溺愛攻めと可愛い受けのSS集

わさび

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アイドル×アイドル

思い出の衣装

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攻め:颯斗
受け:秋紀



________________________




ライブの衣装のサイズ合わせのため、今日は颯斗と2人で事務所に訪れた。
因みに仕事の都合で他のメンバーとは別。


2人きりでラッキー!


定期的に行われる雑誌の撮影に加えてライブの打ち合わせや新曲の準備などで最近中々2人きりになれなかったんだ。

お家でまったり2人でゆっくりしたいなぁ



マネージャーが教えてくれた部屋に入ると、そこは上から下まで全部衣装で埋め尽くされていた。


なんと、歴代の衣装は全部ここに保管しているんだって!



「あれ!?これ懐かしい...!」


スタッフさんが来るまでソファに座って颯斗と喋っていると目の端に思い出の衣装を見つけた。


「これって確か“emperor”曲名の衣装だね。
今回は確か着ないんだっけ」


颯斗も立ち上がってこちらまで来てその衣装を懐かしそうに見ている。



この衣装は思い出があるんだ。




颯斗に告白された...というか襲われてから告白されたんだけど、その時に着ていた衣装。



ライブ終わりにアドレナリン出まくってそのまま楽屋でセックスしちゃったんだよなぁ

まあ、若いし...?



精液が所々飛び散ってしまい衣装さんの目が怖かったのを今でも覚えている。


王道の王子様っぽいキラキラした衣装で、ところどころメンバーカラーが入っているのがポイントだ。


「まだスタッフさんもこないと思うし着てみちゃう?」


あの思い出を覚えているのか覚えていないのか、颯斗にそう提案された。



今からシようと暗に言っているのか...?

それとも僕の煩悩のせいで考えすぎているだけなのか...??



うーーんと悩んだがまだ打ち合わせまで30分もあるのでこっそり着てみることにした。



「ん??
こんなブカブカだったっけ....」


最近のライブでは着ていなかったから3年ぶりくらい?

お腹周りが特にブカブカで戸惑ってしまう。


「痩せたんじゃない?
僕も少し緩く感じるし...」


そう言う颯斗は王子様に変身していた。
近づいてきた颯斗に腰回りを撫でられて背筋がゾクリとする。


「やっぱりあきちゃん細すぎじゃない?
最近忙しかったけどちゃんと食べてる?」


「食べてるって、、、
ちょ、ちかい...!」


ズンズンと近づいてきた颯斗の唇をそのまま受け止めると今度は舌までねじ込まれてきた。


「ふ...っ♡んん♡」


「この衣装来た秋紀見たらムラムラしてきちゃった♡
まだ時間あるし一回くらい良いよね...?」


「いや、で...ン~ッッ」


30分で終わる訳がないと首を振ろうとしたのにその言葉はキスで塞がれてしまった。



え、本当にヤるの...?


カチャカチャと慣れた手つきでズボンを脱がされる。



クチュ...クチュ...



時間が無いからか、バッグから取り出したローションを多めに使って前戯されている。
いつもより水音の卑猥さが増している気がして耐えきれず下を向くと怒ったような颯斗から注意されてしまった。


「あきちゃん、僕の顔見なくて良いの?
下向いたら何にも分かんないよ?」



自分の顔を見せるのは嫌だ。


でも颯斗の顔は見ていたい。



顔を上げると「よく出来ました」とキスされた。


うーーん、甘やかされるの、嬉しい


「もう挿れるね。
痛かったら言って?」


「ふぇ...!?」


ズンっと入ってきた昂に思わず声が漏れてしまう。
いつもより質量増してない...?

興奮してるのか...?


汚さないようにしようね」


あぁ、颯斗も覚えているのか。
なんだか嬉しくなってお腹がキュンと疼く。


「自分で掴んで...そう、いい子」


誘導されるがまま射精しないよう自分で自分の性器を握る。
汚さなようにしなきゃ...


腰を掴まれてゆっくり動かしていた颯斗の腰が急にガツガツ奥を突つき始め思わず汚い喘ぎ声を出してしまう。


最近仕事が忙しくてシてなかったから少しの刺激ですぐイっちゃいそうな気がする...!!


「ん…っ!ああぁっ♡ひっ…!!♡きもひ、ぃッ♡あ゛っ♡♡お゛っ、ん゛んっ!!ひっ♡キて、る゛う゛ッ…ッ♡♡ああ゛ぁ♡」


「ん...いっぱい出しな♡」


「はぁーッ…あっ…♡ん…っ!あぅ…ッむりぃ♡ イ、くッ♡イッちゃ、あ゛あッ♡♡♡ 」


ピュッピュ♡


腰を前に押し出すようにして熱い昂を締め付けながら絶頂を迎えてしまう。
結局手に力も入らず目の前に白濁が飛び散ったのがなんだかスローモーションのように見えた。


「あーあ、また汚しちゃったね」



べっとりと白濁がこびりついた衣装を満足そうに見つめる颯斗の薄暗い笑みに僕はゾクっとまた感じてしまったのだった。


______________________



その後来た衣装さんに
「何をこぼしたらこんな全く取れない汚れをつけるんですか!?」
と訴えられたのはまた別の話...





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