転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト

文字の大きさ
166 / 554

ボス戦

しおりを挟む

            勇者が4階層に向かおうとして、会談まで来ると、そこには大きな扉があった。

「何だこれは?」

「もしかしてボス部屋か?」

「なんか早くないか?まだ3層目だぞ。」

「それは、このダンジョンが小さいんじゃないの?」

「ああ、それはあるかも。」

「それじゃあ、ボスを倒して、次に進もうか。」

そして勇者たちは扉を開けて、中に入っていった。

するとそこには大きいけど、影で全体が見えなくなっている何かがいた。

「何だこの大きなモンスターは?」

「でも動かないぞ。」

「確かにどうすれば良いんだろう。」

そして、すべての勇者がボス部屋に入った瞬間に、いきなりボス部屋の入り口が勝手に閉まり、とうとうその大きなモンスターが動き始めた。

「皆、この大きなモンスターが動き始めたぞ。気をつけろ。」

そしてモンスターがいきなりしゃべり始めた。

『我は最高にして最強の種族である竜の王、すでになくなった身だがアンデット化して力もだんだんと戻ってきている。我は竜の王として勇者に力を貸すもの。』

「本当ですか?いや~良かったです。やっぱり竜王さんは勇者の味方だったんですね。」

『我が力を貸すのは真に選ばれし勇者、召喚によってこの世界にやってきて、好き放題して市民を困らせている偽者の勇者であるお前らに貸す力なぞ無い。本当の勇者を待っていた我の前に現れてくれたのは本当に良かった、今ここで偽者の勇者を倒せるのだからな。』

「はぁ?俺たちが偽者の勇者だと?そんな訳ないだろ。だって俺らは実際にこの聖剣や他にも神聖属性のまとっているものが持てているんだから。」

『そんな天使ごときが作った剣が本当に勇者の剣だと思っていたのか?その聖剣などはもてても勇者候補、真の勇者は使っていくごとに剣が強くなっていく。それに比べてお前らはだんだん剣の力が弱くなってきている、もはや勇者候補でもないたまたま剣を持てた人たちだ。』

「ずいぶんバカにしてくれますね。しかし今はあなたのほうがまずいのですよ。だって人数ではこっちが圧倒的に勝っているし、あんたはアンデット、そして俺たちの武器は神聖属性。相性は最悪のはずだ。」

『本気でそう思っているのなら哀れ。かかってきなさい。』

「皆、一斉に行くぞ。相手は竜王といってもすでに死んでいる身だ。」

そして勇者たちは攻め込んでいくが、竜王はその大きな巨体に似合わず、すばやい動きで勇者たちの攻撃が届く前に反撃をしていった。

「何であんなに早く動けるんだ?」

「おかしい、俺たちは世界最強なんだ。」

『まぁ、この結果になるとは思っていたが意外と早かったな。なぜか全盛期よりも力もスピードも出たし、さすがにあの神のダンジョンマスターはすでに我の体に何かしてあったか。』

「神だと?」

『おや?お仲間から聞いていなかったのか?お前らの後ろの方にいる奴を倒したのがダンジョンマスターの側近である天使だ。そこからダンジョンマスターが神だとは考え付かなかったのか?』

「どういうことだ?俺たちはそんな事聞いていないぞ。」

「んんんんんん~んん。」

「そうか、お前たちしゃべれなかったのか。」

『まぁ、そろそろ我も飽きてきたし、本気で行こうかな。』

竜王がそういうと、竜王の喉が赤く光った。

「皆、何かが来るぞよけろ。」

『インフェルノブレス』

竜王がそういいながら炎の息を吐くと、逃げ遅れた勇者を巻き込みながらどんどんといろんなものを溶かしていった。

『よし、ノルマである勇者の半数は行ったし、そろそろ休もうかの。』

そして竜王は勇者の半数を削った後、相手にする価値も無いと残りの勇者を次の階層に行かせようとしていた。

『さっさと行け、もう一回くらいたく無かったらな。』

そういうと勇者たちはすぐに次の階層に向かって行った。
        
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」  突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、 手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、 だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎  神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“  瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・  転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?  だが、死亡する原因には不可解な点が…  数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、 神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?  様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、 目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“  そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪ *神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw) *投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい *この作品は“小説家になろう“にも掲載しています

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

インターネットで異世界無双!?

kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。  その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。  これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。

暗殺者から始まる異世界満喫生活

暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。 流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。 しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。 同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。 ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。 新たな生活は異世界を満喫したい。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

異世界は流されるままに

椎井瑛弥
ファンタジー
 貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。  日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。  しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。  これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。

処理中です...