悪役令嬢はやめて、侯爵子息になります

立風花

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二章

敵意と初恋 キャロル13歳

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 軽やかだったステップが僅かに乱れる。崩れそうになる体勢を支える為に、腰をそっと引き寄せた。

「大丈夫ですか?」

「はい! 申し訳ありません、ノエル様」

「怪我がなくて良かった。リードするのは男性の役目です。お気になさらず」

 安定を取り戻した令嬢は再び、軽やかなステップを刻み始める。まだ社交の経験が浅い年下の令嬢の一生懸命な様は自然に笑みが零れた。ポンと音がするみたいに真っ赤になって、令嬢から力が抜ける。慌てて抱き寄せて支えると、周囲から悲鳴が上がった。倒れた令嬢を家族に預けると、次の番を待つ令嬢たちの視線を流してダンスの輪を抜ける。テラス前で壁にもたれるアレックス王子は楽しそうだ。

「本日、二人目の失神者だ。私の臣は甘い笑顔を向けすぎだな」

「殿下に言われたくありません。ご自分は何人、失神させたか分かっていますか?」

 笑ってあげた指の数は四。呆れる反面、納得する。アレックス王子は更に背が伸びて体もしっかりしてきた。声変わりが終わり、人を引き付ける凛とした声は遠くにいてもすぐわかる。綺麗な顔には青年らしさが加わって、時折見惚れそうになる。もうゲームの中とあまり変わらない、誰が見ても素敵な王子様だ。

「やっぱりクロードと二人で出れば良かったです」

 四人揃っての参加は初めてだ。姿を見た参加者が慌てて縁故の者に伝達魔法で連絡をする。開始早々テラスから様々な生き物を模した伝達魔法が飛び立つ様は見ものだった。それから令嬢の参加者はどんどん増え続けている。

「ここまで増えるのは想定外だったけど、ノエルとクロードが一緒だと交代できるから楽だよ。それに、こうしてる時間は舞踏会の割に楽しめる」

 そう言って、冷たい果実水を渡してくれる。少しふれ合う指先の熱は、電気みたいに心臓に伝わってどきりと音たてる。

「ほら、殿下。そろそろクロードかカミュ様と代わってあげて下さい」

 落ち着かない気持ちを治めたくて、アレックス王子にダンスを促す。嫌そうな顔をするけど、知らない。このままいたら、私の気持ちが保たなくなりそうだから。渋々といった顔でアレックス王子が壁から背をはなす。

「半分残ったな。任せるよ」

 自分の果実水を押し付けてアレックス王子がダンスの輪に向かう。両手の果実水をどうしたものか。
飲みかけ半分だけの果実水に口付けたら、平静を装うのに慣れた自分の頬が赤く染まる自信があった。

「お疲れ様です、ノエル」

 カミュ様が入れ替わりで戻ってくる。クロードは紺色の髪の美しい令嬢とダンスを踊る。リーリア様に似た華奢な彼女はクロードのすぐに下の妹で、去年のファーストダンスは私が務めた。ちなみに今日の舞踏会で公になった二人目の妹のファーストダンスはカミュ様だった。
 隣にカミュ様が並ぶ。背がぐっと伸びて、今年はまた追い越されてしまった。伸びの悪くなりつつある私が追い付くことはもうないだろう。可愛らしい顔は大人びて美しいという表現が今はよく似合う。

「二人が一緒だとまだ舞踏会も苦痛じゃなくなりますね。……ところで、女の子はお元気ですか?」

 最後の言葉は声を潜めて私に問う。舞踏会の喧騒の中で、休む私達の周りだけは遠慮して近づくものがいない。秘密の話にはある意味ちょうど良い。
 キャロルのことを切り出されたのはあれ以来初めてだ。二人きりになる機会はあまりないし、お互い切り出しにくい空気があった。

「申し訳ありません。私はよく存じ上げないのです」

「そうですか……私なりに調べてみました。難しいですね。憐れに思っても、何もできないというのは虚しい。会わせてあげたい気も致しましたが、アレックスにとって良い結末にはならないと思います」

