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エリの告白
しおりを挟む「…」
アインは今、この現状を信じたくない気持ちでいっぱいだった。
しかし、アインはまだ、確認しておこうと思っていたことがあった。
(一応、いたずらの可能性もあるし、この赤いものが何なのかも確認しておこう。)
そして、アインはまた、確認用の魔法を使って、その赤いものが何なのかを確認した。
結果は…
「血か…」
結局をそれは血だった。
これが例の血なのかはわからないが、それでも、だんだんアインの最悪のケースに近づいてきてしまっている。
(しかし…なぜ一種類しかないんだ?)
アインが言った一種類というのは、血のことだ。
あの時、2人がいたので、もしもの最悪のケースでは血の種類は2種類ないとおかしいのだ。
しかし、今回のアインの魔法で検出された血は1種類。だからこそ、この血がだれのもので、そして、どこの血なのかを確認しなくてはいけないのだった。
それでも、血の付いたシーツを処分されてしまったことはあっているので、おそらくは隠したかったことなのだろう。
しかし、アインに責任を取らせたいなら、シーツを処分する必要はない。
だからこそ、アインは今回の犯人がどんな狙いでこのようなことをやったのかが気になるのだ。
そんなことを考えていると、エリが入室してきた。
「アイン様。」
エリはそこまで言って、アインが持っているシーツを見て、一瞬固まった。
そして…
「アイン様?なぜそれを持っているのですか?」
「え?」
正直、アインにとっては今回の話に、エリは全くの無関係だと思っていたので、シーツのことを知っているとは思っていなかった。
(これは、問いただしたほうがいいな。)
そう思ったアインは、エリに思い切って聞いてみた。
「エリよ。久しぶりに使うけど、主人権限だ。このシーツについて知っていることをすべて話せ。」
アインが対等に扱っているため、忘れられているかもしれないが、エリはもともとアインの奴隷である。
だからこそ、アインの命令には逆らえないので、今回のことについては、何かを知っていそうなエリに聞いたほうがいいと思ったのだった。
「わ、わかりました。」
エリのほうも、アインが久しぶりに主人としてふるまったので、動揺をしてしまった。
しかし、それでも命令が出されたので、それに従わないという選択肢はエリにはなかった。
「私が知っているのは、ほんの少しなのですが、アイン様がいつもとは違う時間に寝たことが魔力によって分かったのです。」
本来は寝るだけでは魔力に全く変化なんかないが、アインに関しては魔力量が異常なので、寝るだけでも異常が出て来るのだった。
「そこで少し不安になった私は、とりあえず、事情を知らないかを確認するために、お嬢様方にお話を聞きに行ったのですが、いなかったのです。
ですので、魔力探知を使ったところ、アイン様のお部屋に3人が集まっているのを確認したのです。
しかし、普段のアイン様でしたら、客人を前にして、先に寝ることはないということはわかっていたので、不審に思った私は、部屋の中に入る決意を決め、中に入りました。すると…
次回に続く!
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