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第21話 オルクス対魔人
「……さすがにやりすぎたかな」
勢い余って壁ごと魔人を吹き飛ばしてしまった。
これは後でエイドリアンに怒られるかもな……。
「ね、ねぇあんた、怖くないの?」
見るとティアナは怯えた目でこちらを見ていた。
まぁこれが普通の反応だよな。
レベル260って言えば、ティアナの倍以上のレベルだし、何よりあの容姿だ初見で怖くない奴なんていないよな。
「うーんと、怖いと言えば怖いけど俺あいつと一回戦ってるからそこまで怖さを感じないんだよね」
「あ、あんたねぇ、何サラッと凄い事言ってのよ、魔人と戦闘して生き延びるなんて普通に無理だから」
「あっはは」
ティアナは半分呆れてそう言ったが、以前俺があの魔人と戦ってることを聞いて少し安心したのか、そこまで怯えなくなった。
ま、まぁ強さ的にはあいつに負ける気はしないんだけど、メンタル的な部分では負けそうなんだよなぁ。
以前戦った時もレベル差が40もあるベヒモスを見てビビるどころかやる気出してたし。
……ベヒモスか。
「まったく、じゃああの魔人はあんたに任せていいの?」
「ああ問題ない、というかティアナもやっぱりここにいてくれ、そこにいるガルムが守ってくれるだろうし」
ガルムのレベルは200ある、あの魔人よりは低いが少なくともティアナよりは高い。
それにもしもあの魔人クラスと戦闘になったとしてもティアナとガルムの二人なら協力して倒せるはずだ。
「え、あ、あんたは?」
「外で魔人達の相手をしてくる」
「あいつ一人じゃないの?」
「こっちに来てる魔人はざっと5体は感じるな」
「……大丈夫なの?」
「正直あいつと同等の魔人複数なら敵ではないけど、レベル500クラスとか出てきたら少し面倒かもな」
「ご、500ってあんた」
広域知覚センサーで捉えた感じ、さっきのあいつを入れないで向かって来ている魔人は5体で、その中でも強い個体は2体おそらくレベル300以上はある。
これは本格的にまずいかもな……よし、ベヒモス呼ぼう。
「まぁ大丈夫だよ、それじゃあ行ってくる」
俺はさっきの攻撃で外と貫通してしまったところからひょいっと外へ出た。
「さてとまずは、アビリティ発動ー異空間の扉」
敵が多いから流石に今回は一人で相手はしきれない。
だからこいつらに手伝ってもらう事にした。
「よし、お前ら出てこい」
「うぃーすご主人、早いっすね自分ら使うの」
最初に出てきたのはさっき作った魔獣、人狼のアロウだった。
「お、おう相手が多くてな俺だけだと少々キツくてさ、手を貸してくれるかな?」
「当然っすよ!そのための俺達っす、なぁ、お前ら!」
アロウがそう言うと続々と扉から魔獣が出てきたが、あいにく言葉を話せるのは人狼のアロウのみである。
本当は皆に言葉を話してもらいたんだけど、さすがに種族とかの関係で難しいんだよなぁ。
何か良い手があれば良いんだけど。
「ありがとうアロウ、他のみんなもよろしく頼む」
総勢12体、レベルはだいたい250前後。
正直いってこの戦力はこの国の軍隊よりも強いと思う……ま、まぁ別に戦争しようってわけじゃないし、個人が所有してても大丈夫だよな……。
おっとどうやら魔人達が来たようだ。
「なるほど、上から来たか」
「おいおい、なんだよなんだよ弱い人間ばっかりだと思ったらよぉ、こんな奴らもいるんだな」
魔人は空からやってきた。
どうやら浮遊系のアビリティを使っているらしく皆浮いている。
というか、先頭にいるあのでかい奴、いかにも噛ませ犬みたいなこと言ってるな。
まぁ実際、即殺するけど。
「よぉ魔人達、俺の名前はオルクス、この国のどこにでもいる普通の冒険者だ」
「おお、なんだてめぇ一番弱そうだな、悪いがお前の後ろのバケモン達に俺たちは用があるんだとっと失せな」
しっかし、絵に描いたようなマヌケな台詞だな。
どれどれ肝心のレベルは……190か。
うん雑魚だな。
魔人に関しては人と違って勝手に処理したからって問題が起こることはないだろうし。
なによりこいつら、生かしておいたらここら一帯の人達に何をするかわかったもんじゃないしな。
「アビリティ発動ー指定爆撃サイズSS」
「うっ、な、なんだ」
アビリティー指定爆撃、消費魔力1000~5000、効果は自分の指定したところの爆撃、サイズはSS~LLまでありSSは人体の臓器くらいの範囲を爆破し、LLは街一つ全体を爆破できる。
今回俺はスキルー解析と合わせてこのアビリティを使用している。
解析の能力によりこのでかい魔人の心臓の位置を把握し、そこだけを爆破した。
故にこいつはもうじき死ぬだろう。
「アグリア!」
「な、なんだこれ、くっそ何をしやがった……」
そうしてでかい魔人は心臓を押さえながら落下していった。
ふぅ、とりあえず一匹はやったぞ。
まぁ一番の雑魚だけど。
さて、俺は一番強い奥のあの腕を組んでる魔人とやるか。
えっとレベルは……582。
おいおいこんなの勇者でも勝てないぞ、まったく。
勢い余って壁ごと魔人を吹き飛ばしてしまった。
これは後でエイドリアンに怒られるかもな……。
「ね、ねぇあんた、怖くないの?」
見るとティアナは怯えた目でこちらを見ていた。
まぁこれが普通の反応だよな。
レベル260って言えば、ティアナの倍以上のレベルだし、何よりあの容姿だ初見で怖くない奴なんていないよな。
「うーんと、怖いと言えば怖いけど俺あいつと一回戦ってるからそこまで怖さを感じないんだよね」
「あ、あんたねぇ、何サラッと凄い事言ってのよ、魔人と戦闘して生き延びるなんて普通に無理だから」
「あっはは」
ティアナは半分呆れてそう言ったが、以前俺があの魔人と戦ってることを聞いて少し安心したのか、そこまで怯えなくなった。
ま、まぁ強さ的にはあいつに負ける気はしないんだけど、メンタル的な部分では負けそうなんだよなぁ。
以前戦った時もレベル差が40もあるベヒモスを見てビビるどころかやる気出してたし。
……ベヒモスか。
「まったく、じゃああの魔人はあんたに任せていいの?」
「ああ問題ない、というかティアナもやっぱりここにいてくれ、そこにいるガルムが守ってくれるだろうし」
ガルムのレベルは200ある、あの魔人よりは低いが少なくともティアナよりは高い。
それにもしもあの魔人クラスと戦闘になったとしてもティアナとガルムの二人なら協力して倒せるはずだ。
「え、あ、あんたは?」
「外で魔人達の相手をしてくる」
「あいつ一人じゃないの?」
「こっちに来てる魔人はざっと5体は感じるな」
「……大丈夫なの?」
「正直あいつと同等の魔人複数なら敵ではないけど、レベル500クラスとか出てきたら少し面倒かもな」
「ご、500ってあんた」
広域知覚センサーで捉えた感じ、さっきのあいつを入れないで向かって来ている魔人は5体で、その中でも強い個体は2体おそらくレベル300以上はある。
これは本格的にまずいかもな……よし、ベヒモス呼ぼう。
「まぁ大丈夫だよ、それじゃあ行ってくる」
俺はさっきの攻撃で外と貫通してしまったところからひょいっと外へ出た。
「さてとまずは、アビリティ発動ー異空間の扉」
敵が多いから流石に今回は一人で相手はしきれない。
だからこいつらに手伝ってもらう事にした。
「よし、お前ら出てこい」
「うぃーすご主人、早いっすね自分ら使うの」
最初に出てきたのはさっき作った魔獣、人狼のアロウだった。
「お、おう相手が多くてな俺だけだと少々キツくてさ、手を貸してくれるかな?」
「当然っすよ!そのための俺達っす、なぁ、お前ら!」
アロウがそう言うと続々と扉から魔獣が出てきたが、あいにく言葉を話せるのは人狼のアロウのみである。
本当は皆に言葉を話してもらいたんだけど、さすがに種族とかの関係で難しいんだよなぁ。
何か良い手があれば良いんだけど。
「ありがとうアロウ、他のみんなもよろしく頼む」
総勢12体、レベルはだいたい250前後。
正直いってこの戦力はこの国の軍隊よりも強いと思う……ま、まぁ別に戦争しようってわけじゃないし、個人が所有してても大丈夫だよな……。
おっとどうやら魔人達が来たようだ。
「なるほど、上から来たか」
「おいおい、なんだよなんだよ弱い人間ばっかりだと思ったらよぉ、こんな奴らもいるんだな」
魔人は空からやってきた。
どうやら浮遊系のアビリティを使っているらしく皆浮いている。
というか、先頭にいるあのでかい奴、いかにも噛ませ犬みたいなこと言ってるな。
まぁ実際、即殺するけど。
「よぉ魔人達、俺の名前はオルクス、この国のどこにでもいる普通の冒険者だ」
「おお、なんだてめぇ一番弱そうだな、悪いがお前の後ろのバケモン達に俺たちは用があるんだとっと失せな」
しっかし、絵に描いたようなマヌケな台詞だな。
どれどれ肝心のレベルは……190か。
うん雑魚だな。
魔人に関しては人と違って勝手に処理したからって問題が起こることはないだろうし。
なによりこいつら、生かしておいたらここら一帯の人達に何をするかわかったもんじゃないしな。
「アビリティ発動ー指定爆撃サイズSS」
「うっ、な、なんだ」
アビリティー指定爆撃、消費魔力1000~5000、効果は自分の指定したところの爆撃、サイズはSS~LLまでありSSは人体の臓器くらいの範囲を爆破し、LLは街一つ全体を爆破できる。
今回俺はスキルー解析と合わせてこのアビリティを使用している。
解析の能力によりこのでかい魔人の心臓の位置を把握し、そこだけを爆破した。
故にこいつはもうじき死ぬだろう。
「アグリア!」
「な、なんだこれ、くっそ何をしやがった……」
そうしてでかい魔人は心臓を押さえながら落下していった。
ふぅ、とりあえず一匹はやったぞ。
まぁ一番の雑魚だけど。
さて、俺は一番強い奥のあの腕を組んでる魔人とやるか。
えっとレベルは……582。
おいおいこんなの勇者でも勝てないぞ、まったく。
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