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第2章 パラレリアクロス
2-1 ジェニファーの旅立ち
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宇宙にあるコロニーと呼ばれる都市の一つにサイド1ローザリアと名付けられた都市がある。
その都市の共同墓地にジェニファー・レンブラントというレムの娘がいた。父がその宇宙で行われた戦争の最中、とある防衛作戦の戦闘に出て儚く生命を散らしたという事実は、彼女から笑顔を奪い去った。
彼女はひどく鬱ぎ込みいつまでも喪服に身を包み、今日も彼女の足を共同墓地へ行かせる。
二度と帰って来ないと知らされて、だが、死体も帰って来ない父は実は生きているのではという儚い希望を彼女は抱いてしまっていた。
周囲の人間達は皆が皆、彼女の父親の死を受け入れて、それでも自身の歩みを止める事なく現実を生きていかなければならなかった。
しかし。ジェニファーはもうそんな事はどうでもいい。このまま父のいない世界に興味も関心も無い。
街路樹の桜が舞い散る共同墓地。
彼女は父から貰った誕生日プレゼントの銀のペンダントを持ち、父の肉体が埋められていない墓の前に立っていた。
生前の父は技術士官としてサイド3の国家【カルベローナ】に移住し、そこで妻との間に彼女を産んで育てた。
周囲からその父はカルベローナの並ぶこと無き随一の技術士官として尊敬と敬愛の眼差しを浴びていた。カルベローナ公国と呼ばれたサイド3は地球連邦政府に独立戦争を仕掛け、結果はカルベローナ公国の惨敗で終わる。
そしてその最後の防衛作戦に父は戦意高揚の為にエースとして担ぎ出され戦場に向かい、そして死んでしまったという。
だが、肉体は帰ってこなかった。虚ろな棺のみ見せられ彼女は呆然自失する。
「レム大佐は名誉の戦死をされた」
その言葉だけが返ってきた。
葬式は家族内でされた密葬だった。
そして名目上の彼の墓は生前の父の活躍もあって連邦軍の共同墓地へと建てられる。
墓には美しい花が途絶える事なく手向けられている。父の好きな百合の花やチューリップ、フリージアなどを手向ける人も多い。
しかし、ここ数日。
彼女は夢でそんな父が凛々しい騎士の姿になり、銀色の竜に跨り、誰かと剣を交える光景が突然、見るようになっていた。
夢から醒めるとやはり空虚な部屋が広がるばかり。なら、あの夢はなんだろうか?
父の墓前に立つジェニファー。
「お父さん……何で死んじゃったの? 生きてるなら姿を見せてよ……お父さん」
不意に桜の花びらが風に舞う。
すると、突然。
彼女の体から光を放ち始める。真っ白な光。
彼女は己に起こる出来事にめまいさえ覚えた。
「何? 何が起きてるの? 誰か教えてよ……もう嫌……もう嫌……っ」
悲嘆にくれる彼女の姿が喪服から突然、身軽な軽装に変化した。あの光と共に。
自らに起きた変化に驚くジェニファー。
そこに黒猫が近付いてきた。
媚びるように彼女に擦り寄り、彼女の足元に近寄り鳴いた。
「可愛い猫。あなたも一人ぼっちなの?」
頭を撫でようとしたその瞬間。
不意に元気な女の子の声が聞こえた。
「よう! ジェニファーってアンタのことかい?」
「だ、誰!?」
「ここだよ。ここ。目の前の黒猫!」
黒猫は人語を器用に操り、そして何と二本の足で人のように立ってみせた。
「ええっ!? ウソ……こんな事が起きるわけ……」
「嘘じゃないよ。アンタの親父さんにも会って来たんだ」
「ええっ?!」
目の前の黒猫は軽く一回転すると女性の姿に変化した。いたずらっぽい活発的な少女の姿になる。眩しいくらいに鮮やかな金髪を高い場所から一束に結ってあり、服装も身軽な軽装。
どこかその服装は盗賊のような雰囲気で、瞳は深い青色の瞳。
腰にはポーチが巻いてあった。
一体、私の身に何が起きてるの?
