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第二十四話 ボク、女の子らしくなります
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その後、フレイヤは迷宮ジジィを神殿の外に待たせておいて、ボクに色々と女の子としての心得を教えてくれた。
改めて考えると迷宮ジジィは、ボクにメイドとしての指導はあれこれしてくれたけれど、こういった女の子の肉体に係わる面倒事については何も教えてくれなかったので随分と助かった。
「どう? 女の子って大変でしょう?
でも、アナタの体はすでに失われ、戦乙女の体で生きていくしかなくなった。ちゃんと女の子らしくしないと辛い目に合うのはアナタですからね。
しっかりと覚えて守るのですよ。」
話が終わると神殿の外で待っていた迷宮ジジィの元までフレイヤは見送ってくれた。その上、迷宮ジジィにはボクに優しくするように釘を刺してくれた。
「迷宮ジジィ。エイルを頼みましたよ。くれぐれも粗末に扱わないであげて。その子は私にとって戦乙女の一人なんですからね。
だから・・・またわからないことがあったら、面倒を見てあげますから連れて来なさい。」
「誰が迷宮ジジィだっ!
お前の方こそ、もう冒険者たちに余計なものを与えたりするんじゃないぞっ!」
迷宮ジジィはフレイヤに冒険者に物を与えるなと言いつけると神殿を出ていこうとした。その時、迷宮ジジィの眼に従者の蛇が映った。
「では、俺はこれで帰る。また来るまでの餞別にそいつを置いていってやるから、枯れ果てるまで可愛がってやってくれ。」
そう言って迷宮ジジィがパチリと指を鳴らすと、不思議なことにボクをここまで運んでくれた火の蛇『ペルボナハ』の体が見る見るうちに変質して行って、12~3歳ぐらいの美少年に変わってしまった。
自分の体が変わったことに気が付いたペルボナハは慌てた。
「ああっ! ご、ご主人様っ!!
ひ、ひどいっ! ご褒美をくれるどころか、こんなところに置き去りにする気ですかぁっ!?」
ペルボナハは恐怖した。その体をフレイヤが抱え上げたから。
「あら。気が利くプレゼントね。可愛い子、夢魔の類なのね。これならば、神ほどではないにしても、しばらくの間は楽しめそう・・・・・。」
「ああっ・・・・・あああ~~~っ!!」
舌なめずりするフレイヤを見たペルボナハの悲鳴を聞きながら、ボクたちは家に戻った。
家に戻ると、意外なほど迷宮ジジィは優しかった。
「今日はもう休んでいい。飯の支度は俺がする。
そうだな、明日も休んでいていい。ここ二日の分は見習い期間から外してやろう。」
「え・・? いいんですかっ!?」
「ああ・・・・。こっちも体の事に気が付いてやれずに済まなかった。」
迷宮ジジィはボクの髪を撫でながら優しく笑ってくれた。
それから2日間はボクはまるでお客さんの様に優しくもてなしてもらえた。身の回りの事は全部迷宮ジジィがやってくれたし、家に住む妖精たちも事情を察してか、ボクにとても優しくしてくれた。
ただし。そんな安楽な生活だというのにボクの精神は気が気でなかった。
それはフレイヤが教えてくれた『もう一つの女の子として心得』について考えなければならなかったからだ。
いや、正確に言うと・・・・ボクは気になって仕方なかった。
だって、ボクは見習い期間が終わると・・・多分、迷宮ジジィの夜伽をすることになる。それはつまり、もう一段階上の女の子になってしまうという事だった。
しかも、それが自分でも信じられないことに、意外なほど今のボクは、その事を受け入れている。いや、期待しているといってもおかしくない。
フレイヤに『その時』の心得も随分と親切に教えてくれた。男の気持ちを盛り上げるために同準備するのか、どう誘い込むのか・・・・そして、どう受け入れるのかまで話してくれた。
その時のボクは自分でもわかるくらい顔が真っ赤になっていたはずだ。何故ならそれは・・・・・
興味がないことではなかったから。
