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第6話
ヒロイン揃い踏み 1
「もうナタリアとは一緒にお風呂入ってあげないっ!!」
プンスカ怒って大衆浴場を出るとアルバートが例によって少年娼婦にキャーキャー言われて囲まれていた。
「アルバート様もなにやってるのっ!!!」
ちょっと八つ当たり気味に怒っちゃった。
アルバートもちょっとムッとした顔で「だから、私にその気はないといっているだろう」と反論する。
「う・・・お、怒らないで・・・。」
八つ当たりでアルバートの機嫌を損ねてしまった。言い過ぎたと頭を下げる。
「君が先に怒ったんだ。
それより、騒ぎ過ぎだ。男子風呂まで君の声が聞こえてたぞ?」
アルバートは俺達の入浴態度が悪いと説教すると「二人は時間をずらして入るように」と注文を付けて来た。
「は・・・はい。」
幼いころから生真面目なアルバートの事だから、周りに迷惑をかけたことに本気で怒っていると思われる。ここは変に反発するよりも従った方がいい。
ナタリアも俺の様子を見てそうするべきだと悟ったようで素直に従った。
俺達の素直な態度にアルバートは満足したようで、気を取り直して優しい声で「では、冒険者ギルドに行こうか?」と言ってくれた。
俺達は親猫の後をついて回る子猫のようにアルバートのすぐ後ろをついて行くのだった。
冒険者ギルドに到着すると先ずは依頼達成の報酬を受け取る手続きをしないといけない。村長に書いてもらった書類を受付に提出するんだけれども、その時、受付横にある冒険者への依頼書が張り出されている場所。アナウンスメントコーナーが普段よりも騒がしい事にナタリアが気が付いた。
「なんだい? 随分騒がしいけど何かあったのかい?」
ナタリアが受付に尋ねると受付嬢が困った様子で何があったのか教えてくれた。
「は、はい。実はここから10日ほど東に進んだ山奥に、いつの間にか闇の勢力が神殿を構えていることが発見されたようです。」
「闇の勢力が神殿をっ!?」
受付嬢の話に俺達3人は同時に聞き返す。
それも当然の事。闇の勢力が神殿を築くという事は相当な数の化物たちが闇の神々の力でこちらに送り込まれているという事。
こうなると冒険者の仕事だけで収まる問題ではなく「戦争」になる。我々光の勢力と闇の勢力の戦争。
それで受付が騒がしい事になっているんだな。
そして、その情報を知ったナタリアが困惑した表情を浮かべている。きっと俺も顔が強張ってしまっているだろう。
男だった時は何事も冷静に行動できたし、今の方が魔法力は強いけど、冒険者としての能力は明らかに格落ちしている。つまり今の俺は戦士としてはそこまでの存在ではなくなってしまっているという事だ。
それは、オーガとの戦いで嫌と言うほど自覚させられた。男だった時の俺ならオーガの剣術など問題にもしなかった。
その実力不足の自覚が俺から自信を失わせ、この事件に恐怖を覚えてしまったのだ。
だが、アルバートは違った受付に据えられた机の天板に地図を広げると冷静に尋ねた。
「どの位置だ?」
アルバートは自信に満ちていた。
プンスカ怒って大衆浴場を出るとアルバートが例によって少年娼婦にキャーキャー言われて囲まれていた。
「アルバート様もなにやってるのっ!!!」
ちょっと八つ当たり気味に怒っちゃった。
アルバートもちょっとムッとした顔で「だから、私にその気はないといっているだろう」と反論する。
「う・・・お、怒らないで・・・。」
八つ当たりでアルバートの機嫌を損ねてしまった。言い過ぎたと頭を下げる。
「君が先に怒ったんだ。
それより、騒ぎ過ぎだ。男子風呂まで君の声が聞こえてたぞ?」
アルバートは俺達の入浴態度が悪いと説教すると「二人は時間をずらして入るように」と注文を付けて来た。
「は・・・はい。」
幼いころから生真面目なアルバートの事だから、周りに迷惑をかけたことに本気で怒っていると思われる。ここは変に反発するよりも従った方がいい。
ナタリアも俺の様子を見てそうするべきだと悟ったようで素直に従った。
俺達の素直な態度にアルバートは満足したようで、気を取り直して優しい声で「では、冒険者ギルドに行こうか?」と言ってくれた。
俺達は親猫の後をついて回る子猫のようにアルバートのすぐ後ろをついて行くのだった。
冒険者ギルドに到着すると先ずは依頼達成の報酬を受け取る手続きをしないといけない。村長に書いてもらった書類を受付に提出するんだけれども、その時、受付横にある冒険者への依頼書が張り出されている場所。アナウンスメントコーナーが普段よりも騒がしい事にナタリアが気が付いた。
「なんだい? 随分騒がしいけど何かあったのかい?」
ナタリアが受付に尋ねると受付嬢が困った様子で何があったのか教えてくれた。
「は、はい。実はここから10日ほど東に進んだ山奥に、いつの間にか闇の勢力が神殿を構えていることが発見されたようです。」
「闇の勢力が神殿をっ!?」
受付嬢の話に俺達3人は同時に聞き返す。
それも当然の事。闇の勢力が神殿を築くという事は相当な数の化物たちが闇の神々の力でこちらに送り込まれているという事。
こうなると冒険者の仕事だけで収まる問題ではなく「戦争」になる。我々光の勢力と闇の勢力の戦争。
それで受付が騒がしい事になっているんだな。
そして、その情報を知ったナタリアが困惑した表情を浮かべている。きっと俺も顔が強張ってしまっているだろう。
男だった時は何事も冷静に行動できたし、今の方が魔法力は強いけど、冒険者としての能力は明らかに格落ちしている。つまり今の俺は戦士としてはそこまでの存在ではなくなってしまっているという事だ。
それは、オーガとの戦いで嫌と言うほど自覚させられた。男だった時の俺ならオーガの剣術など問題にもしなかった。
その実力不足の自覚が俺から自信を失わせ、この事件に恐怖を覚えてしまったのだ。
だが、アルバートは違った受付に据えられた机の天板に地図を広げると冷静に尋ねた。
「どの位置だ?」
アルバートは自信に満ちていた。
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