目の前で起きた出来事はまるであの夢の延長線の上にあるようなリアルな出来事だった。
「レム・レンブラントの娘さんってアンタの事だよね。親父さんから手紙を預かってきたんだ」
「お父さんが生きているの!?」
「手紙を読めばわかるよ。私の娘に渡してきてくれって本人から頼まれたからさ」
ジェニファーはその手紙の封を解いた。
その手紙には紛れもなく父の筆跡だった。
内容はこんな内容だった。
『ジェニファーへ。この字を見てわかると思うけどお父さんだ。突然、目の前から居なくなってすまなかった。私も気がついたら地球とは違う世界にいたんだ。だけど、私は確かに生きている。そして君にして欲しい事をこれから書いていく。
いいかい? よく聞いてくれ。
今、多分、ジェニファーの住む地球は大変な事が起きていると思う。それこそ、科学では説明できない事が起きていると思う。実はその大半の異変は私の責任でもあるんだ。今の地球は私がいるパラレルワールドとの境界線が曖昧になってしまって、本来存在する事の無い者達が沢山いる状態になってしまっている。
そのお陰で死んでしまった私もまた生を授かる事が出来たのだが。私は今、この騒ぎを鎮める為にとある人を守っている。だがその人を守る為にこのパラレルワールドから去る事もできない。そこで君に頼みたい事がある。
勝手な願いで本当にわがままだとは思う。けど、君に頼むしかないんだ。ジェニファー。
今の地球の異変に悍ましい何かを感じるなら、私の知人であるパイロット達と協力してこの異変を解決する事に協力して欲しい。私も君とは違う世界ながらも地球を守りたい気持ちは偽物なんかではない。勿論、君にもう一度会いたい気持ちも確かにある。だからこそ、君にも戦って欲しい。今の世界を生き抜く為にも、戦って欲しい。
連れの黒猫の妖精にとあるチカラを君に託した。それを使って、生きて欲しい。大丈夫さ。君にもできる! 君は紛れもなく私の娘、カルベローナで随一と云われた技術士官の娘なのだから。
私も、今の世界で私の使命を果たす。そして君にも会えたらと思う。次は手紙じゃなくて直に君に触れられたら嬉しいな。
レム・レンブラントより』
「私、これから戦うの……?」
「手紙に書いてある通りだよ。ジェニファー。今の地球ではとんでもない事が起きているんだ。何処かの国では化け物が出てきたり、何処か国では死んだはずの偉人が甦ったり、世界の理がめちゃくちゃになってる。たぶん、この国にも異変が起きるよ。レムのおじさんはそんな事に殺されてほしく無いからオレをここに寄越したんだぜ」
「手紙にあった【黒猫の妖精】ってあなた?」
「オレはキッド。黒猫の妖精のキッドさ。とりあえずは家に帰ってみようか?」
ジェニファーは半信半疑だった。
そして突然の父の手紙を皮切りに、世にも奇妙な物語が彼女の身にも降りかかる事を、彼女はまだ知らないでいた。
その都市の共同墓地にジェニファー・レンブラントというレムの娘がいた。父がその宇宙で行われた戦争の最中、とある防衛作戦の戦闘に出て儚く生命を散らしたという事実は、彼女から笑顔を奪い去った。
彼女はひどく鬱ぎ込みいつまでも喪服に身を包み、今日も彼女の足を共同墓地へ行かせる。
二度と帰って来ないと知らされて、だが、死体も帰って来ない父は実は生きているのではという儚い希望を彼女は抱いてしまっていた。
周囲の人間達は皆が皆、彼女の父親の死を受け入れて、それでも自身の歩みを止める事なく現実を生きていかなければならなかった。
しかし。ジェニファーはもうそんな事はどうでもいい。このまま父のいない世界に興味も関心も無い。
街路樹の桜が舞い散る共同墓地。
彼女は父から貰った誕生日プレゼントの銀のペンダントを持ち、父の肉体が埋められていない墓の前に立っていた。
生前の父は技術士官としてサイド3の国家【カルベローナ】に移住し、そこで妻との間に彼女を産んで育てた。
周囲からその父はカルベローナの並ぶこと無き随一の技術士官として尊敬と敬愛の眼差しを浴びていた。カルベローナ公国と呼ばれたサイド3は地球連邦政府に独立戦争を仕掛け、結果はカルベローナ公国の惨敗で終わる。
そしてその最後の防衛作戦に父は戦意高揚の為にエースとして担ぎ出され戦場に向かい、そして死んでしまったという。
だが、肉体は帰ってこなかった。虚ろな棺のみ見せられ彼女は呆然自失する。
「レム大佐は名誉の戦死をされた」
その言葉だけが返ってきた。
葬式は家族内でされた密葬だった。
そして名目上の彼の墓は生前の父の活躍もあって連邦軍の共同墓地へと建てられる。
墓には美しい花が途絶える事なく手向けられている。父の好きな百合の花やチューリップ、フリージアなどを手向ける人も多い。
しかし、ここ数日。
彼女は夢でそんな父が凛々しい騎士の姿になり、銀色の竜に跨り、誰かと剣を交える光景が突然、見るようになっていた。
夢から醒めるとやはり空虚な部屋が広がるばかり。なら、あの夢はなんだろうか?
