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62話 村の修復とレーバテイン
焼け落ちた露店に崩れ落ちた民家、そしてぶっとい根っこだらけの村の道。
うーんこれはやり過ぎたね。
「いやぁご主人、これは怒られますよ」
「だ、だよなぁ」
困った、これは修復しようにも時間がかかるよな。
村人の人達もいつまでも村の反対側に留めておくわけにもいかないし。
えーい、そういうアビリティを作ってしまえ!
「ギフトスキルアビリティ生成発動、ヴィレッジリカバリーを生成」
「おお、すごいですねオルクス」
アビリティ生成を使うとミストレイが驚いたようにそう言った。
なんだやっぱり凄いのかこのギフトスキル。
まぁ我ながらこれは色々ズルいスキルだなとは思ってるけど。
「よし作れたぞ、そのままアビリティ発動、ヴィレッジリカバリー!」
アビリティ、ヴィレッジリカバリー。
消費魔力2,000、効果は村や町の再構築で、村にあった家の壁や屋根をもう一度作り直したり、道などを元に戻すアビリティである。
『シュオオ』
凄い勢いで村が直っていく。
良かったこれならなんとかなりそうだ。
「私も手伝いましょう、ギフトスキル発動、森羅創造」
ミストレイが森羅創造を使うと、地面の村の地面を覆っていた根っこが小さくなっていった。
「ありがとよ」
「いえいえ、私のスキルでやった事ですからね」
根っこが小さくなり、下に埋まっていたリングも見えてきた。
そういえばレーバテインは無事なのかな。
すっかり忘れてたけど、レーバテインがさっきの魔鏡のぶつけ合いでどこかへ行ったりしてないよな……。
「おいアロウ!すまんがさっきの景品置いてあるところに行ってレーバテインがあるかどうか確認してきてくれるか」
「了解ですご主人!」
そう言ってアロウはリング裏へ走っていった。
「オルクス、君はレーバテインを何に使うつもりなんだい?」
「……え?」
アロウが探しにいくと、ミストレイが真面目な顔でそう訊いてきた。
まぁそうだよなその質問でるよな。
これ以上隠しても仕方ないし、【魔鏡器】について話してみるか。
「その反応だとやはり何かレーバテインでなければいけない理由があるんだね」
「ああ、【魔鏡】アビリティの力を器に集中させて強力な武器を作りたくてさ」
「へぇそれは面白いね、じゃあ私のレーバテインをその器にしたいという事なんだ」
「そうだよ」
俺がそう話すと、ミストレイは何やら嬉しそうな顔をした。
「そうかそうか、私のレーバテインをちゃんと使ってくれるのかありがたいよ」
「ちゃんと使うって?」
「いやあの剣は昔エルナス王国の国王に使って欲しくて渡したんだけど、結局一度も使われる事なく御神体になっちゃってさ、だから武器として使ってくれると聞いて嬉しくなっちゃってさ」
「ちょっと待って、あの剣エルナスの御神体なの?」
「うん、そうだよ」
ミストレイはキョトンとした顔で頷く。
いやいや初耳、なんだよそれ。
てかそんな大事な剣を勝手に使ってもいいのだろうか……。
「ご主人大変だ!剣がねぇぞ!」
リング裏から戻ったアロウが大声でそう言った。
いやいやいやそんな、なんで?
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