レンズに映る君の姿

夕悠

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卒業

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「伊織おはよー」
「おはー」
「三年って本当にすぐだったね~これで学ラン生活も終わりだね」
「お前ほんとずっと着てたんだな」
「そうだよ。なんと学ラン皆勤賞!」
「そんなんねぇだろw」
「当たり前じゃん あっ!風太おはよ~」
「おはようございます。凪さんの制服姿を見れるのもこれが最後なんですね...」
「こらっ!最後とか悲しくなること言わないの」
「泣いちゃうからか?」
「泣かないよ。同級生には別に思い入れも無いし二人はここにいるんだから」
「同級生かわいそ~」
「いいんだよ、どうせあっちも何も思ってないんだから」
「ははっ そうだろうな」
「それにね、風太。別に卒業したからって制服着れないわけじゃないから」
「それはお願いしたら着てくれるってことですか?」
「そうだけどお願いしてまで着るタイミングあるかな...」
「まぁ、それはおいおい」
「そう?まぁいっか」
「風太、式の途中で寝るなよ~」
「寝ませんよ。しっかり見ています」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「凪さん、伊織先輩卒業おめでとうございます」
「ありがとな」
「うん...」
「凪さん?」
「ん~ やっぱ寂しいなって思って」
「そんなしんみりしてんなよ。今どきいくらでも連絡できるんだから」
そうだけど~
「凪さんはすぐ引っ越しちゃうんですか?」
「うん、まだ少しはいるけど忙しいから会えないね」
「そうですか...今日持ってきてよかったです」
「持ってきた?」
「これバレンタインのお返しです。中身は去年と変わってないんですけど...」
「ううん!すっごく嬉しい!」
「お熱いね~ そうだ凪、面白いことを教えてあげよう」
「面白いこと?」
「ホワイトデーのお返しには意味があってなマカロンの意味は【あなたは特別な人】。よかったな」
「特別...特別かぁ」
ふへへへ.....
「日比谷ー!二年集合だってよー!」
「すみません。片付けがあるので」
「大丈夫だよ 片付け頑張ってね」
「はい」
「さて、伊織帰ろっか」
「何いってんだ?」
うん?
「これからクラス会だぞ?言ってただろ」
「え~ じゃあ欠席で」
よし、帰ろう
「返さねぇぞ~」
「ちょ!腕つかまないで!」
「お前体育祭も文化祭も打ち上げ来なかったろ」
そうだけど今更なんで?
「最後ぐらいちゃんと連れてこいって委員長に言われてんだよ」
「嫌だー!絶対孤立するし!僕いなくても困らないでしょ!伊織だけ行ってきて!」
「いや~ それがな?意外と来てほしいって言ってるやつが多くてな」
「信じないぞ!そんなの嘘だ!」
「大丈夫だって行けば分かるから」
「かえる~!あっ待ってそんなに強く引っ張られたら逃げられない」
「ほ~ら行くぞ~」
「ふうた~たすけて~」
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