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第8話
闇の戦巫女 10
私もアルバート様の事を好きになっちゃったから・・・。
顔を真っ赤にさせながら答えたチャームの言葉に嘘はないだろう。
だから、きっとチャームの魂が塗り替えられている理由はそれ以外に考えられないのだと思う。
だとすれば、今、チャームが闇の神殿の狂気に耐えられているのも時間の問題になる可能性がある。
この闇の神殿の中にいれば、再びチャームの魂が塗り替えられてしまうかもしれないのだから。
(チャーム。
ここから逃げ出すのは自力では不可能だわ。
可能性があるとしたら・・・)
私の考えに気が付いたチャームは目を輝かせて答えた。
(アルバート様が私たちを助けに来てくれたときねっ!!)
(その通りっ!!)
流石チャーム。賢くて可愛い私の娘。
よくわかっている。
(だから、チャーム。私たちはここから逃げ出すというよりもアルバートが助けに来てくれるまで身を隠すことと、アルバートが助けに来てくれた時に連絡できるようにしておく必要があるわ。)
私がそう言うとチャームは腕を組んで唸った。
(・・・難しいわね。
ここに来てから私の力が増し、メリナまで私の言葉を聞くことができていたわ。
もしかしたら、今は私の姿も他人から見えているのかもしれない。
そうなると私の魔力を闇の勢力は敏感に感じ取ってどこに隠れていても察知するかもしれないわ。)
(そ、そうなの? それは・・・マズいわね。)
チャームのというよりも、私達の魔力を闇の勢力は感じ取ることができるのなら隠れるという選択肢は難しい。
ならば、実力で逃げ切る?
・・・いえ、不可能ね。
私は既に今日。魔法を使いすぎた。次に使えば失神してしまうかもしれないし、武器も没収されてしまっている。
・・・というかっ!! 今の私、全裸だしっ!!
ハッと気が付いた。そう、私の衣服は・・・その・・・アレが原因で汚れてしまった。
だから沐浴の場に来たのだけど、メリナは着替えを用意してくれてはいなかったわ。
(どうしましよう!? チャームっ!!
私、全裸だわっ! こんな有り様じゃ助けに来てくれた兵士に全部見られちゃうっ!!)
戸惑う私にチャームは顔をしかめつつも同意してくれた。
(・・・この非常時に何を言っているの? ・・・とはいえないわね。
乙女がその肌を衆目に晒すなんて耐えられないものね。
・・・仕方ないわ。とりあえず逃げ算段は後回しにしてメリナに着替えを用意させましょう。)
チャームはそう言うと、大声で沐浴の場の外に向かって叫ぶ。
(愚か者どもめっ!! 我が母、聖母ローニャに着替えも用意していないのかっ!!
オークども。至急、メリナに申し付け、聖母の着替えを持ってこさせよっ!!
着替えはメリナに持ってこさせるのよ? 聖母の裸体を下賤の者が見る事は許しません。
着替えを持ってくるのが遅ければ、全員お父様復活の暁には罰してもらいますよっ!!)
魔力の籠ったその声は神殿中に届くばかりに響いたので、沐浴の場の外からオークたちの悲鳴がやまびこのように返ってきた。
魔神シトリーは彼らの信仰する神。その一人娘の口から罰せられると言われたら悲鳴も上げようもの。
そして、その慌てぶりを察した私は一つの作戦を思いつくのだった。
顔を真っ赤にさせながら答えたチャームの言葉に嘘はないだろう。
だから、きっとチャームの魂が塗り替えられている理由はそれ以外に考えられないのだと思う。
だとすれば、今、チャームが闇の神殿の狂気に耐えられているのも時間の問題になる可能性がある。
この闇の神殿の中にいれば、再びチャームの魂が塗り替えられてしまうかもしれないのだから。
(チャーム。
ここから逃げ出すのは自力では不可能だわ。
可能性があるとしたら・・・)
私の考えに気が付いたチャームは目を輝かせて答えた。
(アルバート様が私たちを助けに来てくれたときねっ!!)
(その通りっ!!)
流石チャーム。賢くて可愛い私の娘。
よくわかっている。
(だから、チャーム。私たちはここから逃げ出すというよりもアルバートが助けに来てくれるまで身を隠すことと、アルバートが助けに来てくれた時に連絡できるようにしておく必要があるわ。)
私がそう言うとチャームは腕を組んで唸った。
(・・・難しいわね。
ここに来てから私の力が増し、メリナまで私の言葉を聞くことができていたわ。
もしかしたら、今は私の姿も他人から見えているのかもしれない。
そうなると私の魔力を闇の勢力は敏感に感じ取ってどこに隠れていても察知するかもしれないわ。)
(そ、そうなの? それは・・・マズいわね。)
チャームのというよりも、私達の魔力を闇の勢力は感じ取ることができるのなら隠れるという選択肢は難しい。
ならば、実力で逃げ切る?
・・・いえ、不可能ね。
私は既に今日。魔法を使いすぎた。次に使えば失神してしまうかもしれないし、武器も没収されてしまっている。
・・・というかっ!! 今の私、全裸だしっ!!
ハッと気が付いた。そう、私の衣服は・・・その・・・アレが原因で汚れてしまった。
だから沐浴の場に来たのだけど、メリナは着替えを用意してくれてはいなかったわ。
(どうしましよう!? チャームっ!!
私、全裸だわっ! こんな有り様じゃ助けに来てくれた兵士に全部見られちゃうっ!!)
戸惑う私にチャームは顔をしかめつつも同意してくれた。
(・・・この非常時に何を言っているの? ・・・とはいえないわね。
乙女がその肌を衆目に晒すなんて耐えられないものね。
・・・仕方ないわ。とりあえず逃げ算段は後回しにしてメリナに着替えを用意させましょう。)
チャームはそう言うと、大声で沐浴の場の外に向かって叫ぶ。
(愚か者どもめっ!! 我が母、聖母ローニャに着替えも用意していないのかっ!!
オークども。至急、メリナに申し付け、聖母の着替えを持ってこさせよっ!!
着替えはメリナに持ってこさせるのよ? 聖母の裸体を下賤の者が見る事は許しません。
着替えを持ってくるのが遅ければ、全員お父様復活の暁には罰してもらいますよっ!!)
魔力の籠ったその声は神殿中に届くばかりに響いたので、沐浴の場の外からオークたちの悲鳴がやまびこのように返ってきた。
魔神シトリーは彼らの信仰する神。その一人娘の口から罰せられると言われたら悲鳴も上げようもの。
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