魔剣に転生した俺は美女冒険者と冒険したい

そな。

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誰しもが願うこと?らしい

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「空を飛ぶってこんなに気持ちのいいものなのですね!!」

リリィがこの発言をした訳は1時間前に遡る。



ー1時間前ー



『そう言えば、リリィって俺の《念動》のスキルは使えるようになっているのか?』
『ちょっと待ってください・・・・・使えるみたいです』
『それなら・・・・・・・』
『それなら?』
『ん?あぁ、いや。こうやって長い時間を歩くのだったら《念動》で空を飛んだ方が早く街に着くよなぁなんて思ってさ』
『空を飛ぶことが出来るのですか!?』
『あ、あぁ。勿論コツさえ掴めば自由に出来ると思うぞ』
『直ぐに教えて下さい!!』
『わ、分かったから取り敢えず・・・・・・俺を揺らすのを止めてくれ。き、気持ち悪くなってきた・・・・』
『ご、ごめんなさい!!』

・・・・・・・ふぅ、危なかった~。しかし、空を飛びたいっていう気持ちはどこの世界も共通しているんだな。

『ちなみに、1つ聞くけど空を飛ぶこと種族とかスキル、魔法は無いのか?』
『種族については鳥人等の羽の付いた亜人のみが飛べます。スキルはアル様の持っている《念動》のみ。魔法は・・・・無いですね。移動系は殆ど限られてますので。だから、空を飛ぶというのは貴重なのです』
『へぇ、成る程』
『それで、アル様!!まず何からすれば良いのですか!!』
『待て待て。急がなくても全部教えるから。えぇっと、まず自分の中の魔力を感じろ』
『分かりました』 

リリィは、瞼を閉じて魔力を感じることを始めた。


ー約20分後ー


『魔力の流れを感じとりました』
『感じ取ったら、それを自由に操れるようにしてそれが出来たら全体に均等に流れるように流す。個人個人つかむコツにかかる時間が違うから時間を気にせず確実に出来るようにしろよ。』
『はい』

リリィは再び瞼を閉じて、俺の指示通りのことをし始めた。



ー約35分後ー



『出来ました!!』
『早いな!?』

俺が言うのもなんだけど早すぎる!!飲み込みが早いとは前も言ったが圧倒的だな!!

『全体に流せたら、そのまま維持しながらイメージをするんだ「上へ上昇する」という風に』
『はい』

リリィがイメージをするために瞼を閉じた。すると、


フワッ


浮くことに成功した。そして・・・


ビュゥゥゥゥゥンッ!!


上昇することが出来た。

「う、浮いた!!浮きましたよアル様!!」
『本当に最初から驚かされっぱなしだ。よし、今度は「その場所まで真っ直ぐに飛ぶ」みたいなイメージをするんだ』
『やってみます!!』




これも難なくやり遂げ、冒頭のセリフに戻るのである。

俺みたいなのは除くとして、リリィは本当に飲み込みが早いから直ぐに出来てかつ覚えてしまうもんな~。ある意味チートだな。まぁ、別に良いことだけど。

『よし、大分なれてきた頃合いだろうからそのまま街が見える付近まで飛ぶぞ!!』
『分かりました!!』
『思いっきり・・・・・・・かっ飛ばせ!!』


・・・・・・・ッゴオォォォォオォォォォ!!


とまでは音は出ないもののそれに近い感じの速度で俺たちは街まで飛び始めた。
















・・・・・・・これが、後にこの世界人々の中で密かに囁かれるようになる『スカイプリンセス』という二つ名が出る出来事の1つである。







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