性別に限らず、そういったことに興味が持てないという事はない。興味を持つことを恥じらうことはない。生きとし生ける者すべてがその道を通るのだから・・・とフレイヤもいってくれたけれど、今のボクは正にその通り、実際のところは興味津々だ。
はじめは考えるのも嫌なことだった。ボクの中に男としての自覚が強くあったからだ。
でも、フレイヤに対して抱いた感情が嫉妬であることをフレイヤは教えてくれた。
「望もうと望ままいとも、アナタは既に女の子へと変わっていっているの。
それが戦士をねぎらう戦乙女の務めであり、女として普通の事。
よほどのことがない限り、それは当たり前の事なのですよ?」
フレイヤが優しく教えてくれたことを思い出すたびにボクは自分の感情の変化について肯定できる『言い訳』を手にしたような気がして心が安らいだ。
そう。「これは自然なこと」「おかしいことじゃない」自分に言い聞かせることが出来た。
そうやって自分を言い聞かせていると、自然と『その時』のために色々と準備をしたくなっていた。
衣裳棚を開けて下着を選ぶ。色々着てみて、気に入ったものを試す。
「これ。エッチだな。」
「これの方が可愛いかな。」
「こういう清楚な物の方が喜ばれるんだろうか?」
なんて考えながら色々と下着を試着していると、衣裳棚の引き出しの一段のアクセサリーボックスにまで手が伸びた。ネックレスやイヤリングを試したくなったからだ。
しかし、思わず。そこでボクは衝撃的なものを発見してしまうのだった。
それは鏡焼きの魔法で板に焼き込まれた映像だ。
鏡焼きの魔法は、文字通り鏡に写った映像をそっくりそのまま何かに写し込むことが出来る魔法で、人が生きていた姿をありのまま残すことが出来る魔法。
そして鏡焼きの魔法で写し込まれた板には、一組の男女が寄り添うように立っている姿が映し込まれていた。
ボクはその男女の内、女性が誰であるかは一目でわかった。それはボク自身の姿だったから。つまりこの体の本当の持ち主、エイルだ。
そのエイルと寄り添って立っている男性。年のころは、よくいってても30歳手前ってところだろうか?
とても整った美しい顔立ちに立派な体格。その上、髪も肌も何もかもが白い。まるで銀髪の貴公子だ。
ボクはこの美青年に見おぼえがった。
こんな美しい人なら一度見たら絶対に忘れないだろう。
だから、ボクは今とは全く違った印象を受けるその男性の事が何者かすぐに分かった。
「・・・・・これ。迷宮ジジィ・・・・?」
改めて考えると迷宮ジジィは、ボクにメイドとしての指導はあれこれしてくれたけれど、こういった女の子の肉体に係わる面倒事については何も教えてくれなかったので随分と助かった。
「どう? 女の子って大変でしょう?
でも、アナタの体はすでに失われ、戦乙女の体で生きていくしかなくなった。ちゃんと女の子らしくしないと辛い目に合うのはアナタですからね。
しっかりと覚えて守るのですよ。」
話が終わると神殿の外で待っていた迷宮ジジィの元までフレイヤは見送ってくれた。その上、迷宮ジジィにはボクに優しくするように釘を刺してくれた。
「迷宮ジジィ。エイルを頼みましたよ。くれぐれも粗末に扱わないであげて。その子は私にとって戦乙女の一人なんですからね。
だから・・・またわからないことがあったら、面倒を見てあげますから連れて来なさい。」
「誰が迷宮ジジィだっ!
お前の方こそ、もう冒険者たちに余計なものを与えたりするんじゃないぞっ!」
迷宮ジジィはフレイヤに冒険者に物を与えるなと言いつけると神殿を出ていこうとした。その時、迷宮ジジィの眼に従者の蛇が映った。
「では、俺はこれで帰る。また来るまでの餞別にそいつを置いていってやるから、枯れ果てるまで可愛がってやってくれ。」
そう言って迷宮ジジィがパチリと指を鳴らすと、不思議なことにボクをここまで運んでくれた火の蛇『ペルボナハ』の体が見る見るうちに変質して行って、12~3歳ぐらいの美少年に変わってしまった。
自分の体が変わったことに気が付いたペルボナハは慌てた。
「ああっ! ご、ご主人様っ!!
