妖戦刀義

和山忍

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七十七話 紀朝雄と安倍晴明

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「しかし、四鬼を封印した紀朝雄きのあさおという者はわっちらの妖力を封印した安倍晴明あべのせいめいと比べると封印術に関しては劣っていたようだな」

「それはしかたありません。紀朝雄と安倍晴明では封印のやり方も程度も違いますし、そもそも封印術がとても高度な術でありますから」

「まあ、確かに・・・・・・でも、佐吉がいてくれてよかった。でなければ、妖弟妹ようていまいの契りを結んでない妖怪や安倍晴明以外の奴に封印された妖怪を捜すのが困難であった」

「玉穂様、それはさすがに買いかぶり過ぎでございます。私も完璧ではございません」

「そう謙遜をするな・・・・・・さて、次に行くとするか・・・・・・」

「・・・・・・はい」

 玉穂と佐吉は洞窟の外へと向かった。
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