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第1話
イケメン以外に用はない・2
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街の中は騒然としていた。
化物の群れはオーガを先頭に30匹前後のゴブリンの軍勢が町の中央で人間と激突していた。
化物どもは城門を破壊して町に侵入していたので、進行方向の逆方向である城門から入ってきた俺に無防備な状態で奇襲を受けた。
陰湿で攻撃的なのに気が弱いゴブリンたちは俺が瞬時に5匹を切り殺したのを見ると怯えて隊列を乱した。
「腰抜けどもめっ!! 天罰を受けると良いっ!!」
俺は叫びながらゴブリンたちをさらにかき乱すために大暴れする。
怯えるゴブリンたちは蜘蛛の子を散らすように個々に逃げ出したところを町の兵士たちに切り殺されていく。
ゴブリンたちの悲鳴を聞いたオーガは状況が一変し、奇襲が失敗したことを悟って退却の叫びをあげる。
「ゴアアアアアアッ~~~!」
凄まじい絶叫に我に返ったゴブリンたちは一目散に城門の外へと逃げ去っていく。
慌てふためく奴らは逃げることを優先して俺には襲い掛かってこない。それどころか俺に仲間が切り殺されているというのに助ける素振りさえ見せずに逃げ去っていく。
そんなゴブリンたちを切り殺していると、目立つ俺を見つけたオーガが撤退の置き土産とばかりに人の身幅ほどもあるような巨大な幅広剣で斬りに来た。
「きゃあああっ!!」
身についた習慣と言うのは恐ろしく俺は男の体の時と同じようにオーガの横なぎを剣で受け止めてしまった。今の俺の体は15~6歳の少女同然だというのに・・・。
オーガの剣戟など女の体で受け止められるはずもなく、一薙ぎで体ごと吹き飛ばされてしまい思わず甲高い悲鳴を上げながら民家の壁に背中から激突する。
(ああっ!! く、くそ。男の体だったら、こんなことにはならなかったのにっ!!)
民家の壁に背中をもろにぶつけてしまったダメージで息が止まる。痺れた両手は剣を振り上げるどころか握ることも出来なくなってしまいアッサリと地面に剣を落としてしまった。
その様子を見たオーガが勝ち誇ったように流暢な人語を低音で叫ぶ。
「ぐははははっ! 奇襲の正体はこんな小娘だったかっ!
しかもよく見ると絶世の美少女ときた! 兄者への土産に連れ去って慰み者にしてやるから覚悟しろっ!!」
俺が抵抗が出来なくなったとみたオーガは無防備に大股で俺に近づいてきた。
しかし、これはチャンスだ。俺が女と思って甘く見て今のオーガは隙だらけだ。
俺はオーガに自分の手元を見せぬように身を丸めると印を結び、呪文を唱える。
「おお、偉大なる炎の美男子。我が友イーフリートよ。
光と敵対する悪を焼き尽くすための一灯を我に貸し与えたまえ。
炎を投げつけ世の悪性を打ち滅ぼしたまえ。
善なる義務を果たし給え・・・。」
俺が呪文を唱え終わるころ、オーガは俺の後襟を掴み上げて、俺の体を高々と持ち上げた。
そして、驚愕の表情を見せながら爆発することとなった。
「ファイアーボールっ!!」
完成した俺の火魔法がオーガの半身を吹き飛ばしたのだった・・・。
化物の群れはオーガを先頭に30匹前後のゴブリンの軍勢が町の中央で人間と激突していた。
化物どもは城門を破壊して町に侵入していたので、進行方向の逆方向である城門から入ってきた俺に無防備な状態で奇襲を受けた。
陰湿で攻撃的なのに気が弱いゴブリンたちは俺が瞬時に5匹を切り殺したのを見ると怯えて隊列を乱した。
「腰抜けどもめっ!! 天罰を受けると良いっ!!」
俺は叫びながらゴブリンたちをさらにかき乱すために大暴れする。
怯えるゴブリンたちは蜘蛛の子を散らすように個々に逃げ出したところを町の兵士たちに切り殺されていく。
ゴブリンたちの悲鳴を聞いたオーガは状況が一変し、奇襲が失敗したことを悟って退却の叫びをあげる。
「ゴアアアアアアッ~~~!」
凄まじい絶叫に我に返ったゴブリンたちは一目散に城門の外へと逃げ去っていく。
慌てふためく奴らは逃げることを優先して俺には襲い掛かってこない。それどころか俺に仲間が切り殺されているというのに助ける素振りさえ見せずに逃げ去っていく。
そんなゴブリンたちを切り殺していると、目立つ俺を見つけたオーガが撤退の置き土産とばかりに人の身幅ほどもあるような巨大な幅広剣で斬りに来た。
「きゃあああっ!!」
身についた習慣と言うのは恐ろしく俺は男の体の時と同じようにオーガの横なぎを剣で受け止めてしまった。今の俺の体は15~6歳の少女同然だというのに・・・。
オーガの剣戟など女の体で受け止められるはずもなく、一薙ぎで体ごと吹き飛ばされてしまい思わず甲高い悲鳴を上げながら民家の壁に背中から激突する。
(ああっ!! く、くそ。男の体だったら、こんなことにはならなかったのにっ!!)
民家の壁に背中をもろにぶつけてしまったダメージで息が止まる。痺れた両手は剣を振り上げるどころか握ることも出来なくなってしまいアッサリと地面に剣を落としてしまった。
その様子を見たオーガが勝ち誇ったように流暢な人語を低音で叫ぶ。
「ぐははははっ! 奇襲の正体はこんな小娘だったかっ!
しかもよく見ると絶世の美少女ときた! 兄者への土産に連れ去って慰み者にしてやるから覚悟しろっ!!」
俺が抵抗が出来なくなったとみたオーガは無防備に大股で俺に近づいてきた。
しかし、これはチャンスだ。俺が女と思って甘く見て今のオーガは隙だらけだ。
俺はオーガに自分の手元を見せぬように身を丸めると印を結び、呪文を唱える。
「おお、偉大なる炎の美男子。我が友イーフリートよ。
光と敵対する悪を焼き尽くすための一灯を我に貸し与えたまえ。
炎を投げつけ世の悪性を打ち滅ぼしたまえ。
善なる義務を果たし給え・・・。」
俺が呪文を唱え終わるころ、オーガは俺の後襟を掴み上げて、俺の体を高々と持ち上げた。
そして、驚愕の表情を見せながら爆発することとなった。
「ファイアーボールっ!!」
完成した俺の火魔法がオーガの半身を吹き飛ばしたのだった・・・。
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