「ねえ、あれは?」
と大平が俺の肩を叩き、後部の方を指さす。
そこには救命艇とも交通艇とも違う、2艘のボートがクレーンで吊り下げられていた。
「訓練艇…… 短艇を使うのか?」
『じゃあ機関長、頼んだぞ』
手元の双方向無線電話、つまりトランシーバーから高三原が言う。
結局キャプテンは全体指揮のため船橋に残し、俺が艇長として右舷の訓練艇が救助艇として降ろされることになった。
カッターは航海科が訓練のために使う手漕ぎのボートだ。
うねる海上で漕ぐには慣れと漕ぎ手の一体感が必要で、大学一年生のころに授業でやったきりの俺にとっては不安で仕方がなかったが、そう文句も言っていられない。
『漂流物はボートのようだ。乗っているのは一人、まだ動いてる』
「おもてレッコ!」「ともレッコ!」
艇をクレーンとつなぐ固定具が外される。艇首員がボートフックを突いて艇を船から離せば、「櫂用意」の号令でオールを構えさせる。
「ヨーイ、前!」
艇はもう日の暮れた海をゆっくりと漕ぎ出す。
真っ暗なうえ波のある海上をこのように小さな艇で進むことのなんと心細いことか。
いちおう海鵜丸が甲板上の灯りをすべて点灯させ光源になってくれているが、それもたかが知れている。
今はもう、探照灯の照らす光を目印に艇を進めるほかなかった。
「くそ、なんで機関科入ってまでオール漕がなきゃいけないんだ」
「文句言わない。人手が要るんだから、これは」
と、気を紛らわせるための声かけも、海上に反響することなく消えていく。
2つの色違いの月が昇る方角からビュウと冷たい風が吹き、体温と一緒に心の余裕も奪い去っていった。
大勢で、しかも母船の近くを進むだけでも、夜の海とはこれほど寂しく恐ろしいものなのだ。
こんなところを、たったひとりで漂流物に乗っている“誰か”は、いったいどんな気持ちなのだろうか。
「見えてきた。木造のボート、救命艇か艦載艇ってところかな」
艇首の米山が観察する。もうボートまでは十数メートルといったところで、米山はすでに傍らのボートフックを構えていた。
「ガンネルに手を挟むなよ。接舷したら俺が移乗する」
いよいよボートは至近に近づき、米山がフックを引っ掛ける。
掛けたフックを引っ張り寄せ、こちらの左舷側にボートを接触させると、俺は意を決して隣のボートに乗り移った。
米山のトーチと、ボートに元々取り付けられていたカンテラが中で横たわる誰かを照らす。
誰かがハッと息を呑み、「嘘だろ…」と口々にささやく。
その姿は、この状況にはずいぶんと似つかわしくないものだったからだ。
「…女の子?!」
灯りが照らすその先に居たのは、人形のように華奢で小さく、精緻な顔をした少女だったのだ。
「コンタクトっていっても接触じゃなくて接敵だな。まあ、いきなり撃ってくるとは思わなかったよ」
船内時間0800。日没間近の今、俺は村田と被害状況の検分をしていた。
あれほどの砲撃を受けたにも関わらず、幸運にも海鵜丸への命中弾は一発のみ。どうやら仰角の照準が甘かったようだ。
唯一の被弾にしても、人のいない暴露甲板の運動場に当たったもので、浸水に繋がる破孔や怪我人の報告がないのは奇跡的といっていい。
「命中弾は斜めに侵入して、壁のアクリル窓を貫通。若干軌道を変え掃除用具入れのヘビードアに直撃、ここで停止したと」
村田が弾道を目で追いながらクリップボードに状況を書き留める。アクリルはバキバキに割れていたが、鋼鉄のヘビードアは多少歪むに留まった。どうやら貫通力は低いようである。
「鋳鉄製の球形砲弾… ま、典型的な前装式の砲だな。…よいしょっと」
ドアにめり込んだ砲弾をバールで引きはがす。若干変形はしていたが、砲弾はおおむね球形を保っていた。
「重いな… 5kgくらいか?」
「6ケーブルの距離から届いたし、性能的には12ポンド砲が近いだろうな。戦列艦の副砲としては妥当なところだろう」
しかし、今回は本当に運よく重要区画への損害はなかったが、もし、より大口径の砲弾が船体に命中していたら…