 だから、何も出来ません。そう言って、カミュ様は瞳をおとす。
 その顔に、ユーグからキャロルに届く手紙を思い出す。研究報告状態の手紙には、時折精霊の子の進捗が短く文末に記される。そして、待っててと続く言葉。
 終わらせる為の時間が経過とともに、誰かとの関わりとその生き方の重さを知らせる。

「私達がもっと大人でしたら、器用な選択ができるのでしょうか?」

 カミュ様の問いかけに私は答える言葉をもてない。知らないままに自分の為に流れた私と、知ろうと前に進むユーグ、知ることで心を寄せる道を想うカミュ様、そして、まだ何もしらずに求めるアレックス王子。勧められるままに選んだやり方はきっと誰かをを傷つける可能性がある。

 ホールの出入口が僅かにざわめく、バスティア公爵、その名が聞こえてカミュ様があからさまに顔をしかめた。人垣が割れてちょっと太めの不遜な態度の男性が、こちらに笑みを浮かべてやってくる。その後ろに従うのは、明るい橙色の髪にすらりとした体躯。少し高慢そうに顎を上げて見下すように緑の瞳を周囲に向ける。攻略対象ディエリ・バスティア。現在、アレックス王子とカミュ様が避けている人物だ。

「これは、これは、カミュ様!!」

 バスティア公爵が親しげに大声をあげて寄ってくる。跪こうとするのを面倒そうにカミュ様が手で制した。

「今晩は、バスティア公爵、それからディエリ。良い夜ですね。楽しい一時を」

 型通りの挨拶で早々に会話の打ちきりをカミュ様が宣言する。気づかないふりでバスティア公爵は立ち去らない。なかなか図太い人物のようで、カミュ様に更にあれこれ話しかけ続ける。私のことは目に入っているが完全無視だ。爵位が低い以上機会を貰えなければ、こちらから話しかける訳にはいかない。
 バスティア公爵の背後に控えるディエリが私を見つめる。目があったので機と捉えて、立礼をとる。完全に無視された。その態度に周囲に囁きがひろまる。アングラードとバスティアでは格が違うんだ、どこかで聞いたことのある声がそう吹聴する。私を見るディエリの目に浮かぶのは優越。公衆の面前で人を貶めて笑う態度はちょっと許せない。

「ノエル、あちらに参りましょう。バスティア公爵、失礼いたしますね」

 バスティア公爵を退けて私を選ぶカミュ様の発言に今度は周囲が色めき立つ。バスティア公爵親子とアングラード侯爵子息の次の動きに好奇の目を向け始める。

「おや、こちらは?」

 カミュ様と共に引き上げようとする私に、今更きづいたように問い掛ける。注目を集めた後のタイミングは周到で本当に腹がたつ。それでもマナー通り、爵位が低い私の方が先に跪いて礼をとる。

「ノエル・アングラードです。お会いできて光栄です、バスティア公爵」

 返す言葉は、結構の一言。爵位の下の者へ一言の返事はルールには適う。でも、相手が伯爵以上の爵位にであれば、敬意をもって自らも名乗り一言添えるのがマナー。
 バスティア公爵が私に含みがあることが伝わる。不穏な気配を囁く声と、上流貴族が蔑ろにされる場面を楽しむ声。不快な苛立ちを抑えて、笑顔で礼をして立ち上がる。

「挨拶が終わったのなら参りましょう、ノエル。アレックスとクロードにも、ダンスを切り上げるよう伝えて四人で奥で休むことに致しましょうね」

 迎え撃ったカミュ様の花の綻ぶような笑顔に含まれてるのは毒だ。バスティアよりアングラードとヴァセランをとる。公衆の面前での無礼に一矢報いる一言。観客からやはりアングラードか、とういう感嘆と羨望の混じる声がちらほら上がる。鷹揚な笑顔のバスティア公爵の瞳にうつるのは怒りだ。火が付く真似をしたのはそちらだと思う。

「お待ち下さい、カミュ様。ディエリもお供いたしましょう」

「申し訳ありません、バスティア公爵。今宵は心が休まる者と共に過ごしたいのです。ごきげんよう、ディエリ」

 カミュ様が花の笑顔を浮かべたままで即答する。取り付く島もない答え。気まずいの空気が広がって好奇の目が逃げるように離れていく。同じ貴族としてきついなと思わず同情する。カミュ様は一見たおやかに見えるけど、時折激しい一面を見せる。怒らせると本当はとっても怖い人だと思ってる。

