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死神

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夕暮れ、公園で座る男の前に、
黒いフードを被り、鎌を持った死神が現れる。

「あなたの寿命は後5日となりました。」



すると、男は落ち着きはらい、
こう返した。

「知っている。
 わざわざ、あなたに言われるまでもなく、
 そんな事は分かるのだ。」




体内に埋めたマイクロチップにより、
個人の健康データと
ビッグデータを照らし合わせることが
可能となった。

もはや死神達の仕事は必要なくなり、
徐々に失業していく事だろう。




死んだ人間はそのまま自動的に
閻魔大王の元へ送られるのだ。

いや、それでさえも
いずれ人工知能に取って替わられるのでは…

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