474 / 554
帝国側
しおりを挟む一方、帝国側では、まだ魔術師の存在は見つかっていないようだ。
「これは、自分たちから行かなくてはいけないかな?」
そう思ったアインは、とりあえず、とりあえず、優秀な魔術師を1人、帝国の城まで派遣した。
そして、彼には、魔法を通じて、アインに、視覚を提供するようにお願いした。
「それでは、行ってきます。」
そういって、彼は城の中に入っていった。
まず、彼は自分はとある国の使いだといった。
基本この国に関しては、ほかの国に協力者などいなく、同じ大陸の国には嫌われているので、他の2国ではないことはわかってもらえた。
まず、彼が通されたのは、この国の宰相をやっている者の部屋だった。
そこでは、どんな国のものかを聞かれたが、バルバロット帝国という名前を出しただけで、少し不機嫌になられた。
「帝国か…まぁいい。それで、貴国はどこにあるのだ?」
現状、あまり友好的ではないので、この大陸にある国土についてだけは説明した。
「ほう?あの山脈をあけたのか。
それはご苦労なことだ。
それで、あの先にはどれくらいの土地が広がっているのだ?」
そういわれたので、魔術師は最近作られた、この大陸に関しての地図を持ち出し、国土の大きさを言った。
現状、あの山脈の向こう側の、植民国家の大きさは、この帝国の2分の1もない。
しかし、それでも結構な土地はあった。
「そうか…それでは皇帝陛下のほうにも報告はしておこう。
それまでは私のほうでは何も決められないので、いったん帰ってもらえないだろうか?
宿に関しては、こちら側で用意する。」
そういわれたので、案内された宿まで行って、今日は引いておこうとした。
しかし、夜に事件が起こった。
それは、魔術師が寝ている予定の場所に万が一の可能性を考慮して、アインが入れ替わっていたのだ。
(さて、ここで何かしらの問題を起こせば、僕のほうは用意できているんだけど。)
事前に、この帝国が今まで、どのようなことをしてきたのかを、王国側から聞いていたので、もしかすると、奇襲をかけてくるかもしれないと考えたアインは、現状も、植民国家のほうにある程度の部隊を展開して、すぐにでもこの国を攻められるようにしていた。
そして、このことは王国側にも行ってあり、参戦要請に時間はかかってしまうが、それでももしも戦争が起こった場合には、参戦してくれることを約束してくれた。
(まぁ、とりあえず待つか。)
そして、アインは仮眠状態に入った。
しかし、やはり刺客は来たのだ。
「やはり、帝国は許せないか?」
「起きていたのか。」
この国に関しては、帝国は1国でいいと思っているようだ。
それに、王国との戦闘もあまり良いように進んでいないようで、新しく山脈にある、国を亡ぼせば、領地を広げられることになるので、やはり、新興国のような国は占領したのだ。
「敵対するということでいいのか?」
「まぁ、貴様は国には帰らせないがな。」
そういって、視覚は攻撃してきたが、アインは、転移魔法で、空まで飛んだ。
「やはり無理だったか。」
そういって、アインは、自国と王国に戦争の開始を告げるのだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
4,199
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる