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2章

4話 初ボスと油断

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「グルルル。」 
キャット・タマは私達に威嚇してきている。私の火炎剣をもろにくらったキャット・タマは深手をおっていた。 
「あと少しです。頑張ってください!」 
アミナズの応援が私の耳につく。可愛らしい声。 
「最後よ。くらえ。」 
私は剣に火をともし高らかに掲げた。 
「火炎剣!」 
「グァァ。」ドサッ 
力尽きたキャット・タマはその場に倒れ込んだ。 
「やったー。」 
「意外にあっさりだったな。」 
「皆様。すごいですね。では、街に戻りましょう。」 
私達はキャット・タマの亡骸に背を向けた。 
「皆様!」 
アミナズの声と共に背中に激痛がはしった。
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