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大陸制覇
しおりを挟むそして、エドウィンの兵たちが仲間割れをしているときに、もう1つ事件が起こっていた。
それは…
「な、何だお前は!ギャァァァァ」
「侵入者が来…」
「早く連絡を・・・」
こうして、エドウィンの居る城の城内では、侵入者が発生していた。
「あと、少しか…」
そして、その侵入者はどんどん城内を進んでいって、ついに、エドウィンの居る玉座の間まで来た。
「開かない…蹴るか。」
そして、侵入者が金属で出来た大きな扉を蹴ると、思いっきり扉が外れて、エドウィンの横を通っていった。
「当たらなかったか…まぁ良いか。」
突然、扉が飛んできたエドウィンはパニックを起こして、何もしないで、侵入者に話しかけてしまった。
「だ、誰だ貴様は!」
しかし、扉のところには誰も居なかった。
「エドウィン様、大丈夫でしたか?」
そして、宰相まで出てきて、ここに、エドウィン国のトップが集まってしまった。
「ああ、大丈夫だが、いきなり扉が飛んできた。これはどうなっているんだ?」
「城内に侵入者が居るようです。そのため警戒を…」
エドウィンが扉のあった方向を向きながら宰相の話を聞いていると、いきなり、宰相が話さなくなってしまった。
「おい、どうした?」
そういいながら、エドウィンが宰相のほうを向くと、そこには首から上が無い宰相の姿があった。
「なん…だと…」
そして、宰相の姿に気をとられていると、何者かに、首に冷たいものを当てられた。
「こ、これは…」
「大きな声でしゃべるな。飛ばすぞ?」
そういわれたエドウィンは黙り込んでしまった。
「そうしておくのが懸命だな。まぁ、少しの時間稼ぎしか出来ないだろうが…」
その言葉を聴き、エドウィンは自分が殺されることを理解した。
「な、何のためにこんなことを…」
「何のためだと?簡単だ。戦争を速く終わらせるためには、敵のトップを潰すのが一番楽だからな。」
そして、エドウィンは最後の最後に侵入者の名前を聞くことにした。
「お前は誰だ?」
「ほう?こんな状況でも名前を聞くか…まぁ良い。冥土の見上げに教えてやろう。イーサン。これだけ聞けば分かるな?」
そう、侵入者の正体はイーサンだったのだ。
「何故敵国の大将がこんなところに!」
「お前たちの国とは違うのだ…アイン様が作った国は、力のあるものが上に居る。これは意図して作ったものではないが、上のもののほうが基本的に力が強い。だから…」
そして、イーサンはエドウィンの首を飛ばしながら、最後の言葉を放った。
「大将が動くのは当たり前だ。アイン様に仇なすものに慈悲など無い。」
そして、この後、イーサンが、エドウィンの首を取ったことを敵味方に公表して、この戦争は終わり、エドウィンに支配されていた国は、全てアインの国になったのだった。
そして、その瞬間、アインの大陸制覇が決まったのだった。
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