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教会に敵対するものたち
しおりを挟む「僕たち2人のこれからの目標は……教会を滅ぼすこと。」
「え?」
ヘレンは一瞬、アインが何を言ったのか分からないような顔をした。
「アイン君。教会を潰すってどういうこと?」
「それについいては、アニータのほうから聞いたほうがいいだろう。」
そして、アニータはヘレンに対して、教会を滅ぼそうと思ったきっかけと、それから調べてきた教会の悪事につい手を語り始めた。
「そ、そんな…教会がそんな事をやっていたなんて…」
「信じるか信じないかはヘレン次第だが、もしも信じてくれるのなら、一緒についてきて欲しいんだ…」
そして、ヘレンはしばらく考え込んだ後。
「具体的にはどうやってやるの?私たち4人じゃ、どうにもならないよ。」
「そうだね。だから、今からでもコネを作り始めるんだ。」
「コネを?そんなに簡単に作れるもんなの?」
「簡単に作るかはわからないけど、大体、協力をしてくれそうな地域は目をつけいているよ。」
「どこなの?」
「基本的には、この大陸の外郭の国。そして、民族的に嫌われている、純人間以外の種族の国かな。」
「人間以外の種族…そんな人たちと、交渉できるの?」
「何で?」
「私たちの言葉を理解し無そうじゃない。」
「う~ん。これも教会のせいなんだけど、異種族についてはどうやって教わっている?」
「人間には敵対していて、言葉を喋らない、人型の魔物のようなものって教わっているよ。」
「そうか……ちなみに、言わせてから言うのもなんだけど、そこにいるシオドーラだって異種族だからな。まぁ、シオドーラは異種族の中でも、純人間に近いけど。」
「そうだったの!ごめんね。シオドーラちゃん。」
「ちゃん付けはやめてくれ。後、気にしていないからいいぞ。」
「まぁ、彼女らの場合は、昔に倒した魔物の返り血のせいで、若干他の種族の力が宿っているだけなんだけど…
それに、喋れないと入っていたけど、異種族の中には我々よりも圧倒的に知性が高く、ほとんどの言葉が喋れる種族もあるよ。」
「そうだったんだ。知らなかった。」
「まぁ、教会がそうやってみんなの思想まで操作していたんだから仕方が無いよ。」
「そういえば、外郭の国が大丈夫な理由は?異種族が教会を嫌っている理由は大体理解できたんだけど…」
「ああ、それに関しては、教会がまったく支援していないことかな。」
「それって?」
「教会はいろんな国に支援をしていることを公開しているが、基本的には大国にしか支援をしていないんだ。だから、外郭のほうの小国からはよく、嫌われているよ。そして、今では教会のものは国内に入れないという法律を作っている国もあるくらい。」
「そんなに教会のことを嫌っている国もあるんだ。」
「だからこそ、僕たちはその国に協力を仰ぐんだけどね。」
「でも、今まで教会に攻め込んでいないって事は、嫌っているけど、攻め込む意思はないんじゃないの?」
その通りだった。なぜ、外郭の国が攻め込んでいないのかというと、教会に勝てる気がしないのだった。
そして、それは多少の国が協力しても一緒だし、もしも協力をするくらいだったら、自分たちの国がどれだけ経済を発展できるかに時間をかけていたかったのだった。
「そこに関しては安心して。ちゃんと作戦はあるから。
それより、協力してくれるかな?協力しなかったら、ここで別れるだけなんだけど。」
人はこういう言い方をされると、断りずらくなる。
そもそも、ヘレンは教会を潰すことには賛成の気持ちに傾いていたので…
「うん。協力するわ。」
そして、この日を境に、アインは早速、外郭の国に向かって行ったのだった。
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