厚さ数ミリしかない外板はいとも簡単に貫通されるだろう。そしてそれは浸水を招き、内部機器を破壊し、あるいは乗組員を……
「というわけで、以上が損害報告。破損したアクリル窓はベニヤで覆って、寄りかかり禁止の注意書きを出しておく」
「はい、ご苦労さん」
数分後。
俺は教官室のパソコンでこしらえた報告書をそのまま向かいのデスクで作業している高三原にデータで渡しつつ、口頭で概要を説明する。
本当は印刷して渡したい気持ちがあるが、今後紙は貴重品になるだろうから今は我慢だ。
「異世界に来てまでwordで報告書作るのぉ?」とは五十嵐の談だが、こういうのは体裁が大事なのである。
それに、こういう報告は何であれきちんと記録に残しておかないと、後々面倒なことになるものだ。
「報告書にも載せておいたけど、機関長としては、今後他船と近づく際には1マイルの安全距離を確保することを進言しておく。攻撃から身を守るためにな」
「そりゃあ分かるが。かと言って、孤立状態から脱したいという本船の現状も変わらんだろ。無線もないし、旗りゅう信号だって伝わらない。1マイル先からじゃ声も届かない」
議論は平行線になる。
高三原は感情的に話すタイプではない。口に出す前に少し考えて、論理的に文章を組み立ててから会話する。
自分で言うのもなんだが、俺もちょっとそのタイプだ。おかげで意見が対立しても無意味に白熱することはないが、落としどころが見つからなくなるのもまた事実である。
今回にしても、高三原が言う船のニーズと、俺の主張する安全対策はどちらも必要不可欠なものだ。
しかし双方を両立させることはできず、妥協すれば双方無意味になる。
お互い怒ることもできず、ふたりは互いにうーんと頭を抱え込んだ。
その微妙な雰囲気を、船内放送の注意喚起音が打ち破る。
『本船左舷に漂流者を発見。総員、救助艇部署につけ! またこれよりウィリアムソンターンを行うので各部は動揺に注意せよ!』
放送を聞いた俺は、緊張よりもまずため息が出てしまった。
「これ以上の厄介事は…」
「ない… と思いたいが、難しいな。上にあがって見張りを手伝ってくれ」
落水者を発見した際にまずすべきことは、船橋と当直士官にその旨を報告し、落水者を見失わないよう大勢で見張りをすること。
見かけ以上の速度で進む船は、海に浮かぶ人間などあっという間に引き離して行ってしまう。
俺が高三原に続いて暴露甲板に出ると、同時に何人か手空き乗組員がすでに見張りに出ていた。
「どこだ?」
と問えば、まだ眠そうな目をこする大平は「あそこ、光ってる」と指をさす。
確かに、目測3ケーブルほどの距離で、波の間に光るものがあった。その光の下で、小さな影が動いていた。
『ハード・ア・ポート』
動揺への注意を促すため、操船号令が放送で流れている。
「目標物が光っているならこれ以上見張りは要らないな。みんなを交通艇に集めよう」
と高三原が中央階段近くの放送装置で「交通艇降ろし方、甲板部上へ」の号令をかければ、定められた編成の甲板部員と機関部員が集まってくる。
船が旋回する遠心力に引っ張られながら、いよいよみんなで交通艇をクレーンから降ろす作業に取り掛かろうというとき、「ストップストップ、しつもん!」と声をあげる者がいた。
甲板部の佐藤だ。
「どうした?」
「いや、編成は分かってるんだけど、結局誰が交通艇を操縦するの? やったことある人いる?」
すると……
「「「「「あ」」」」」
と一斉に声を上げたのは甲板部。
「「「「「……は?」」」」」
と一拍遅れて言うは機関部。
「ちょ、ちょっと待て。やったことないのか?! 誰も、一度も?!」
「いやだって… 交通艇乗り回す講義とかないし」
しまった。救助艇部署などそうそう発令されるものではないから深く考えていなかった。機関科と航海科の学生ではカリキュラムが違うから、「たぶんやったことあるだろう」とばかり……
「どうにかやるしかないか…」「いや、適当にやったら危ないだろう」
