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第二章
23・前を向く決意
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西新宿のマンションに到着し、ユウキさんはゲスト用の駐車スペースに車を停めた。「とりあえずジンが帰ってくるまであたしも部屋にいる」と言い、一緒にエレベーターに乗った。神楽オーナーが貸してくれたルームキーで、二人で家に上がる。
午後五時。家主はまだ帰ってきていない。
「いつまでも悄気てないで、シャキッとしなさいよ」
「……すみません」
「とりあえず必要最低限の荷物は持ち帰れたし、別れの手紙は置いてきたし、DV男との問題はこれで解決でしょ」
解決?
そっか。本当にタクトとの関係は終わったんだよね。一方的な別れで、かなり無理やりで、しかもあっさり終わった。
あまり実感が湧かないけど……安心していいんだよね?
どっと疲れが襲ってきた。今はなにも考えたくない。
しかし、こんなときでさえ体は正直で。
憔悴しているはずが、不意に、お腹が大きな音を立てる。
「ユウキさん。朝もお昼も食べていませんでしたね。お食事にしませんか?」
「……」
「あれ、ユウキさん?」
「……」
見ると、ユウキさんはソファに寝転がって眠っていた。数秒後、豪快にいびきをかきはじめる。
休まずそばにいてくれたんだもの。相当お疲れのはずだよね。
私はそっと、毛布をかけてあげた。
たくさん厳しいことを言われたけれど、ユウキさんは心優しい人だと思う。これだけお世話になってしまったし、私を助けてくれた神楽オーナーにもお礼をしたい。
二人に何か食事を作ろうかな。
キッチンに向かい、冷蔵庫の前に立つ。「失礼します」と呟いてから中を開けてみた。
庫内には、物があまり入っていなかった。バターとオレンジジュースと三つの卵。調味料もあったが賞味期限切れのものも混じっている。野菜はいくつか保存されているものの、未開封のものも多い。肉類は豚肉のみ。ありあわせで作るしかない。
三口のコンロは新品のように綺麗だった。自炊は全くしていないらしい。
オーナーはいつも何を食べているのだろう。外食やデリバリーが多いのだろうか。
やっぱり、私なんかが手料理を振る舞うなんておこがましいかな……。
なんて迷っていると。
「なにボケッとしてんだ」
「きゃっ!?」
突然背後から話しかけられ、思わず絶叫。
慌てて振り向いたら。
「神楽オーナー……!」
素顔を見せたオーナーが私を見下ろしていた。
「お帰りなさい。すみません、勝手に冷蔵庫を開けてしまって」
「別にいいけど。何してんだ」
「料理をしようかなと。オーナーとユウキさんのために」
「……なに?」
私のひとことに、オーナーは目を見開いた。
その反応。やっぱり私の手料理なんて食べたくないよね。
「でもやめておきます。私の作ったごはんなんて、きっとお口に合わないし……」
「いや」
オーナーは小さく首を横に振った。
「作ってくれよ」
「え」
「アスカの手料理、食べさせてくれ」
オーナーの返事を聞いて、私は一瞬、言葉を失う。
まさか、私の手料理を食べてくれるなんて。
驚きの反面、なんだか嬉しくて。勝手に頬が緩んでしまった。
「豚肉の玉子とじでもいいですか?」
「いいよ。腹減ったから早く作ってくれ」
よし。こうなったら頑張って作ろう……!
豚肉と玉ねぎ、卵と調味料をキッチンに並べ、フライパンを用意した。
対面式のキッチンからオーナーの様子がよく見える。なんだか緊張してしまう。
ソファで眠るユウキさんを眺めながらオーナーはため息を吐いた。
「ユウキの奴。起きそうにねぇな」
「かなりお疲れのようです。私のせいで」
「なんでお前のせいになるんだ」
「連れ回してしまったから……」
「あ?」
オーナーは訝しげな顔になる。キッチンの横に置かれた私の鞄に気づいたようで、目を見張る。
「まさか。アパートに行ったのか」
「あっ。えっと……荷物を取りに」
「嘘だろ。ユウキにお前をアパートに近づかせないよう頼んであったんだが」
「何度も行くなと止められました。ユウキさんは私のわがままに付き合ってくれたんです。どうしても荷物を取り戻したくて」
スマートフォンも財布も化粧品も、全部手放せとユウキさんには言われた。
それでも、御守りだけは諦めきれなかった。切り裂かれた御守りのことを思い出すたび気分が沈む。
「昨日の今日だぞ? いくらなんでも危険すぎる」
「安心してくださいね。タクトには会いませんでした。別れの手紙を置いてきましたし、連絡先もブロックしました。もう……これで全部解決です」
私はフライパンに出汁と調味料を投入した。冷凍された玉ねぎを流水解凍している途中、目の前がぼやけてきてしまう。
「私、目が覚めました。部屋の惨状を見て、すごくショックで。たくさん物が壊されていたんです。タクトが相当暴れたんだろうなって。凶暴な人だったんだって改めて理解しました。私の大切な御守りも、破られていましたし……」
目から大粒の涙が溢れ出てきた。さりげなく腕で拭き取るけれど、全然止まらない。
「大切な思い出が、なくなっちゃいました。お兄さんは私のことなんてとっくに忘れていると思いますけど、私にとってはヒーローなんです」
