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ウインティア王国編
46
~ゾルティー殿下視点~
アランが長期休暇を利用して婚約者のレイチェル嬢と帰ってきているのでお茶会にも参加致しますと連絡があった。
それなら『マイ』のことと学園内の状況を話すのにちょうどいいとお茶会の開始時間よりも早く私の執務室に呼んだ。
久しぶりに会うアランは背も伸びて、甘い顔立ちは変わらないが、それに男らしさが加わってもう少年というよりも青年といった方が相応しい感じになっていた。
「ご無沙汰しております。ゾルティー殿下にご挨拶させていただきます」
「挨拶はいいよ。時間もないことだし話を進めよう。座って」
『マイ』は相変わらず男たちを日替わりで交換しながら今も男漁りを続けていること、兄上に睨まれてから今のところは接触していないこと。
最近はあのガルザークが兄上の側で兄上の婚約者の座を狙う令嬢達から守っていること、兄上の婚約者候補になると生徒たちの間で噂になった令嬢たちの派閥が出来ていること等を話ていった。
「『マイ』のことは想像通りですが、ガルザーク殿が?」
「そうなんだよね。一番変わったのはガルザークなんだよ。彼は『マイ』との関係を切って鍛錬に励むようになってから今までの自分の行動を反省したようだよ。顔付きまで変わっているよ」
きっとエリザベート嬢に会ったことが切っ掛けになったんだろうね。
ここまで話したところで執務室の扉を叩くノックの音がした。
やっぱり来たんだね。
入室の許可を出して現れたのは予想通り兄上だった。
兄上の顔を見てアランが驚いているのがわかった。
すぐに普通の表情に取り繕ったが分かるよ。ここまで兄上から表情が抜け落ちているのをアランが見るのは初めてだもんね。
アランが挨拶をしても兄上の顔は動かないままだった。
「エリーはアトラニア王国で楽しく過ごしているだろうか」
諦めてもやっぱり気になるんだね。
「はい。つい最近庭師のところに子犬が生まれたのでエリーがもらってきたんですけれど、何故か一番小さく生まれて、体も弱い子を選んできたんです」
「なんでなんだ?」
「僕も同じ事を聞きました。『ルフランと同じ瞳の色なの、この子の目を見た瞬間ルフランがこの子のように弱っているような気がしたの。だからこの子を元気で強い子に育てたらルフランも元気になるような気がしたから・・・この子を選んだの。ルフランのように大きくて優しい子に育てるの。安心して私が最後までこの子の面倒を見るわ』そう言って朝から晩まで時間の許す限り側で世話をしていますよ」
「・・・そうか」
「名前はエリーが『ラン』って名付けたんです。ルフラン殿下から取ったようですよ。すごくエリーに懐いていて離れないんです。エリーの姿が見えないと泣いちゃう困った子なんですよ」
アランがそう言って兄上に微笑むと、一度目を閉じてから兄上は「話してくれてありがとう」そう言って執務室から出ていった。
こんな話し聞いたら兄上は、今頃泣いてるんじゃないかな?
兄上が好きになったエリザベート嬢は本当に優しい人だったんだね。
離れていても兄上のことを心配してくれている。
きっとエリザベート嬢も兄上のことを・・・
「本当は子犬のことを話すつもりはなかったんです。でもあのルフラン殿下の顔を見たら話すべきだと思ったんです」
アランは悲しそうな顔をするが、私からしたらこれで兄上も少しは前向きな気持ちになってくれるのではないかと期待してしまう。
「大丈夫だよアラン。兄上は強くなるよ。エリザベート嬢がそう望んだのだからね」
さて、そろそろ時間だ。
何が起こるかな?
アランを先に行かせ、兄上のいる控え室に入ると少しだけ、ほんの少しだけ兄上の纏う雰囲気が柔らかくなっているような気がした。
本当にすごいな。
エリザベート嬢の存在は・・・
兄上と揃って会場に入ろうとしたところで、複数の女性の言い争う声が聞こえてきた。
「何を騒いでいるんだ!」
もうエリザベート嬢効果が現れた。
今までなら周りが揉めていても気にも止めなかったのにな。
令嬢の何人かと『マイ』が騒いでいたようだ。
その原因がアランね。
兄上の声で会場内が静まり返ると一人の令嬢が説明しはじめた。
話を聞くとアランが会場に登場するなり『マイ』がアランに駆け寄り転ぶフリをして抱きつこうとしたそうだが、アランは華麗に避けて『僕には婚約者がいるんだ、彼女以外の女性、特に君には触れられたくないね』と『マイ』に冷たく言うとその場を去ったそうだ。
それを見た令嬢たちが呆然とする『マイ』を嘲笑うと顔を真っ赤にした『マイ』が令嬢たちに飛びかかろうとした所を何人かの子息が止めに入ったようだ。
令嬢たちにしてみれば、学園で常に男を侍らしている『マイ』を見ているだけに、靡かないアランに好感度が上がったようだ。
それにあの顔だ。今も頬を染めてアランを見つめる令嬢の多いことよ。
「騒ぎを起こすなら退場してもらおうか、ここは男漁りする場ではない」
くすくすと令嬢たちの蔑む目に嘲笑う声がそこら中から聞こえる。
言い訳をしようと口を開こうとした『マイ』だが、兄上に睨まれて大人しく席に着いた。
帰る気はなさそうだ。
それに『マイ』の目はアランを諦めていない。
本当にバカな子だよ。
君の本性がバレていないと思っているのかい?
君の知っているゲームの攻略対象者の5人全員がもう君を選ぶことは無いんだよ。
いつまで自分をヒロインだと思い込んでいるのかな?
