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第二十四夜 悪魔の誘惑
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雪菜様との、あの一件以来、雪菜様の態度が少し変わったような気がする。
相変わらず傲慢な振る舞いをしている場合も多いが、俺の顔を観ると何処か傲慢さは引っ込んでしまう。
余程、あの時のまぐわいは彼女にとっては衝撃的だったのであろう。
そして──雪菜様は今まで誘っていた男達を見捨て、俺だけを指名するようになった。
そう──この夜も。
「松下様──松下様ぁ──!」
「いかがですか? こうして目隠ししながら、後ろから犯されるのも悪くないでしょう?」
「あん! あハァ! 腰が回って──勝手に動いちゃうよぉ」
「じゃあ──止めますか?」
腰を動かすのを止めると雪菜様は懇願してくる。俺の息子に穿たられる快楽を──。
「やめないで──もっと─かき回して──!」
「雪菜様──頼みがあります」
「何ですか?」
「もう少し掘削道具を回して欲しいんですよ──。何とかなりませんかね?」
「いいわ──後で亜美に命じて持って越させます。だから──貫いて!」
俺が腰をグイッと押し込むと花びらの奥に侵入して締まらせる。
それが堪らない快楽になって──俺を掻き立てた。
四つん這いから、腰に腕を回してベッドに座り込み、指で花の芯を擦る。
目隠しされた雪菜様は、堪らない快楽を覚えて、俺に溺れる。
「それっ! 気持ちいい──! おっぱいも揉んで……松下様──」
「乳首が尖っているよ? 弄ってくれるのを待っていたのかな?」
「あハァ! もっと抓って!」
もしかしたら雪菜様は案外と男性に責められるのが好きな女性かもしれない。
あの監獄での姿とは正反対のマゾヒステリックな懇願の仕方が堪らない色気になっていた。
俺が顎を掴み、苺のような唇を激しく貪ると彼女は更に懇願して、俺の愛を花びらで受け止めようと自ら腰を動かす。
その間、直美様は──俺達のまぐわいを目の前で鑑賞していた。
乱れる娘の姿と俺のまぐわいは当人としても退屈しないものらしい──。
まるで、雪菜様が犯されるのを愉しむように、俺は直美様に見せつけるように彼女とまぐわう。
不思議な関係だった──。
直美様は、俺には一切、手を出さないで、雪菜様とのセックスを俺に強要する。
真意は何なのか解らない──。解らないまま、俺も媚薬が疼いて本能的に交わる。
直美様は俺を本当に愛欲の奴隷にしたいのだろうか?
それとも──別の目的があるのか──?
何もかもが、快楽で有耶無耶になって真意が誤魔化されていくように感じた。
「もう──だめぇ──! アアッ! ああ──っ!」
雪菜様の絶叫を聞いて、彼女が絶頂へ昇り詰めたのを知った。
花びらからは俺の愛の痕跡が溢れるように漏れて雫となって滴る。
直美様は雪菜様が気をやったのを確認して、俺に話しかけた。
「どう? 雪菜を思い通りに支配する歓びは堪らないでしょう?」
「直美様──一体、何を企んでいるのですか?」
「雪菜様をこうして支配するのは確かに気持ちいいものです。だけど──本当の目的が俺からは見えない──。直美様は何を企んでいるのです?」
「私の企み? 私が望むのはあなたが鮎川家の跡取りになってくれることよ?」
「御冗談を」
「冗談? そうね──冗談かもしれない。だけど、雪菜はもう、あなた無しではいられない身体になった」
雪菜様が気を失っているベッドに直美様も腰をかけると、誘惑的な眼差しで俺を勧誘する。
「あなたが鮎川家の跡取りになってくれるなら地下の男達を解放してあげてもいいのよ?」
そう──それが誘惑的な問題なのだ。
地下の隧道工事は、今の時点では中間地点にいる。
シャベルがきた事で作業が捗り、外からの冷たい空気が掘り進めている先からより感じるようになった。
そろそろ外界との隧道が開通するかもしれないのだ。
しかし、体力もそろそろ限界だった。
これ以上、無理をすると良くない。
つまるところ、今が佳境と言える。
そこに──この誘いが俺にきているのだ。
俺は正直、迷っている。
鮎川家の跡取りになって、この愛欲の罠に嵌り続けるか?
