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四話 ゆっくり休め
佐吉は再び玉穂に触れる。
「あっ待て!」
「どうしました?」
「明日にしないか?さっき猪仕留めるのに、息を激しく切らしていただろ?相当疲れてるんじゃないか?」
「なぜ、それを?」
「実は偶然目にして、木の陰から見ていた」
「じゃあ、私が陰陽術を使ってる所も見てたってことですか?」
「ああ。でも質の良い法力を感じたってのは、ほんとだ」
「そうですか。けど、大丈夫です。あの時は、激しく動いたから息を切らしただけで、問題はありません」
「そうか?・・・・・・わかった。じゃあ、法力を流して・・・・・・」
玉穂は佐吉に指示をしていく。佐吉は封印解除をしていて、まるで果実の皮を、刃物で剥いていってるような感覚を覚えた。
作業してから半刻ほどが経つ。
「よし!これで解除できたはずです」
「おお」
玉穂の身体がみるみる若返る。そして、頭からは狐の耳と尻からは尾が九本生え、着物も赤と金の色が組み合わさり、綺麗になっていく。
身体をあちこち触り、さらには右手から水のようなものを出し、大きく薄い丸い形を作った。そして、左手で火を灯り代わりに出した。すると、水で作った大きく薄い丸い形のものは鏡のように玉穂の姿を写した。
「おお、これだ。この姿──何百年ぶりだ!」
喜びに身体を震わせる玉穂。
「佐吉よ。良くやった!感謝する」
「いえ、あなたの指示が良かったからです」
「何を言う!おまえの法力がなければ、解除なんてできなかったんだから、そう謙遜するな」
「はい、それで一刻も早く村に帰りたいのですが・・・・・・」
「待て、そう焦るな!まだ、暗い。明日出れば良いだろ?」
「しかし・・・・・・」
「それにおまえには、感謝してもしきれぬ。今夜わっちと楽しまないか?」
玉穂は豊満な胸の谷間を魅せるように言った。
「いえ、そういうのはけっこうです!その感謝の気持ちは陽子を治す時に使って下さい!」
佐吉は顔を真っ赤にして言った。ただでさえ、豊満な胸の谷間が見え、今にも肩から落ちそうな着物の着方をし、目のやり場に困っていたのに、こんなことを言われれば、佐吉としてはたまったものではなかった。
「本気にするな。冗談だ。しかし、そんなに顔を真っ赤にするなんてかわいい所があるな」
そう言いながら、口を手に当てて、にやにやする。
「まあ、まじめな話、今から行くなら行くが・・・・・・あの食いかけの猪はどうする?あのままにするなら、わっちが残りを食べたいんだが・・・・・・」
「それは大丈夫です」
「?・・・・・・そうだ、言い忘れたが、あの猪を生き返らせることはできないぞ。はっきりした理由はわからんが、人間以外はなぜか生き返らない」
「いえ、そうじゃありません」
「?」
佐吉は札を出した。猪の肉はその札に吸い込まれるように入っていった。
「おお、すごいな!それも陰陽術か?」
「ええ、この中に入れとけば、三日間は持ちます」
「それはすごい!」
「じゃあ、さっそく──」
突然、佐吉はふらつき膝をつく。
「大丈夫か?」
「大丈夫です。はやく行きましょう」
「大丈夫じゃないだろ?やっぱり無理してたんじゃないか!」
「いえ、多分さっきの封印解除に思ったよりも負担がかかっていたようで・・・・・・」
「だとしても、無理をするな!今晩くらいゆっくり休め!」
「しかし──!」
九尾が強引に膝枕をさせる。
「ちょっ・・・・・・」
とてもいい香りがした。
「どうだ?わっちの膝枕、悪くないだろ?」
「・・・・・・はい」
なんだろ?まるで温泉にでも入って、癒されてるようなこの感じ・・・・・・心地がいいと感じた。
「休むのは悪いことじゃない・・・・・・おまえは十分頑張った」
「・・・・・・」
佐吉は意識が朦朧し始めた。
「今日はゆっくり休め・・・・・・わかったな?」
「・・・・・・わかりました」