君はハッピーエンドを迎えることは出来ないんだよ。
来月には私も学園に通うようになる。
彼女は私にも言い寄ってくるのかな。
楽しみだな。
アランが長期休暇を利用して婚約者のレイチェル嬢と帰ってきているのでお茶会にも参加致しますと連絡があった。
それなら『マイ』のことと学園内の状況を話すのにちょうどいいとお茶会の開始時間よりも早く私の執務室に呼んだ。
久しぶりに会うアランは背も伸びて、甘い顔立ちは変わらないが、それに男らしさが加わってもう少年というよりも青年といった方が相応しい感じになっていた。
「ご無沙汰しております。ゾルティー殿下にご挨拶させていただきます」
「挨拶はいいよ。時間もないことだし話を進めよう。座って」
『マイ』は相変わらず男たちを日替わりで交換しながら今も男漁りを続けていること、兄上に睨まれてから今のところは接触していないこと。
最近はあのガルザークが兄上の側で兄上の婚約者の座を狙う令嬢達から守っていること、兄上の婚約者候補になると生徒たちの間で噂になった令嬢たちの派閥が出来ていること等を話ていった。
「『マイ』のことは想像通りですが、ガルザーク殿が?」
「そうなんだよね。一番変わったのはガルザークなんだよ。彼は『マイ』との関係を切って鍛錬に励むようになってから今までの自分の行動を反省したようだよ。顔付きまで変わっているよ」
きっとエリザベート嬢に会ったことが切っ掛けになったんだろうね。
ここまで話したところで執務室の扉を叩くノックの音がした。
やっぱり来たんだね。
入室の許可を出して現れたのは予想通り兄上だった。
兄上の顔を見てアランが驚いているのがわかった。
すぐに普通の表情に取り繕ったが分かるよ。ここまで兄上から表情が抜け落ちているのをアランが見るのは初めてだもんね。
アランが挨拶をしても兄上の顔は動かないままだった。
「エリーはアトラニア王国で楽しく過ごしているだろうか」
諦めてもやっぱり気になるんだね。
「はい。つい最近庭師のところに子犬が生まれたのでエリーがもらってきたんですけれど、何故か一番小さく生まれて、体も弱い子を選んできたんです」
「なんでなんだ?」
「僕も同じ事を聞きました。『ルフランと同じ瞳の色なの、この子の目を見た瞬間ルフランがこの子のように弱っているような気がしたの。だからこの子を元気で強い子に育てたらルフランも元気になるような気がしたから・・・この子を選んだの。ルフランのように大きくて優しい子に育てるの。安心して私が最後までこの子の面倒を見るわ』そう言って朝から晩まで時間の許す限り側で世話をしていますよ」
「・・・そうか」
「名前はエリーが『ラン』って名付けたんです。ルフラン殿下から取ったようですよ。すごくエリーに懐いていて離れないんです。エリーの姿が見えないと泣いちゃう困った子なんですよ」
アランがそう言って兄上に微笑むと、一度目を閉じてから兄上は「話してくれてありがとう」そう言って執務室から出ていった。
こんな話し聞いたら兄上は、今頃泣いてるんじゃないかな?
兄上が好きになったエリザベート嬢は本当に優しい人だったんだね。
離れていても兄上のことを心配してくれている。
きっとエリザベート嬢も兄上のことを・・・
「本当は子犬のことを話すつもりはなかったんです。でもあのルフラン殿下の顔を見たら話すべきだと思ったんです」
アランは悲しそうな顔をするが、私からしたらこれで兄上も少しは前向きな気持ちになってくれるのではないかと期待してしまう。
「大丈夫だよアラン。兄上は強くなるよ。エリザベート嬢がそう望んだのだからね」
さて、そろそろ時間だ。
何が起こるかな?
アランを先に行かせ、兄上のいる控え室に入ると少しだけ、ほんの少しだけ兄上の纏う雰囲気が柔らかくなっているような気がした。
本当にすごいな。
エリザベート嬢の存在は・・・
兄上と揃って会場に入ろうとしたところで、複数の女性の言い争う声が聞こえてきた。
「何を騒いでいるんだ!」
もうエリザベート嬢効果が現れた。
今までなら周りが揉めていても気にも止めなかったのにな。
令嬢の何人かと『マイ』が騒いでいたようだ。
その原因がアランね。
兄上の声で会場内が静まり返ると一人の令嬢が説明しはじめた。
話を聞くとアランが会場に登場するなり『マイ』がアランに駆け寄り転ぶフリをして抱きつこうとしたそうだが、アランは華麗に避けて『僕には婚約者がいるんだ、彼女以外の女性、特に君には触れられたくないね』と『マイ』に冷たく言うとその場を去ったそうだ。
それを見た令嬢たちが呆然とする『マイ』を嘲笑うと顔を真っ赤にした『マイ』が令嬢たちに飛びかかろうとした所を何人かの子息が止めに入ったようだ。
令嬢たちにしてみれば、学園で常に男を侍らしている『マイ』を見ているだけに、靡かないアランに好感度が上がったようだ。
それにあの顔だ。今も頬を染めてアランを見つめる令嬢の多いことよ。
「騒ぎを起こすなら退場してもらおうか、ここは男漁りする場ではない」
くすくすと令嬢たちの蔑む目に嘲笑う声がそこら中から聞こえる。
言い訳をしようと口を開こうとした『マイ』だが、兄上に睨まれて大人しく席に着いた。
帰る気はなさそうだ。
それに『マイ』の目はアランを諦めていない。
本当にバカな子だよ。
君の本性がバレていないと思っているのかい?
君の知っているゲームの攻略対象者の5人全員がもう君を選ぶことは無いんだよ。
いつまで自分をヒロインだと思い込んでいるのかな?
君はハッピーエンドを迎えることは出来ないんだよ。
来月には私も学園に通うようになる。
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