父の墓前に立つジェニファー。
「お父さん……何で死んじゃったの? 生きてるなら姿を見せてよ……お父さん」
不意に桜の花びらが風に舞う。
すると、突然。
彼女の体から光を放ち始める。真っ白な光。
彼女は己に起こる出来事にめまいさえ覚えた。
「何? 何が起きてるの? 誰か教えてよ……もう嫌……もう嫌……っ」
悲嘆にくれる彼女の姿が喪服から突然、身軽な軽装に変化した。あの光と共に。
自らに起きた変化に驚くジェニファー。
そこに黒猫が近付いてきた。
媚びるように彼女に擦り寄り、彼女の足元に近寄り鳴いた。
「可愛い猫。あなたも一人ぼっちなの?」
頭を撫でようとしたその瞬間。
不意に元気な女の子の声が聞こえた。
「よう! ジェニファーってアンタのことかい?」
「だ、誰!?」
「ここだよ。ここ。目の前の黒猫!」
黒猫は人語を器用に操り、そして何と二本の足で人のように立ってみせた。
「ええっ!? ウソ……こんな事が起きるわけ……」
「嘘じゃないよ。アンタの親父さんにも会って来たんだ」
「ええっ?!」
目の前の黒猫は軽く一回転すると女性の姿に変化した。いたずらっぽい活発的な少女の姿になる。眩しいくらいに鮮やかな金髪を高い場所から一束に結ってあり、服装も身軽な軽装。
どこかその服装は盗賊のような雰囲気で、瞳は深い青色の瞳。
腰にはポーチが巻いてあった。
一体、私の身に何が起きてるの?
目の前で起きた出来事はまるであの夢の延長線の上にあるようなリアルな出来事だった。
「レム・レンブラントの娘さんってアンタの事だよね。親父さんから手紙を預かってきたんだ」
「お父さんが生きているの!?」
「手紙を読めばわかるよ。私の娘に渡してきてくれって本人から頼まれたからさ」
ジェニファーはその手紙の封を解いた。
その手紙には紛れもなく父の筆跡だった。
内容はこんな内容だった。
『ジェニファーへ。この字を見てわかると思うけどお父さんだ。突然、目の前から居なくなってすまなかった。私も気がついたら地球とは違う世界にいたんだ。だけど、私は確かに生きている。そして君にして欲しい事をこれから書いていく。
いいかい? よく聞いてくれ。
今、多分、ジェニファーの住む地球は大変な事が起きていると思う。それこそ、科学では説明できない事が起きていると思う。実はその大半の異変は私の責任でもあるんだ。今の地球は私がいるパラレルワールドとの境界線が曖昧になってしまって、本来存在する事の無い者達が沢山いる状態になってしまっている。
そのお陰で死んでしまった私もまた生を授かる事が出来たのだが。私は今、この騒ぎを鎮める為にとある人を守っている。だがその人を守る為にこのパラレルワールドから去る事もできない。そこで君に頼みたい事がある。
勝手な願いで本当にわがままだとは思う。けど、君に頼むしかないんだ。ジェニファー。
今の地球の異変に悍ましい何かを感じるなら、私の知人であるパイロット達と協力してこの異変を解決する事に協力して欲しい。私も君とは違う世界ながらも地球を守りたい気持ちは偽物なんかではない。勿論、君にもう一度会いたい気持ちも確かにある。だからこそ、君にも戦って欲しい。今の世界を生き抜く為にも、戦って欲しい。
連れの黒猫の妖精にとあるチカラを君に託した。それを使って、生きて欲しい。大丈夫さ。君にもできる! 君は紛れもなく私の娘、カルベローナで随一と云われた技術士官の娘なのだから。
私も、今の世界で私の使命を果たす。そして君にも会えたらと思う。次は手紙じゃなくて直に君に触れられたら嬉しいな。
レム・レンブラントより』
「私、これから戦うの……?」
「手紙に書いてある通りだよ。ジェニファー。今の地球ではとんでもない事が起きているんだ。何処かの国では化け物が出てきたり、何処か国では死んだはずの偉人が甦ったり、世界の理がめちゃくちゃになってる。たぶん、この国にも異変が起きるよ。レムのおじさんはそんな事に殺されてほしく無いからオレをここに寄越したんだぜ」
「手紙にあった【黒猫の妖精】ってあなた?」
「オレはキッド。黒猫の妖精のキッドさ。とりあえずは家に帰ってみようか?」
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