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四十六話
希奈は仁奈につけられていた拘束具を外した。
「あのオムライスと唐揚げのレシピに何を足したの?」
「ターメリックを入れたの」
「ターメリック?」
「そう。レシピを見た時、どちらにも黒胡椒や牛乳が書かれていたから」
「ん?黒胡椒と牛乳が書かれていたからってなんでターメリックなの?」
「ターメリックには脳のゴミを分解して促したり、関節などの炎症を抑える働きなどがあるの。さらに牛乳のような脂質と黒胡椒を加えると吸収率が上がる。それで調理関係の仕事をやってる人は頭も手も使うからピッタリだと思ったの」
「なるほど・・・・・・」
「あたしも昔、父さんのレシピ通り料理を作って、その時に何か物足りない感じがしたことがあったの。父さんに聞いたら、それは未完成だって言ってたんだ」
「未完成?」
「そう─」
十年前──
「未完成?どういうこと?」
「そのレシピはな、いわば基礎なんだ」
「基礎?」
「そうだ。そこから客の好みに合わせて調味料や具材を変えて作るんだ」
「へぇ~」
「これは料理学校の先輩に教わったやり方でな」
「じゃあ、その人もどこかで料理人として働いてるの?」
「さあな。もう何十年も会ってないからな。今は何をしてるんだか・・・・・・」
現在──
「って話をしてたの。それでレシピに合う調味料を調べて、その一つがターメリックだったの」
『あそこの店で唐揚げのニオイを嗅いだ。妻が作った唐揚げと全くではないが、それに近かった』
『ここで母さんと初めてあった。後輩が店をやってるとかでな』
と希奈はふと慎之介の言葉を思い出す。
「そうなの」
希奈は微笑む。
「私もケーキを作る時にターメリックは使っていたけど、まさかお母さんも使ってるとは思わなかったわ。どうして気付かなかったんだろ?」
と希奈が下を向く。
「仁奈ちゃん」
「なに?」
「あのオムライスと唐揚げのレシピに何を足したの?」
「ターメリックを入れたの」
「ターメリック?」
「そう。レシピを見た時、どちらにも黒胡椒や牛乳が書かれていたから」
「ん?黒胡椒と牛乳が書かれていたからってなんでターメリックなの?」
「ターメリックには脳のゴミを分解して促したり、関節などの炎症を抑える働きなどがあるの。さらに牛乳のような脂質と黒胡椒を加えると吸収率が上がる。それで調理関係の仕事をやってる人は頭も手も使うからピッタリだと思ったの」
「なるほど・・・・・・」
「あたしも昔、父さんのレシピ通り料理を作って、その時に何か物足りない感じがしたことがあったの。父さんに聞いたら、それは未完成だって言ってたんだ」
「未完成?」
「そう─」
十年前──
「未完成?どういうこと?」
「そのレシピはな、いわば基礎なんだ」
「基礎?」
「そうだ。そこから客の好みに合わせて調味料や具材を変えて作るんだ」
「へぇ~」
「これは料理学校の先輩に教わったやり方でな」
「じゃあ、その人もどこかで料理人として働いてるの?」
「さあな。もう何十年も会ってないからな。今は何をしてるんだか・・・・・・」
現在──
「って話をしてたの。それでレシピに合う調味料を調べて、その一つがターメリックだったの」
『あそこの店で唐揚げのニオイを嗅いだ。妻が作った唐揚げと全くではないが、それに近かった』
『ここで母さんと初めてあった。後輩が店をやってるとかでな』
と希奈はふと慎之介の言葉を思い出す。
「そうなの」
希奈は微笑む。
「私もケーキを作る時にターメリックは使っていたけど、まさかお母さんも使ってるとは思わなかったわ。どうして気付かなかったんだろ?」
と希奈が下を向く。
「仁奈ちゃん」
「なに?」
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