佐吉は眠りに落ちた。
「あっ待て!」
「どうしました?」
「明日にしないか?さっき猪仕留めるのに、息を激しく切らしていただろ?相当疲れてるんじゃないか?」
「なぜ、それを?」
「実は偶然目にして、木の陰から見ていた」
「じゃあ、私が陰陽術を使ってる所も見てたってことですか?」
「ああ。でも質の良い法力を感じたってのは、ほんとだ」
「そうですか。けど、大丈夫です。あの時は、激しく動いたから息を切らしただけで、問題はありません」
「そうか?・・・・・・わかった。じゃあ、法力を流して・・・・・・」
玉穂は佐吉に指示をしていく。佐吉は封印解除をしていて、まるで果実の皮を、刃物で剥いていってるような感覚を覚えた。
作業してから半刻ほどが経つ。
「よし!これで解除できたはずです」
「おお」
玉穂の身体がみるみる若返る。そして、頭からは狐の耳と尻からは尾が九本生え、着物も赤と金の色が組み合わさり、綺麗になっていく。
身体をあちこち触り、さらには右手から水のようなものを出し、大きく薄い丸い形を作った。そして、左手で火を灯り代わりに出した。すると、水で作った大きく薄い丸い形のものは鏡のように玉穂の姿を写した。
「おお、これだ。この姿──何百年ぶりだ!」
喜びに身体を震わせる玉穂。
「佐吉よ。良くやった!感謝する」
「いえ、あなたの指示が良かったからです」
「何を言う!おまえの法力がなければ、解除なんてできなかったんだから、そう謙遜するな」
「はい、それで一刻も早く村に帰りたいのですが・・・・・・」
「待て、そう焦るな!まだ、暗い。明日出れば良いだろ?」
「しかし・・・・・・」
「それにおまえには、感謝してもしきれぬ。今夜わっちと楽しまないか?」
玉穂は豊満な胸の谷間を魅せるように言った。
「いえ、そういうのはけっこうです!その感謝の気持ちは陽子を治す時に使って下さい!」
佐吉は顔を真っ赤にして言った。ただでさえ、豊満な胸の谷間が見え、今にも肩から落ちそうな着物の着方をし、目のやり場に困っていたのに、こんなことを言われれば、佐吉としてはたまったものではなかった。
「本気にするな。冗談だ。しかし、そんなに顔を真っ赤にするなんてかわいい所があるな」
そう言いながら、口を手に当てて、にやにやする。
「まあ、まじめな話、今から行くなら行くが・・・・・・あの食いかけの猪はどうする?あのままにするなら、わっちが残りを食べたいんだが・・・・・・」
「それは大丈夫です」
「?・・・・・・そうだ、言い忘れたが、あの猪を生き返らせることはできないぞ。はっきりした理由はわからんが、人間以外はなぜか生き返らない」
「いえ、そうじゃありません」
「?」
佐吉は札を出した。猪の肉はその札に吸い込まれるように入っていった。
「おお、すごいな!それも陰陽術か?」
「ええ、この中に入れとけば、三日間は持ちます」
「それはすごい!」
「じゃあ、さっそく──」
突然、佐吉はふらつき膝をつく。
「大丈夫か?」
「大丈夫です。はやく行きましょう」
「大丈夫じゃないだろ?やっぱり無理してたんじゃないか!」
「いえ、多分さっきの封印解除に思ったよりも負担がかかっていたようで・・・・・・」
「だとしても、無理をするな!今晩くらいゆっくり休め!」
「しかし──!」
九尾が強引に膝枕をさせる。
「ちょっ・・・・・・」
とてもいい香りがした。
「どうだ?わっちの膝枕、悪くないだろ?」
「・・・・・・はい」
なんだろ?まるで温泉にでも入って、癒されてるようなこの感じ・・・・・・心地がいいと感じた。
「休むのは悪いことじゃない・・・・・・おまえは十分頑張った」
「・・・・・・」
佐吉は意識が朦朧し始めた。
「今日はゆっくり休め・・・・・・わかったな?」
「・・・・・・わかりました」
佐吉は眠りに落ちた。
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