ひ、ひどいっ! ご褒美をくれるどころか、こんなところに置き去りにする気ですかぁっ!?」
ペルボナハは恐怖した。その体をフレイヤが抱え上げたから。
「あら。気が利くプレゼントね。可愛い子、夢魔の類なのね。これならば、神ほどではないにしても、しばらくの間は楽しめそう・・・・・。」
「ああっ・・・・・あああ~~~っ!!」
舌なめずりするフレイヤを見たペルボナハの悲鳴を聞きながら、ボクたちは家に戻った。
家に戻ると、意外なほど迷宮ジジィは優しかった。
「今日はもう休んでいい。飯の支度は俺がする。
そうだな、明日も休んでいていい。ここ二日の分は見習い期間から外してやろう。」
「え・・? いいんですかっ!?」
「ああ・・・・。こっちも体の事に気が付いてやれずに済まなかった。」
迷宮ジジィはボクの髪を撫でながら優しく笑ってくれた。
それから2日間はボクはまるでお客さんの様に優しくもてなしてもらえた。身の回りの事は全部迷宮ジジィがやってくれたし、家に住む妖精たちも事情を察してか、ボクにとても優しくしてくれた。
ただし。そんな安楽な生活だというのにボクの精神は気が気でなかった。
それはフレイヤが教えてくれた『もう一つの女の子として心得』について考えなければならなかったからだ。
いや、正確に言うと・・・・ボクは気になって仕方なかった。
だって、ボクは見習い期間が終わると・・・多分、迷宮ジジィの夜伽をすることになる。それはつまり、もう一段階上の女の子になってしまうという事だった。
しかも、それが自分でも信じられないことに、意外なほど今のボクは、その事を受け入れている。いや、期待しているといってもおかしくない。
フレイヤに『その時』の心得も随分と親切に教えてくれた。男の気持ちを盛り上げるために同準備するのか、どう誘い込むのか・・・・そして、どう受け入れるのかまで話してくれた。
その時のボクは自分でもわかるくらい顔が真っ赤になっていたはずだ。何故ならそれは・・・・・
興味がないことではなかったから。
性別に限らず、そういったことに興味が持てないという事はない。興味を持つことを恥じらうことはない。生きとし生ける者すべてがその道を通るのだから・・・とフレイヤもいってくれたけれど、今のボクは正にその通り、実際のところは興味津々だ。
はじめは考えるのも嫌なことだった。ボクの中に男としての自覚が強くあったからだ。
でも、フレイヤに対して抱いた感情が嫉妬であることをフレイヤは教えてくれた。
「望もうと望ままいとも、アナタは既に女の子へと変わっていっているの。
それが戦士をねぎらう戦乙女の務めであり、女として普通の事。
よほどのことがない限り、それは当たり前の事なのですよ?」
フレイヤが優しく教えてくれたことを思い出すたびにボクは自分の感情の変化について肯定できる『言い訳』を手にしたような気がして心が安らいだ。
そう。「これは自然なこと」「おかしいことじゃない」自分に言い聞かせることが出来た。
そうやって自分を言い聞かせていると、自然と『その時』のために色々と準備をしたくなっていた。
衣裳棚を開けて下着を選ぶ。色々着てみて、気に入ったものを試す。
「これ。エッチだな。」
「これの方が可愛いかな。」
「こういう清楚な物の方が喜ばれるんだろうか?」
なんて考えながら色々と下着を試着していると、衣裳棚の引き出しの一段のアクセサリーボックスにまで手が伸びた。ネックレスやイヤリングを試したくなったからだ。
しかし、思わず。そこでボクは衝撃的なものを発見してしまうのだった。
それは鏡焼きの魔法で板に焼き込まれた映像だ。
鏡焼きの魔法は、文字通り鏡に写った映像をそっくりそのまま何かに写し込むことが出来る魔法で、人が生きていた姿をありのまま残すことが出来る魔法。
そして鏡焼きの魔法で写し込まれた板には、一組の男女が寄り添うように立っている姿が映し込まれていた。
ボクはその男女の内、女性が誰であるかは一目でわかった。それはボク自身の姿だったから。つまりこの体の本当の持ち主、エイルだ。
そのエイルと寄り添って立っている男性。年のころは、よくいってても30歳手前ってところだろうか?
とても整った美しい顔立ちに立派な体格。その上、髪も肌も何もかもが白い。まるで銀髪の貴公子だ。
ボクはこの美青年に見おぼえがった。
こんな美しい人なら一度見たら絶対に忘れないだろう。
だから、ボクは今とは全く違った印象を受けるその男性の事が何者かすぐに分かった。
「・・・・・これ。迷宮ジジィ・・・・?」
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