ついには声も震え、泣いていないことを隠すのが苦しくなってきた。鼻を啜り、わざとらしく明るい口調で誤魔化した。
「おかしいですね……玉ねぎのせいかな。切ってもいないのに目が染みちゃいました」
水を止め、解凍された玉ねぎを軽く水抜きする。
オーナーは何も言わなかった。それどころか、口を閉じたままベッドルームへ行ってしまった。
さすがに面倒と思われたよね……。こんなことで泣くなんて。
神楽オーナー。ごめんなさい。御守りのことなんか早く忘れる。タクトから逃れられたんだから、これからは強くならないと。
豚肉に刻み生姜と料理酒を混ぜる。だし汁が沸騰した頃に豚肉を投入した。料理に集中していれば、悲しいことも忘れられるはず。
そう思っていると。やがてオーナーがベッドルームから戻ってきた。
私は涙を呑み、なにごともなかったかのような素ぶりをしてみせる。
ゆっくりとこちらに近づいてくるオーナーは、おもむろに私の隣に立った。
「アスカ。そんなに悲しむな」
仕事中には絶対に聞けない、優しさに満ちた声色。
「たとえ御守りがなくなっても、代わりに俺がアスカを守る」
「……え」
「だから、元気出せ」
彼なりの優しさなのだろう。思いやりに胸があたたかくなる反面、少し複雑だった。いくらオーナーに励まされても、リュウお兄さんの代わりにはならない。
「ありがとうございます。……でも、大丈夫ですよ。いつまでもオーナーに頼ってばかりじゃいけません。タクトから逃れられたんだから、これからは私一人の力で生きていきます。すぐにアパートを探してここを出て行きますから、安心してくださいね」
豚肉が茶色くなってきた頃にゆっくりと溶き卵を全体にかけた。フライパンに蓋をして数分もすれば出来上がりだ。
ついでにサラダも作ろうと冷蔵庫に向かうが。彼に行く手を阻まれてしまった。
……なに?
戸惑う私の目の前に、オーナーはサッとなにかを差し出した。
彼が手に持つ物を見て、私は目を見開く。
懐かしい記憶が、一気に甦った。と同時に、なぜ神楽オーナーがそれを持っているのか理解できなかった。
「オーナー? どうしてあなたが持っているんですか……?」
私の問いに、オーナーはふっと微笑み、一音一音ハッキリとした口調でこう言った。
「俺が、リュウだからだよ」
──彼の手のひらには、私がリュウお兄さんに渡したはずのドラゴンが握られていたのだ。
午後五時。家主はまだ帰ってきていない。
「いつまでも悄気てないで、シャキッとしなさいよ」
「……すみません」
「とりあえず必要最低限の荷物は持ち帰れたし、別れの手紙は置いてきたし、DV男との問題はこれで解決でしょ」
解決?
そっか。本当にタクトとの関係は終わったんだよね。一方的な別れで、かなり無理やりで、しかもあっさり終わった。
あまり実感が湧かないけど……安心していいんだよね?
どっと疲れが襲ってきた。今はなにも考えたくない。
しかし、こんなときでさえ体は正直で。
憔悴しているはずが、不意に、お腹が大きな音を立てる。
「ユウキさん。朝もお昼も食べていませんでしたね。お食事にしませんか?」
「……」
「あれ、ユウキさん?」
「……」
見ると、ユウキさんはソファに寝転がって眠っていた。数秒後、豪快にいびきをかきはじめる。
休まずそばにいてくれたんだもの。相当お疲れのはずだよね。
私はそっと、毛布をかけてあげた。
たくさん厳しいことを言われたけれど、ユウキさんは心優しい人だと思う。これだけお世話になってしまったし、私を助けてくれた神楽オーナーにもお礼をしたい。
二人に何か食事を作ろうかな。
キッチンに向かい、冷蔵庫の前に立つ。「失礼します」と呟いてから中を開けてみた。
庫内には、物があまり入っていなかった。バターとオレンジジュースと三つの卵。調味料もあったが賞味期限切れのものも混じっている。野菜はいくつか保存されているものの、未開封のものも多い。肉類は豚肉のみ。ありあわせで作るしかない。
三口のコンロは新品のように綺麗だった。自炊は全くしていないらしい。
オーナーはいつも何を食べているのだろう。外食やデリバリーが多いのだろうか。
やっぱり、私なんかが手料理を振る舞うなんておこがましいかな……。
なんて迷っていると。
「なにボケッとしてんだ」
「きゃっ!?」
突然背後から話しかけられ、思わず絶叫。
慌てて振り向いたら。
「神楽オーナー……!」
素顔を見せたオーナーが私を見下ろしていた。
「お帰りなさい。すみません、勝手に冷蔵庫を開けてしまって」
「別にいいけど。何してんだ」
「料理をしようかなと。オーナーとユウキさんのために」
「……なに?」
私のひとことに、オーナーは目を見開いた。
その反応。やっぱり私の手料理なんて食べたくないよね。
「でもやめておきます。私の作ったごはんなんて、きっとお口に合わないし……」
「いや」
オーナーは小さく首を横に振った。
「作ってくれよ」
「え」
「アスカの手料理、食べさせてくれ」
オーナーの返事を聞いて、私は一瞬、言葉を失う。
まさか、私の手料理を食べてくれるなんて。
驚きの反面、なんだか嬉しくて。勝手に頬が緩んでしまった。
「豚肉の玉子とじでもいいですか?」
「いいよ。腹減ったから早く作ってくれ」
よし。こうなったら頑張って作ろう……!
