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第45話:愛せよ隣人、愛されろよ隣人
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「さて」
ふと秋にあった出来事を思い出したので世界の情勢というか、隣国の情勢について確認してみようと思う。
気になる部分は一つ、戦闘になるかどうかだ。
仮に戦争にならなかったとしても領地を狙われている可能性はある。
今回はその件について、はっきりさせておきたいのだ。
起こったことは「ウェアウルフの襲撃」だ。
彼らは元々人なだけあって理性的な部分がある。
普段は人里離れた森の奥、つまりモンスターの森のようなところに棲んでいるのだ。
そんな彼らが人里、しかもこちら側の領土に侵入してくるということは……、
「あった、隣国で木材の大幅な値上げ!」
差し出したるは近隣の新聞、商人から買ったものなのでほかの地区からすればいささか古い情報だ。
これを数年前の情報とすると私達が襲撃された時と時期が合う。
これは、
「切り開いてるな、多分。」
隣国が森を切り開く理由は?
おそらく通達もない今の状況で隣国から一方的にこちらへのルートを確保しようとしているということは、十中八九襲撃用、だろうなぁ。
「いやだ~戦争いや~。」
なんとかならんかな~モンスター増えないかな~。
うん?そうか、モンスターを増やせばいいのか。
ということはデバッグモードで敵の軍隊を消して、
「ってできるかーい!」
やったら悪童過ぎるだろ!
あわや討伐対象だよ!
落ち着け?なんとかするにしても人命は大事だ。
後どうでもいい生き物でももしかしたら世界には大切なファクターかもしれん。
世界を無茶苦茶にするようなことはしない。
これを忘れてはいけない。
え?雨?嫌な事件だったね……。いや、いい事件かもしれないし。忘れよう、うん。
ま、まぁ気を取り直して、世界を混乱に陥れずにモンスターの数を増やす方法……あ!
「そっか!こっちが安全になればいいのか!」
こちら側にいるモンスターをあちら側にぶつければおのずと相手の戦力は削れるぞ!
でもどうすればいいか……デバッグモードでウェアウルフとモンスターを入れ替えるのは?
いや、こっちが危険だな……彼らと話し合いができればいいんだが……。
「パパー!パパはいるー?」
「いるぞ~どうした~?」
家の屋根から父上の声がした。
いやどこにおるねん。
「パパ、秋にさ、ウェアウルフに襲われたんだけど。」
「おぉ?そうだったな。パパあちらさんの村に抗議に行こうと思ったんだが、村人に止められたよ~。」
「パパそれ私も行く。」
「うん?」
圧が強い圧が強い!
着いてくんなよって圧を感じる!
「い、いやさ、なんで襲われたのかなって思って、直接聞いてみたいなって。」
「カノイ……好奇心は猫をも殺すぞ?」
うぅ、殺されるとこ見たことあるから反論できない。
「……まぁいい、近隣との問題解決も領主としての仕事でもある。ちょっとばかし危険だが、今回はついてくるか?」
おぉ!
「わーい!パパ大好き!」
「ははは!パパもカノイのこと大好きだぞ~!でも、大好きだからこそ約束だ。危険なことはなるべくするなよ?」
「はーい。」
なるべくね、なるべく。
「また来るとしたら秋ごろだろう。先手を打つため秋口に攻入ろう。」
「パパ、攻入らない。話し合い話し合い。」
どうやらついていくので正解だったようだ。あぶねー。
カノイ・マークガーフ、10歳、大きな決断を下した冬の出来事である。
ふと秋にあった出来事を思い出したので世界の情勢というか、隣国の情勢について確認してみようと思う。
気になる部分は一つ、戦闘になるかどうかだ。
仮に戦争にならなかったとしても領地を狙われている可能性はある。
今回はその件について、はっきりさせておきたいのだ。
起こったことは「ウェアウルフの襲撃」だ。
彼らは元々人なだけあって理性的な部分がある。
普段は人里離れた森の奥、つまりモンスターの森のようなところに棲んでいるのだ。
そんな彼らが人里、しかもこちら側の領土に侵入してくるということは……、
「あった、隣国で木材の大幅な値上げ!」
差し出したるは近隣の新聞、商人から買ったものなのでほかの地区からすればいささか古い情報だ。
これを数年前の情報とすると私達が襲撃された時と時期が合う。
これは、
「切り開いてるな、多分。」
隣国が森を切り開く理由は?
おそらく通達もない今の状況で隣国から一方的にこちらへのルートを確保しようとしているということは、十中八九襲撃用、だろうなぁ。
「いやだ~戦争いや~。」
なんとかならんかな~モンスター増えないかな~。
うん?そうか、モンスターを増やせばいいのか。
ということはデバッグモードで敵の軍隊を消して、
「ってできるかーい!」
やったら悪童過ぎるだろ!
あわや討伐対象だよ!
落ち着け?なんとかするにしても人命は大事だ。
後どうでもいい生き物でももしかしたら世界には大切なファクターかもしれん。
世界を無茶苦茶にするようなことはしない。
これを忘れてはいけない。
え?雨?嫌な事件だったね……。いや、いい事件かもしれないし。忘れよう、うん。
ま、まぁ気を取り直して、世界を混乱に陥れずにモンスターの数を増やす方法……あ!
「そっか!こっちが安全になればいいのか!」
こちら側にいるモンスターをあちら側にぶつければおのずと相手の戦力は削れるぞ!
でもどうすればいいか……デバッグモードでウェアウルフとモンスターを入れ替えるのは?
いや、こっちが危険だな……彼らと話し合いができればいいんだが……。
「パパー!パパはいるー?」
「いるぞ~どうした~?」
家の屋根から父上の声がした。
いやどこにおるねん。
「パパ、秋にさ、ウェアウルフに襲われたんだけど。」
「おぉ?そうだったな。パパあちらさんの村に抗議に行こうと思ったんだが、村人に止められたよ~。」
「パパそれ私も行く。」
「うん?」
圧が強い圧が強い!
着いてくんなよって圧を感じる!
「い、いやさ、なんで襲われたのかなって思って、直接聞いてみたいなって。」
「カノイ……好奇心は猫をも殺すぞ?」
うぅ、殺されるとこ見たことあるから反論できない。
「……まぁいい、近隣との問題解決も領主としての仕事でもある。ちょっとばかし危険だが、今回はついてくるか?」
おぉ!
「わーい!パパ大好き!」
「ははは!パパもカノイのこと大好きだぞ~!でも、大好きだからこそ約束だ。危険なことはなるべくするなよ?」
「はーい。」
なるべくね、なるべく。
「また来るとしたら秋ごろだろう。先手を打つため秋口に攻入ろう。」
「パパ、攻入らない。話し合い話し合い。」
どうやらついていくので正解だったようだ。あぶねー。
カノイ・マークガーフ、10歳、大きな決断を下した冬の出来事である。
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