「父が差し出がましい真似をして申し訳ございません。武芸も学問も誰にも引けを取らない自信があります。お気に入りの者に飽いたら、いつでもお声掛けください」

 余裕のある態度で自信を漲らせたディエリは、模範通りの美しい礼でカミュ様に伝える。でも、上げた顔が最初に見たのは私の顔、向ける瞳は嫌悪だ。これは多分、最悪の出会い方だ。

 すっかり馴染んだ王族控え室に入るとカミュ様が静かに怒りだす。バスティア公爵は息子の売り込みに必死過ぎるとか、しつこくて面倒だとか、周りに対して傲慢過ぎるとか、話が長くてつまらないとか。人を悪く言う発言は控えるカミュ様が頬を膨らませるのは私への気遣い。動いたのは自分の為だから気にするな、遠回しにそう言ってくれているのだ。

「ありがとうございました、カミュ様」

 カミュ様に感謝を告げると、照れたような微笑みを返してくれる。カミュ様の笑顔はやっぱり自然なほうがいい。女神様みたいな柔らかさに癒される。

「気をつけて下さいね。現バスティア公爵は少々劣等感の強い御仁です。アングラード侯爵、ヴァセラン侯爵を目の敵にしている節があります」

「さて、父上は何かしでかしましたか?」

 あの人物は父上とはかなり相性が悪いと思う。こちらが、心の中でごめんなさいと謝りたくなるような罠を仕掛けたりしてないことを願う。カミュ様は何か心当たりがあるのか、苦笑する。

「そうですね。たまたまお互い同じ議題を陛下に奏上してしまったのです。多くの方の眼前で優劣がつく結果になってしまいました。バスティア公爵は運が悪かったのでしょう」

 わざと同じ議題を提出したのだと思います。完全な嫌がらせです。喉元まで出かかった言葉を飲み込む。今になって私にとばっちりだ。頑張って居場所を守ろうね、最高の笑顔で笑う父上が脳裏に浮ぶ。

「議題ではアングラード伯爵に負けたとはいえ、バスティア公爵家は多方面に才があり文武両道で文官、武官両方の重要ポストに多くの者を輩出しております。ただ、傑物、怪物と後日まで語られるような御仁がいない。そんな事に劣等感を抱く必要なんてないでしょうに。ディエリの能力は高いですから、侯爵は名を残せる事を期待してるのでしょう」

 周りを見下すように少し顎を上げたディエリ。自分より下の者と学ぶ必要を感じないと言って授業すら碌に参加せず、功を焦る彼に振り回されるゲームのシナリオを思い出す。
 ノックの音の後、クロードとアレックス王子が入ってくる。様子を聞けば、私とカミュ様にした事と同じ事を二人にも行ったそうだ。こちらの顛末は意外な方に転がる。

「クロードが手合わせしたがってると紹介した時の公爵の顔は大変面白かったぞ。突然勢いがそがれて、逃げ道を探し始めた。でも、ディエリは目を逸らさず喜んでと答えてきた。性格がもう少し違えば面白い人物なんだが残念だ」

「よかったね、クロード。念願かなってディエリ様と手合わせできそうだね」

 私の言葉にクロードの顔は浮かない。頭をふって、肩を落とす。そして、何故か私の頭を撫でる。アレックス王子を伺えば、悪戯っぽい目で私を見て笑う。

「やるのはノエルになった。公爵は当家は文官寄りなので、アングラードのご子息ならって言い出したからね!」

「ご遠慮します」

 即答で拒否したら、ノエルの母君がすごく楽しみにしてるって言ってたと返ってきた。絶対辞めさせてもらえないなと腹をくくる。

「この話は私もカミュも忙しいのが落ち着いてからだ。頑張って腕を磨いておけ。私の為に勝て!」

 臣下らしく礼をとって応じる。以前手合わせした男爵家のように簡単には勝たせてもらえない相手だ。母君からは合格を貰った。今は元騎士のジルから更なる手ほどきを受け始めた。ディエリの見下した視線を思い出す。高慢の鼻は子だぬきが叩き落とします。勝ちましょう、アレックス王子の為に?

