レンズに映る君の姿

夕悠

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大会

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LI○E
【そろそろ大会だね 伊織は出す写真決まった?】
【まだ全然 案として出したやつ全部ダメだしくらったからまた一からだよ】
【相変わらず厳しいねぇー うちの顧問は】
【凪こそ写真決まったのかよ】
【僕も全然 そもそも伊織にじゃまされまくって今回は枚数自体が少ないからね】
【俺のせいじゃねぇだろ お前が変なことをしてるから止めてんだよ】
まぁそのとうりですね。でも楽しそうなことを思いついたらやりたいしなー
【そういえば一年生って大会のこと知ってるのかな】
【あー どうだろ早かったから知らなんじゃないか】
ふむ...
【ちょっと風太くんに連絡してみるわ】
【部活LI○Eから探せるよね】
どこかな~ あっ発見!う~ん...謎に緊張する。何でだ?
【やほー 深水先輩だよ。風太くんで合ってる?】
いきなりすぎるかな まぁ気長に返信待つか
【合ってますよ どうしました?】
うゎ!? 即レスって...早すぎるだろ...
落ち着け~緊張するな~大丈夫。相手は画面の向こうだからな~
【大したことじゃないんだけどさ 一年生って大会のこと知ってるのかな~って】
【知ってはいますよ。ただ時期が早すぎるので一年は見送りになりました】
【そうなんだ!いきなりごめんね!ありがと!】
【先輩ならぜんぜん大丈夫です。あと名前も呼び捨てでいいです】
呼び捨て...あんま得意じゃないんだけど 
【ん 風太でいい?】
【はい それと今週の土日どっちか空いてますか?】
これは!!まさか!!
【基本暇人だからずっと空いてるよ】
【じゃあ日曜日一緒に出かけませんか?】
遊びのお誘いだーー!!!! 
どうしよ。どうしよ。いや答えは決まってるけどさ!!
【うん!行くよ!どこ行く?】
【最近近くにできたでっかいショッピングセンターでどうですか?】
【オッケー 集合どうする?あ、伊織も呼ぶ?】
そうだ風太と遊ぶなら伊織も呼ぶか
【いえ今回は凪先輩と二人がいいです。】
なんだよ~ 照れるじゃん~
【わかったよ】
【それじゃあ10時くらいに正面入り口の近くでお願いします】
【おっけ 10時ね。じゃあまた日曜日に!!】
ふぅーーーーー
初!学校の人と遊びに行く!あぁ日曜日楽しみだな~
でも後輩と遊ぶって何するんだ??
[🔍 後輩 遊ぶ 高校生 何する?]
よくわかんねぇーーー
明日伊織に相談するか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「いおり~ん!聞いて聞いて!!」
「名前を伸ばすな。あとうるさい」
しょうがないじゃん
「だって初体験なんだよ?」
「はっ!?あいつもう手ぇ出したのか!?早すぎるだろ」
「手ぇ出したって何?今週の日曜に風太と遊びに行くから相談しに来ただけなんだけど」
「遊びに行く?」
「遊びに行く」
「そうか。お前友達いなかったもんな。初体験だよな。」
馬鹿にするな!
「僕には二人も友達いるからな!」
「あーうん。で遊びに行くから相談に乗れと」
「そう 伊織も誘うかって聞いたら二人がいいって言うから相談に来た」
「わかりやす!なんで凪は頭いいのにこんなにおバカさんなんだろな~」
「馬鹿って言うな!伊織より成績良いんだからな!」
まったくもう
「でも高校生なら店いって歩き回って昼めし食べてまた歩いて解散だろ」
「それにだいたいあいつに任せとけば何とかなるよ」
そんなに簡単なものなのか....
「まぁ伊織がいうならそうなのかな。よっし解決!」
「おー 良かったな。で教えてやったんだから英語の課題見せろな」
「別にいいけど...それじゃ勉強にならないよ?」
「いいんだよ 凪ほどじゃなくても俺だって成績良いんだから」
それもそっか
「じゃ、持ってくるね」
「お~ なる早でな~」
「というか何で気づかないかな...風太のやつあんな好きオーラ出してんのに」
「挟まれる俺の身にもなれ」
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