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58話 ギフトスキルの応酬
「さぁいきますよ!」
そう言ってミストレイは俺に斬りかかってきた。
甘いなミストレイ、俺のスキルは人にも干渉できるぞ。
さぁ、喰らえ!ってあれなんだ、ミストレイの頭に入れない。
これは一体。
『シュン』
「危なっ!」
俺はギリギリのところでミストレイの一撃を躱した。
「反応が良いですね、次は当てます」
「お、おう」
あ、危なかったぁ。
でもなんでミストレイには認知制御が効かないんだろう。
「……もしかして私に何かしようとしましたか?でもそれが精神系のものなら無理ですよ、私にはギフトスキル精神防御があり、精神系の攻撃は一切効きません」
「そ、そうなんだ」
なるほどだから認知制御が効かなかったのか。
精神攻撃への対策か、全然考えてなかったし俺も見習って何かしないとな。
「では行きますよ」
そう言ってまたミストレイは俺に斬りかかってきた。
構え的に俺を縦に斬るつもりか。
「ギフトスキル発動、感覚強化」
『シュン』
俺はギフトスキル、感覚強化を使い反射神経を強化してミストレイの剣をまた躱した。
ギフトスキル、感覚強化。
これはあらゆる人体の感覚を限界以上に強化できるものである。
これにより今の俺は、聴力、嗅覚、視力などの五感に加えて神経伝達のスピードもかなり上がっている、これを使えばミストレイの剣は当たらない。
「またギフトスキルですか、あなた一体いくつ持ってるんですか?」
「いやいや、あんたこそ一体いくつ持ったるんだ?まだあるだろ」
「あっはは、そんな簡単に手の内は晒さないですよね、まぁそれは私も同じですが、アビリティ発動、プラントアタック!」
そうしてまた木のツルが俺へと攻撃してきた。
おいおいまたそれか、認知制御で止めて……。
『シュン』
「なっ」
木のツルに俺の意識が向いている隙をつき、ミストレイは素早く剣を横に振り抜いてきたが、咄嗟の反応で俺は後ろへ飛び退いて躱す。
しかし躱すことに意識がいってしまい、ツルへの対処が遅れた。
まずい。
『バシン』
「ぐはっ」
「ご主人!」
「オルクス様!」
そうして俺はプラントアタックにより、飛んできたツルをモロに受けた。
「やっといい攻撃が入りましたね」
俺はそのまま3メートルほど吹っ飛び、リングの端に生えた木の幹にぶつかった。
「いってて、危うく場外だった……」
『シュゥ』
ダメージはないが念のため俺は、ツルを受けた場所にアビリティ、簡易ヒーリング使った。
「即座に回復アビリティとは、あなたは手数が多いですね」
「どうも、そっちこそアビリティとの連携技見事だったよ」
そう言って俺たちはお互いに褒め合った。
……って褒めてる場合じゃないな。
さぁてこっからぼちぼい反撃と行きますか。
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