集まった面々が議論するが、結局できないものはできないで変わりない。果たしてどうしたものかとまたも高三原と顔を合わせて頭を抱えていると…
「ねえ、あれは?」
と大平が俺の肩を叩き、後部の方を指さす。
そこには救命艇とも交通艇とも違う、2艘のボートがクレーンで吊り下げられていた。
「訓練艇…… 短艇を使うのか?」
『じゃあ機関長、頼んだぞ』
手元の双方向無線電話、つまりトランシーバーから高三原が言う。
結局キャプテンは全体指揮のため船橋に残し、俺が艇長として右舷の訓練艇が救助艇として降ろされることになった。
カッターは航海科が訓練のために使う手漕ぎのボートだ。
うねる海上で漕ぐには慣れと漕ぎ手の一体感が必要で、大学一年生のころに授業でやったきりの俺にとっては不安で仕方がなかったが、そう文句も言っていられない。
『漂流物はボートのようだ。乗っているのは一人、まだ動いてる』
「おもてレッコ!」「ともレッコ!」
艇をクレーンとつなぐ固定具が外される。艇首員がボートフックを突いて艇を船から離せば、「櫂用意」の号令でオールを構えさせる。
「ヨーイ、前!」
艇はもう日の暮れた海をゆっくりと漕ぎ出す。
真っ暗なうえ波のある海上をこのように小さな艇で進むことのなんと心細いことか。
いちおう海鵜丸が甲板上の灯りをすべて点灯させ光源になってくれているが、それもたかが知れている。
今はもう、探照灯の照らす光を目印に艇を進めるほかなかった。
「くそ、なんで機関科入ってまでオール漕がなきゃいけないんだ」
「文句言わない。人手が要るんだから、これは」
と、気を紛らわせるための声かけも、海上に反響することなく消えていく。
2つの色違いの月が昇る方角からビュウと冷たい風が吹き、体温と一緒に心の余裕も奪い去っていった。
大勢で、しかも母船の近くを進むだけでも、夜の海とはこれほど寂しく恐ろしいものなのだ。
こんなところを、たったひとりで漂流物に乗っている“誰か”は、いったいどんな気持ちなのだろうか。
「見えてきた。木造のボート、救命艇か艦載艇ってところかな」
艇首の米山が観察する。もうボートまでは十数メートルといったところで、米山はすでに傍らのボートフックを構えていた。
「ガンネルに手を挟むなよ。接舷したら俺が移乗する」
いよいよボートは至近に近づき、米山がフックを引っ掛ける。
掛けたフックを引っ張り寄せ、こちらの左舷側にボートを接触させると、俺は意を決して隣のボートに乗り移った。
米山のトーチと、ボートに元々取り付けられていたカンテラが中で横たわる誰かを照らす。
誰かがハッと息を呑み、「嘘だろ…」と口々にささやく。
その姿は、この状況にはずいぶんと似つかわしくないものだったからだ。
「…女の子?!」
灯りが照らすその先に居たのは、人形のように華奢で小さく、精緻な顔をした少女だったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~
専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。
ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。
修学旅行のはずが突然異世界に!?
中澤 亮
ファンタジー
高校2年生の才偽琉海(さいぎ るい)は修学旅行のため、学友たちと飛行機に乗っていた。
しかし、その飛行機は不運にも機体を損傷するほどの事故に巻き込まれてしまう。
修学旅行中の高校生たちを乗せた飛行機がとある海域で行方不明に!?
乗客たちはどこへ行ったのか?
主人公は森の中で一人の精霊と出会う。
主人公と精霊のエアリスが織りなす異世界譚。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~
ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆
ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる