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第四十二話 命が惜しければ
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ヒロキがギルドリングから水晶玉を取り出す。
「この水晶玉の中にはブターノがいる。俺の意思で簡単に殺すことも開放することもできる。ただ、俺が死ねばこいつも死ぬ」
え?そうなの!?知らなかったと思いながら驚くタケシ。
「こいつの命が惜しければ、まず道を開けろ!お前らからある程度の離れた所に水晶玉を置く。一応言うが、俺の手から離れても中のブターノを殺すことも開放することもできる。とにかく俺らに近づくな。こっちの安全が確認できたら、ブターノを開放してやる。だから─」
「くくく」
「?」
「ぷっはははは」
ブターノの兄弟達が笑い出す。
「何を笑ってるんだ!まずは道を開けろ!じゃないとブターノは──」
「好きにしろよ」
「!?」
「人間ごときに負けるような弟はいらん。だから、死のうが知ったこっちゃない」
嘘だろ?自分の兄弟を見殺しにする気か?・・・・・・と思うタケシ。
「そっか、ならしゃあねぇな」
そう言いながら、ギルドリングに水晶玉を入れる。
「お前らはどんな女が好みなんだ?」
「?」
「急にどうした?剣士の人間」
ヒロキが頭を掻きながら、答える。
「これは言いたくなかったんだが・・・・・・俺はこの近くの洞窟で若い奴隷の女を十人飼ってる」
「!」
その言葉にタケシとミルは耳を疑った。
「この水晶玉の中にはブターノがいる。俺の意思で簡単に殺すことも開放することもできる。ただ、俺が死ねばこいつも死ぬ」
え?そうなの!?知らなかったと思いながら驚くタケシ。
「こいつの命が惜しければ、まず道を開けろ!お前らからある程度の離れた所に水晶玉を置く。一応言うが、俺の手から離れても中のブターノを殺すことも開放することもできる。とにかく俺らに近づくな。こっちの安全が確認できたら、ブターノを開放してやる。だから─」
「くくく」
「?」
「ぷっはははは」
ブターノの兄弟達が笑い出す。
「何を笑ってるんだ!まずは道を開けろ!じゃないとブターノは──」
「好きにしろよ」
「!?」
「人間ごときに負けるような弟はいらん。だから、死のうが知ったこっちゃない」
嘘だろ?自分の兄弟を見殺しにする気か?・・・・・・と思うタケシ。
「そっか、ならしゃあねぇな」
そう言いながら、ギルドリングに水晶玉を入れる。
「お前らはどんな女が好みなんだ?」
「?」
「急にどうした?剣士の人間」
ヒロキが頭を掻きながら、答える。
「これは言いたくなかったんだが・・・・・・俺はこの近くの洞窟で若い奴隷の女を十人飼ってる」
「!」
その言葉にタケシとミルは耳を疑った。
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