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本編
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「またケンカ?」
静かなバーで項垂れている僕に呆れたような視線を向けているのは幼馴染である三宅悠。
いつも僕の愚痴に付き合って一緒に飲んでくれる良い奴なんだ。
「セックスが...下手だって...」
彼女の沙希ちゃんに昨日言われた言葉。
男のプライドがボロボロだよ...
「そんなこと言うなんて酷いねぇ。
そんな子のどこが良いわけ?」
悠は昔から僕の味方で今回も怒ってくれてなんだかホッとしてしまう。
...酷いなって一瞬思ったのも確かだよ?
でも、、、
「でも沙希ちゃん、
普段はいっぱい僕を甘やかしてくれるんだ...」
そう、優しくされるのが好きな僕はセックスが下手というレッテルと引き換えに甘やかされる時間が得られるなら全然平気なのだ。
「それさ、僕でも良くない?」
「.......ん?」
コトンとグラスを置いた悠が
僕の髪を撫でながらそう呟く。
「確かに悠も僕に甘いよねぇ~」
尻拭い、、、まではさせてないけど悠は昔から僕にすごく甘い
「はぁ...全然伝わってないか...」
「何?」
今度は僕の手を握りながら大きなため息を吐いた。
どうしたんだ?
「悠に今の彼女は合ってないよ。」
「でも背に腹は変えられないし...
明日マカロンあげなきゃ」
ケンカしちゃったからね。。。
どんどん悠の顔が無表情になっていくなぁと見つめていたらフイッと顔を逸らされた。
あ、なんか追加注文している。
“ホワイトルシアン”?
聞いたことないなー
大人びたバーでも浮いていないカッコいい幼馴染にボーと見惚れていると、目の前にコーヒーゼリーのような見た目の飲み物が置かれた。
「あす、これ美味しいよ」
さっき注文したのはこれらしい。
悠に勧められてコクッと飲んでみると、生クリームの甘さが口にフワッと広がった。
「美味しい!!」
さすが!
僕の好み分かっているなぁとゴクゴク飲み始めた僕をジーっとニコニコしながら見つめてくるからちょっと恥ずかしい。
そういえばなんか一瞬暗い雰囲気になったけどいつの間にかまたいつもの僕たちに戻った気がする。
「飛鳥は僕にだけ甘やかされていれば良いんだよ」
急に酔いが回り始め瞼を完全に閉じる直前、そんな言葉が聞こえたような気がした。
______________________
チュッチュ
「う~...くしゅぐったいぃ....」
唇に当てたれたムニュッとした感覚で意識が浮上する。
「あ、起きた?」
「んん...なんでゆう、はだかなの」
頭痛がしてもう一度眠りたかったが幼馴染の声がしたのでゆっくりと目を開けると鍛えられた身体を思いっきり晒している悠がいた。
「今から飛鳥と気持ち良くて甘いことをするからだよ?
起きるのを待ってたんだ」
何の話だ?と理解する前にグチュ...と卑猥な水音と共にナニかが僕の中に入ってきた
「え!?なになになに...」
一体何が?!
パニックになって慌てて身体を起こそうとすると悠がなんとキスをしてきたせいでビックリして固まってしまった。
「セックスが下手なんじゃないよ。
飛鳥は受け身の方が合うってだけ。
ちゃんと今から教えてあげるからね」
耳元で囁かれる。
受け身ってなに?
もしかして女の子側ってこと!?
ようやくやばい状況に気づいたがとっくに挿入されてしまっていた後だった。
「ちょっ...まっ...あぁ♡動かないでぇ」
「大丈夫、ゆっくりシようね」
「ん…っ!ああぁっ♡はぁーッ…」
こうして僕はズンズン奥を開かれ呆気なく処女を奪われてしまったのだった....
________________
後日、しっかり沙希ちゃんと別れてから悠と話し合うとこの日レディーキラーカクテルなるものを飲まされたことを知った。
悠はずっと僕のことが好きで狙っていたんだって。
全く気が付かなかった...
「飛鳥、僕と付き合ってください。
今まで以上に甘やかすしセックスも蕩けちゃうくらい気持ち良くするから....」
よくよく考えれば悠は元々僕の理想の恋人って感じだったし“これが灯台下暗しというやつかー”と思いながら返事をした。
もしかしたら僕の性癖は全部悠から影響を受けたものだったのかもしれない。。。
静かなバーで項垂れている僕に呆れたような視線を向けているのは幼馴染である三宅悠。
いつも僕の愚痴に付き合って一緒に飲んでくれる良い奴なんだ。
「セックスが...下手だって...」
彼女の沙希ちゃんに昨日言われた言葉。
男のプライドがボロボロだよ...