それとも──真っ当な世界へ戻るか?
本来なら真っ当な世界に戻るべきだが──鮎川家の跡取りになれば、莫大な資産が手に入ってしまうのでは──という悪魔の誘惑。
淫らな悪魔の囁きが俺の心をかき乱す。
この誘惑に乗って──彼らを助けろと。
俺が迷いを感じさせると、直美様はさらなる誘惑を仕掛けてくる──。
「私──松下様を旦那様にしても宜しいわよ? 魅力的な男性だもの──あなたの夜は美しいわ」
俺は──俺は──どうしたらいい──。
鮎川家の跡取りになって、地下の男達を助けるのが良いのか!?
それとも、隧道を潜って彼らと共に真っ当な世界へ戻るべきなのか?
だが──真っ当な世界に、こんな背徳的な快楽はあるのか──?
刺激に満ち溢れた毎日があるのか──?
目の前に拡がる、過酷な世界に耐えかねて、心が折れたら──?
直美様の繊細な手が俺の手に重なる。
握り締めた手に重ねて、俺に鮎川家の跡取りになるように仕向ける。
「あなたが良いのよ──松下様。あなた以外に鮎川家の跡取りに相応しい男はいないわ。お願い──私達の方へ来て─?」
「考えさせて下さい──」
「俺は──資産家の一族になるには役不足ではないでしょうか──」
「いいえ──。あなたなら、鮎川家の支配者になれるわ──」
この夜に最後に聞いた言葉は『待っている』という直美様の言葉だった──。
俺は迷路に迷い、人生に迷う子羊のように、今は──神に縋りたい気分だった。
相変わらず傲慢な振る舞いをしている場合も多いが、俺の顔を観ると何処か傲慢さは引っ込んでしまう。
余程、あの時のまぐわいは彼女にとっては衝撃的だったのであろう。
そして──雪菜様は今まで誘っていた男達を見捨て、俺だけを指名するようになった。
そう──この夜も。
「松下様──松下様ぁ──!」
「いかがですか? こうして目隠ししながら、後ろから犯されるのも悪くないでしょう?」
「あん! あハァ! 腰が回って──勝手に動いちゃうよぉ」
「じゃあ──止めますか?」
腰を動かすのを止めると雪菜様は懇願してくる。俺の息子に穿たられる快楽を──。
「やめないで──もっと─かき回して──!」
「雪菜様──頼みがあります」
「何ですか?」
「もう少し掘削道具を回して欲しいんですよ──。何とかなりませんかね?」
「いいわ──後で亜美に命じて持って越させます。だから──貫いて!」
俺が腰をグイッと押し込むと花びらの奥に侵入して締まらせる。
それが堪らない快楽になって──俺を掻き立てた。
四つん這いから、腰に腕を回してベッドに座り込み、指で花の芯を擦る。
目隠しされた雪菜様は、堪らない快楽を覚えて、俺に溺れる。
「それっ! 気持ちいい──! おっぱいも揉んで……松下様──」
「乳首が尖っているよ? 弄ってくれるのを待っていたのかな?」
「あハァ! もっと抓って!」
もしかしたら雪菜様は案外と男性に責められるのが好きな女性かもしれない。
あの監獄での姿とは正反対のマゾヒステリックな懇願の仕方が堪らない色気になっていた。
俺が顎を掴み、苺のような唇を激しく貪ると彼女は更に懇願して、俺の愛を花びらで受け止めようと自ら腰を動かす。
その間、直美様は──俺達のまぐわいを目の前で鑑賞していた。
乱れる娘の姿と俺のまぐわいは当人としても退屈しないものらしい──。
まるで、雪菜様が犯されるのを愉しむように、俺は直美様に見せつけるように彼女とまぐわう。
不思議な関係だった──。
直美様は、俺には一切、手を出さないで、雪菜様とのセックスを俺に強要する。
真意は何なのか解らない──。解らないまま、俺も媚薬が疼いて本能的に交わる。
直美様は俺を本当に愛欲の奴隷にしたいのだろうか?
