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おむすびころりん
「夢のようだった。
地下にはネズミの国があって、
こんな豪華なお土産まで…」
優しいお爺さんの話を聞いた
隣の意地悪なお爺さんは、
翌朝、颯爽と出かけて行った。
腹黒い欲望を抱きながら。
「ああああ、やっぱりこうなったか。
予想しないでもなかったが…」
それを見ていた、
優しいお爺さんは、
隣のお爺さんの強欲さに呆れながらも
何かをしに街へと向かった。
「見てくれ。
これはほんの一部。お土産に貰ったものだ。
地下にはこんな豊かな国がある。」
優しいお爺さんは、包みをぶちまけた。
たちまち広場には人だかりができ、
大騒ぎとなり、人々が歓喜した。
「だが、悲しい事に…」
優しいお爺さんは、話を続けた。
「その地下帝国へ、
隣の爺さんが
遊びに行ったきり帰って来ないのだ。
もう3日となる…」
思い返せば、普段から揉め事が多く、
目障りな男だった。
それは、
隣に住んでいて、付き合わざるを得なく
痛いほど分かっていた。
そして、彼が地下の国へ行った以上、
確実にトラブルを起こし、
拘束されるか、もしくは生きて帰れないと
予想していた。
なら、少々誇張してでも
早めに手を打つ事に問題はないだろう。
「それは大変だ。」と、
広場は人情に熱い男達と、
欲望を抑えきれなくなった男達で一杯になった。
皆クワやナタを手に、武装を始める。
300人くらいだろうか。
優しいお爺さんは声を張り上げた。
「こんなに情に熱い
最高のチームが集まって嬉しい。
さぁ、助けに行くぞ。
我々の重要な仲間を。」
大軍がネズミの国へと進軍を始めた。
さて、ここで考えて欲しい。
「優しい」お爺さんとは、
誰に対して優しいのだろうか。
そもそも、隣のお爺さんに
秘密を喋ってしまったところから
疑問が始まる。
地下のネズミ達?
隣のお爺さん?
自分?
もしくは、この話を語り継ぐ
後世の人々だろうか…
地下にはネズミの国があって、
こんな豪華なお土産まで…」
優しいお爺さんの話を聞いた
隣の意地悪なお爺さんは、
翌朝、颯爽と出かけて行った。
腹黒い欲望を抱きながら。
「ああああ、やっぱりこうなったか。
予想しないでもなかったが…」
それを見ていた、
優しいお爺さんは、
隣のお爺さんの強欲さに呆れながらも
何かをしに街へと向かった。
「見てくれ。
これはほんの一部。お土産に貰ったものだ。
地下にはこんな豊かな国がある。」
優しいお爺さんは、包みをぶちまけた。
たちまち広場には人だかりができ、
大騒ぎとなり、人々が歓喜した。
「だが、悲しい事に…」
優しいお爺さんは、話を続けた。
「その地下帝国へ、
隣の爺さんが
遊びに行ったきり帰って来ないのだ。
もう3日となる…」
思い返せば、普段から揉め事が多く、
目障りな男だった。
それは、
隣に住んでいて、付き合わざるを得なく
痛いほど分かっていた。
そして、彼が地下の国へ行った以上、
確実にトラブルを起こし、
拘束されるか、もしくは生きて帰れないと
予想していた。
なら、少々誇張してでも
早めに手を打つ事に問題はないだろう。
「それは大変だ。」と、
広場は人情に熱い男達と、
欲望を抑えきれなくなった男達で一杯になった。
皆クワやナタを手に、武装を始める。
300人くらいだろうか。
優しいお爺さんは声を張り上げた。
「こんなに情に熱い
最高のチームが集まって嬉しい。
さぁ、助けに行くぞ。
我々の重要な仲間を。」
大軍がネズミの国へと進軍を始めた。
さて、ここで考えて欲しい。
「優しい」お爺さんとは、
誰に対して優しいのだろうか。
そもそも、隣のお爺さんに
秘密を喋ってしまったところから
疑問が始まる。
地下のネズミ達?
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自分?
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