「さて、音楽が止みましたね。帰りの人が減るまでまでお喋りを楽しみましょうか?」

 この提案は嬉しい。帰りの門は込み合うから、進まない馬車にいるより四人で離す時間の方が嬉しい。

「そういえば、最近ユーグ殿を見かけません」

 木の実の塩漬けを口に運びながら、思い出したようにクロードが口を開く。ノエルとしても勉強会の帰りには中庭で会えば立ち話をするぐらいは親しくしている。相変わらず近すぎる距離感の行動にあの男は少し苦手だとクロードが零すのは秘密だ。

「ユーグはコーエン領にいるよ。気に入ったらしくて地下のマグマ洞の研究に夢中らしい。来週シュレッサー伯爵が研究棟の危なっかしい探求者を連れて、視察に行ってくれるそうだ。静かになって有難いよ」

「彼らがいないと王城に秩序が戻りますね。私は研究棟を作ったのが王家最大の失敗だと思っております」

 コーエン領の中でも地下にマグマ洞がある場所は火の属性がとても強い。研究の話の時は子供の顔に戻るユーグを思い出す。そこに危なっかしい探求者とシュレッサー当主が加わる時点で危ない事件が起きるのが確定した。無事に成果をもって、ただいまと戻れることを祈ってあげよう。

「そう言えば、サラザン男爵が女の子を引き取ったと今日挨拶に来た。私たちと同じ年だそうだ」

 背筋を冷たいものが走る。サラザンはヒロインを養子にした男爵の名前だった。いつかその名を聞くとはわかってた。彼女がどこにいるかは分かっていたけど、その存在にふれたら何かに飲まれる気がして調べることを避けていた。ついに彼女のシナリオが動き始めた。

「サラザン男爵は子がいないと悩んでおりましたね。多少の損があっても養子なら男の子をとると思っておりました。女の子とは意外です。余程の良縁があったのでしょうか?」

「庶民の子だと言ってた。教会の礼拝で魔力が発動した場にいあわせたらしい。光属性のようでかなり魔力量も高いそうだ。直系でなくとも継ぐなら男の子をとるべきだろうが、どうしても育ててみたくなって養女にしたと言ってたよ」

 目の前で交わされるヒロインの話。これはゲームの中では語られない話、でもその先が続く場所を私は知っている。君の噂はきいてるよ、出会ったヒロインにアレックス王子が告げる言葉。貴方の事は少し伺っています、カミュ様の言葉。大変なら力になる、クロードの言葉。

「準備は大変だな。俺も学園でお会いすることがあれば気に掛けます」

 ふわふわのピンクの髪にピンク甘い瞳。優しくて皆の気持ちにそっと入ってくる。魔力が豊富。王家と同じ光属性。クロードにも、カミュ様にも、ユーグにも、そしてアレックス王子にも、気付いたらかけがえのない存在になるんだ。愛しているよ、ゲームの中で囁く言葉は彼女の為のもの。

「学園で、それぞれ出会いがあって、こんな風にいられなくなるのは嫌です」

 うな垂れてぽつりと漏らすのは私のわがまま。忍び寄るシナリオは私の前に少しずつその影を広げている。勝負はここからだ。悪役令嬢としての結末を迎えれば、私の家族や一族全体に大きな影を落とす。でも、それだけじゃない零したくないものは私の手にたくさんある。
 辛かったら耐える。悲しかったら笑う。間違えたら取り返す。弱い心を漏らす暇があるなら、無謀でも前に進んで強くなりたい。

「ふゅに?」

 私の頬にかかるのは大好きな手。意地悪に気ままにその頬を強く何度もつぶしてくる。でも、その目は真剣に私の不安を覗き込むように向けられる。

「な、にゅ、ひゅ、る、で、す」

「君がバカを言うから腹がたったんだ。ノエルは私の側にいるんだろ?」

 二度めの約束は必ず果たします。明日側にいる事が辛くなっても。絶対叶うことがない初恋でも。
 キャロルじゃない私が、好きでいるのは許されますか? 貴方が好きだと気づいてしまったんです。

「はい! 約束です!」

 笑う私に応える笑顔は、私の眩しい宝物。
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