チート魔王の俺は勇者より強い

プロローグ=転生

　とある事情を抱えたライトノベル作家がいた。その作家は、男子高校生でとても人気のライトノベルを書いていた。この少年は、事情があり引きこもり生活をしている。
　そんなある日のこと、仕事でいつも夜中にも帰ってこないような両親が昼間に帰ってきた。

　ここから本当の物語が始まる。

「お帰り。」と俺が少し違和感を感じながら言うと。

　「ただいま。」とかなり低い声の返事が返ってきた。

　俺は、少し違和感を感じたがヘッドホンで音楽を聞いていたたため聞き間違いだろうと思った。

　数分後、俺は飲み物がほしくなったため部屋を出ようとドアに手をかけたとき、おもいっきりドアがあいた。

　そこには、大きな男が俺の目の前にいた。

　「なんなんだ、あんたは」と言おうと口を少し開いた瞬間に、俺は気を失った。

　俺が目を覚ますと、そこは俺の異世界に転生しちゃった系の序盤にでてくるような女神のいる場所の様だった。

　周りを見まわしてみた。すると、そこに、堂々と王様が座る様な椅子によりかかって座っている女がいた。

　「おまえは誰だ。」と俺が聞くと
　「私は、女神イリス。」
　「そなたは、私たちの計画を達成するために、殺された。私たちによって。」とイリスという者が応えた。

　俺は、その応答の計画というものに興味がわいた。

　「計画とは」と俺がいう。
　「あなたは、自分が殺されたという事よりも計画の方が気になるのね。」と不思議そうに問いかけてきた。

　「はい。」
　「俺が、死んだ事は何が原因であるかなどには、ちっとも興味がない。」と俺が応えた。

　俺が、死んだ事に興味がないのは、少しもスリルの感じることのできないあの世界で生きるのがいやだったから。俺が引きこもり生活を始めたのもこれが原因だ。

　「あなたのことは、分かりました。それでは、ここで説明することはないので、すぐに転生の方にうつりましょう。」とイリスはいった。

　そして、すぐに俺の方に光が集まってきた。すると、イリスが俺に質問してきた。

　「あなたの名前は」と。

　「フウセツ=レイ」と俺はいった。

　「分かりました。レイさんいってらっしゃい。」とイリスが言うと光が俺を包み、俺の意識が消えていった。