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第9話
訣別の時 7
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(メリナっ! お前の感情などどうでもいいのよっ!
早くローニャの体を洗いに行かせなさいっ!)
「ああんっ! か、畏まりましたぁっ!! チャーム様ぁ~・・・」
苛立つチャームに急かされると魔神の娘に叱責された歓びに震えながら、メリナは再び歩き出した。
(こ、この娘。大丈夫かしら?)と、本気で心配になりながら彼女の後をついて歩き、再び沐浴の場へと入った。
メリナは魔神シトリーの加護がある鎧を脱がないままで私の着替えを手伝ってくれた。
そして・・・甲斐甲斐しく私の下着をほどきながら、いやらしい目で私の体を舐めるように見つめた。
「そ・・・そんなにマジマジ見ないで・・・」
私が恥ずかしがって両腕で体を隠そうとすると、彼女はその両手を握って阻止した。
「こんなに綺麗な乳房をしていて、何を恥ずかしがる必要があるのですか?
ああ・・・うらやましい。
さすが我が神の后に選ばれた女・・・・」
「や、やめてっ!」
メリナは嫌がる私を腕力で抑え込む。
(な、なんて腕力なのっ!? いくら私が少女になったからって、女同士でこんなにあっさり抑え込まれるなんてっ!?)
私はメリナの力におびえた。まるで男性を相手にしているようだったから・・・。
そしてメリナは、そのまま沐浴の場に溜められた身の丈ほどの水の中に引き込んでいく。
「め、メリナっ!?
貴女どういうつもり・・・?」
彼女の奇行と貯水場の水の冷たさに震えるようにして私は声を上げた。
しかし、メリナの顔には悪意がなさそうだった。しかも・・・
「我が神は、貴女にどのような責め苦を与えてくださったのですか?」と、とても興味深く聞いてきたの。
私はもう腹が立って言い返す。
「与えてくださったっ!?
あんな苦痛と恐怖を与えられて、誰が喜ぶというのっ?」
私の剣幕をもろともせず、メリナは私の首筋に舌を這わしてから、耳元で囁いた。
「嘘おっしゃい。貴女は感じていたはずよ。
痛めつけられ、恐怖におびえながらも魔神シトリー様が与える快感に上がられなかったはず。
あのお方の舌先が貴女に触れるたび、貴女はこう思ったはずよ。
『ああっ!! もっと、もっとしてください。』と。」
「・・・やめてっ!!」
私は悲鳴を上げるように否定した。言葉では。
それは受け入れたくなかっただけで、現実に私はそう感じてしまっていた。
なんて恐ろしい事・・・自分の意思や恐怖さえ求めてしまうほどの洗脳。私は自分が変わってしまうのが怖くて仕方がなかった。
「ローニャ様。神がお与えになる快楽は人間の体の苦痛をあっさり上回る。
恐れても、拒否しても無駄なこと。
すぐにあなたは自分から体を捧げます。魔神シトリー様の足下にひれ伏し、その靴にキスしながら「ご主人様。もっと、もっと苦痛を・・・もっと快楽をお与えください。」と泣くことになる。
必ずなる。
かつての私がそうであったように・・・」
「もうっ・・・やめてーーーーっ!!」
メリナの言葉は彼女の実体験であり、予言だった。
そして、このままここにいれば、私は確実にそうなることを私自身が確信していた。
早くローニャの体を洗いに行かせなさいっ!)
「ああんっ! か、畏まりましたぁっ!! チャーム様ぁ~・・・」
苛立つチャームに急かされると魔神の娘に叱責された歓びに震えながら、メリナは再び歩き出した。
(こ、この娘。大丈夫かしら?)と、本気で心配になりながら彼女の後をついて歩き、再び沐浴の場へと入った。
メリナは魔神シトリーの加護がある鎧を脱がないままで私の着替えを手伝ってくれた。
そして・・・甲斐甲斐しく私の下着をほどきながら、いやらしい目で私の体を舐めるように見つめた。
「そ・・・そんなにマジマジ見ないで・・・」
私が恥ずかしがって両腕で体を隠そうとすると、彼女はその両手を握って阻止した。
「こんなに綺麗な乳房をしていて、何を恥ずかしがる必要があるのですか?
ああ・・・うらやましい。
さすが我が神の后に選ばれた女・・・・」
「や、やめてっ!」
メリナは嫌がる私を腕力で抑え込む。
(な、なんて腕力なのっ!? いくら私が少女になったからって、女同士でこんなにあっさり抑え込まれるなんてっ!?)
私はメリナの力におびえた。まるで男性を相手にしているようだったから・・・。
そしてメリナは、そのまま沐浴の場に溜められた身の丈ほどの水の中に引き込んでいく。
「め、メリナっ!?
貴女どういうつもり・・・?」
彼女の奇行と貯水場の水の冷たさに震えるようにして私は声を上げた。
しかし、メリナの顔には悪意がなさそうだった。しかも・・・
「我が神は、貴女にどのような責め苦を与えてくださったのですか?」と、とても興味深く聞いてきたの。
私はもう腹が立って言い返す。
「与えてくださったっ!?
あんな苦痛と恐怖を与えられて、誰が喜ぶというのっ?」
私の剣幕をもろともせず、メリナは私の首筋に舌を這わしてから、耳元で囁いた。
「嘘おっしゃい。貴女は感じていたはずよ。
痛めつけられ、恐怖におびえながらも魔神シトリー様が与える快感に上がられなかったはず。
あのお方の舌先が貴女に触れるたび、貴女はこう思ったはずよ。
『ああっ!! もっと、もっとしてください。』と。」
「・・・やめてっ!!」
私は悲鳴を上げるように否定した。言葉では。
それは受け入れたくなかっただけで、現実に私はそう感じてしまっていた。
なんて恐ろしい事・・・自分の意思や恐怖さえ求めてしまうほどの洗脳。私は自分が変わってしまうのが怖くて仕方がなかった。
「ローニャ様。神がお与えになる快楽は人間の体の苦痛をあっさり上回る。
恐れても、拒否しても無駄なこと。
すぐにあなたは自分から体を捧げます。魔神シトリー様の足下にひれ伏し、その靴にキスしながら「ご主人様。もっと、もっと苦痛を・・・もっと快楽をお与えください。」と泣くことになる。
必ずなる。
かつての私がそうであったように・・・」
「もうっ・・・やめてーーーーっ!!」
メリナの言葉は彼女の実体験であり、予言だった。
そして、このままここにいれば、私は確実にそうなることを私自身が確信していた。
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