豚肉と玉ねぎ、卵と調味料をキッチンに並べ、フライパンを用意した。
対面式のキッチンからオーナーの様子がよく見える。なんだか緊張してしまう。
ソファで眠るユウキさんを眺めながらオーナーはため息を吐いた。
「ユウキの奴。起きそうにねぇな」
「かなりお疲れのようです。私のせいで」
「なんでお前のせいになるんだ」
「連れ回してしまったから……」
「あ?」
オーナーは訝しげな顔になる。キッチンの横に置かれた私の鞄に気づいたようで、目を見張る。
「まさか。アパートに行ったのか」
「あっ。えっと……荷物を取りに」
「嘘だろ。ユウキにお前をアパートに近づかせないよう頼んであったんだが」
「何度も行くなと止められました。ユウキさんは私のわがままに付き合ってくれたんです。どうしても荷物を取り戻したくて」
スマートフォンも財布も化粧品も、全部手放せとユウキさんには言われた。
それでも、御守りだけは諦めきれなかった。切り裂かれた御守りのことを思い出すたび気分が沈む。
「昨日の今日だぞ? いくらなんでも危険すぎる」
「安心してくださいね。タクトには会いませんでした。別れの手紙を置いてきましたし、連絡先もブロックしました。もう……これで全部解決です」
私はフライパンに出汁と調味料を投入した。冷凍された玉ねぎを流水解凍している途中、目の前がぼやけてきてしまう。
「私、目が覚めました。部屋の惨状を見て、すごくショックで。たくさん物が壊されていたんです。タクトが相当暴れたんだろうなって。凶暴な人だったんだって改めて理解しました。私の大切な御守りも、破られていましたし……」
目から大粒の涙が溢れ出てきた。さりげなく腕で拭き取るけれど、全然止まらない。
「大切な思い出が、なくなっちゃいました。お兄さんは私のことなんてとっくに忘れていると思いますけど、私にとってはヒーローなんです」
ついには声も震え、泣いていないことを隠すのが苦しくなってきた。鼻を啜り、わざとらしく明るい口調で誤魔化した。
「おかしいですね……玉ねぎのせいかな。切ってもいないのに目が染みちゃいました」
水を止め、解凍された玉ねぎを軽く水抜きする。
オーナーは何も言わなかった。それどころか、口を閉じたままベッドルームへ行ってしまった。
さすがに面倒と思われたよね……。こんなことで泣くなんて。
神楽オーナー。ごめんなさい。御守りのことなんか早く忘れる。タクトから逃れられたんだから、これからは強くならないと。
豚肉に刻み生姜と料理酒を混ぜる。だし汁が沸騰した頃に豚肉を投入した。料理に集中していれば、悲しいことも忘れられるはず。
そう思っていると。やがてオーナーがベッドルームから戻ってきた。
私は涙を呑み、なにごともなかったかのような素ぶりをしてみせる。
ゆっくりとこちらに近づいてくるオーナーは、おもむろに私の隣に立った。
「アスカ。そんなに悲しむな」
仕事中には絶対に聞けない、優しさに満ちた声色。
「たとえ御守りがなくなっても、代わりに俺がアスカを守る」
「……え」
「だから、元気出せ」
彼なりの優しさなのだろう。思いやりに胸があたたかくなる反面、少し複雑だった。いくらオーナーに励まされても、リュウお兄さんの代わりにはならない。
「ありがとうございます。……でも、大丈夫ですよ。いつまでもオーナーに頼ってばかりじゃいけません。タクトから逃れられたんだから、これからは私一人の力で生きていきます。すぐにアパートを探してここを出て行きますから、安心してくださいね」
豚肉が茶色くなってきた頃にゆっくりと溶き卵を全体にかけた。フライパンに蓋をして数分もすれば出来上がりだ。
ついでにサラダも作ろうと冷蔵庫に向かうが。彼に行く手を阻まれてしまった。
……なに?
戸惑う私の目の前に、オーナーはサッとなにかを差し出した。
彼が手に持つ物を見て、私は目を見開く。
懐かしい記憶が、一気に甦った。と同時に、なぜ神楽オーナーがそれを持っているのか理解できなかった。
「オーナー? どうしてあなたが持っているんですか……?」
私の問いに、オーナーはふっと微笑み、一音一音ハッキリとした口調でこう言った。
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