それとも──別の目的があるのか──?
何もかもが、快楽で有耶無耶になって真意が誤魔化されていくように感じた。
「もう──だめぇ──! アアッ! ああ──っ!」
雪菜様の絶叫を聞いて、彼女が絶頂へ昇り詰めたのを知った。
花びらからは俺の愛の痕跡が溢れるように漏れて雫となって滴る。
直美様は雪菜様が気をやったのを確認して、俺に話しかけた。
「どう? 雪菜を思い通りに支配する歓びは堪らないでしょう?」
「直美様──一体、何を企んでいるのですか?」
「雪菜様をこうして支配するのは確かに気持ちいいものです。だけど──本当の目的が俺からは見えない──。直美様は何を企んでいるのです?」
「私の企み? 私が望むのはあなたが鮎川家の跡取りになってくれることよ?」
「御冗談を」
「冗談? そうね──冗談かもしれない。だけど、雪菜はもう、あなた無しではいられない身体になった」
雪菜様が気を失っているベッドに直美様も腰をかけると、誘惑的な眼差しで俺を勧誘する。
「あなたが鮎川家の跡取りになってくれるなら地下の男達を解放してあげてもいいのよ?」
そう──それが誘惑的な問題なのだ。
地下の隧道工事は、今の時点では中間地点にいる。
シャベルがきた事で作業が捗り、外からの冷たい空気が掘り進めている先からより感じるようになった。
そろそろ外界との隧道が開通するかもしれないのだ。
しかし、体力もそろそろ限界だった。
これ以上、無理をすると良くない。
つまるところ、今が佳境と言える。
そこに──この誘いが俺にきているのだ。
俺は正直、迷っている。
鮎川家の跡取りになって、この愛欲の罠に嵌り続けるか?
それとも──真っ当な世界へ戻るか?
本来なら真っ当な世界に戻るべきだが──鮎川家の跡取りになれば、莫大な資産が手に入ってしまうのでは──という悪魔の誘惑。
淫らな悪魔の囁きが俺の心をかき乱す。
この誘惑に乗って──彼らを助けろと。
俺が迷いを感じさせると、直美様はさらなる誘惑を仕掛けてくる──。
「私──松下様を旦那様にしても宜しいわよ? 魅力的な男性だもの──あなたの夜は美しいわ」
俺は──俺は──どうしたらいい──。
鮎川家の跡取りになって、地下の男達を助けるのが良いのか!?
それとも、隧道を潜って彼らと共に真っ当な世界へ戻るべきなのか?
だが──真っ当な世界に、こんな背徳的な快楽はあるのか──?
刺激に満ち溢れた毎日があるのか──?
目の前に拡がる、過酷な世界に耐えかねて、心が折れたら──?
直美様の繊細な手が俺の手に重なる。
握り締めた手に重ねて、俺に鮎川家の跡取りになるように仕向ける。
「あなたが良いのよ──松下様。あなた以外に鮎川家の跡取りに相応しい男はいないわ。お願い──私達の方へ来て─?」
「考えさせて下さい──」
「俺は──資産家の一族になるには役不足ではないでしょうか──」
「いいえ──。あなたなら、鮎川家の支配者になれるわ──」
この夜に最後に聞いた言葉は『待っている』という直美様の言葉だった──。
俺は迷路に迷い、人生に迷う子羊のように、今は──神に縋りたい気分だった。
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