「そんなこと言うなんて酷いねぇ。
そんな子のどこが良いわけ?」
悠は昔から僕の味方で今回も怒ってくれてなんだかホッとしてしまう。
...酷いなって一瞬思ったのも確かだよ?
でも、、、
「でも沙希ちゃん、
普段はいっぱい僕を甘やかしてくれるんだ...」
そう、優しくされるのが好きな僕はセックスが下手というレッテルと引き換えに甘やかされる時間が得られるなら全然平気なのだ。
「それさ、僕でも良くない?」
「.......ん?」
コトンとグラスを置いた悠が
僕の髪を撫でながらそう呟く。
「確かに悠も僕に甘いよねぇ~」
尻拭い、、、まではさせてないけど悠は昔から僕にすごく甘い
「はぁ...全然伝わってないか...」
「何?」
今度は僕の手を握りながら大きなため息を吐いた。
どうしたんだ?
「悠に今の彼女は合ってないよ。」
「でも背に腹は変えられないし...
明日マカロンあげなきゃ」
ケンカしちゃったからね。。。
どんどん悠の顔が無表情になっていくなぁと見つめていたらフイッと顔を逸らされた。
あ、なんか追加注文している。
“ホワイトルシアン”?
聞いたことないなー
大人びたバーでも浮いていないカッコいい幼馴染にボーと見惚れていると、目の前にコーヒーゼリーのような見た目の飲み物が置かれた。
「あす、これ美味しいよ」
さっき注文したのはこれらしい。
悠に勧められてコクッと飲んでみると、生クリームの甘さが口にフワッと広がった。
「美味しい!!」
さすが!
僕の好み分かっているなぁとゴクゴク飲み始めた僕をジーっとニコニコしながら見つめてくるからちょっと恥ずかしい。
そういえばなんか一瞬暗い雰囲気になったけどいつの間にかまたいつもの僕たちに戻った気がする。
「飛鳥は僕にだけ甘やかされていれば良いんだよ」
急に酔いが回り始め瞼を完全に閉じる直前、そんな言葉が聞こえたような気がした。
______________________
チュッチュ
「う~...くしゅぐったいぃ....」
唇に当てたれたムニュッとした感覚で意識が浮上する。
「あ、起きた?」
「んん...なんでゆう、はだかなの」
頭痛がしてもう一度眠りたかったが幼馴染の声がしたのでゆっくりと目を開けると鍛えられた身体を思いっきり晒している悠がいた。
「今から飛鳥と気持ち良くて甘いことをするからだよ?
起きるのを待ってたんだ」
何の話だ?と理解する前にグチュ...と卑猥な水音と共にナニかが僕の中に入ってきた
「え!?なになになに...」
一体何が?!
パニックになって慌てて身体を起こそうとすると悠がなんとキスをしてきたせいでビックリして固まってしまった。
「セックスが下手なんじゃないよ。
飛鳥は受け身の方が合うってだけ。
ちゃんと今から教えてあげるからね」
耳元で囁かれる。
受け身ってなに?
もしかして女の子側ってこと!?
ようやくやばい状況に気づいたがとっくに挿入されてしまっていた後だった。
「ちょっ...まっ...あぁ♡動かないでぇ」
「大丈夫、ゆっくりシようね」
「ん…っ!ああぁっ♡はぁーッ…」
こうして僕はズンズン奥を開かれ呆気なく処女を奪われてしまったのだった....
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後日、しっかり沙希ちゃんと別れてから悠と話し合うとこの日レディーキラーカクテルなるものを飲まされたことを知った。
悠はずっと僕のことが好きで狙っていたんだって。
全く気が付かなかった...
「飛鳥、僕と付き合ってください。
今まで以上に甘やかすしセックスも蕩けちゃうくらい気持ち良くするから....」
よくよく考えれば悠は元々僕の理想の恋人って感じだったし“これが灯台下暗しというやつかー”と思いながら返事をした。
もしかしたら僕の性癖は全部悠から影響を受けたものだったのかもしれない。。。
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