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第四十一話 こんな夢を見た
起きろ。我が子よ。
起きよ、鬼谷剣一。
休日の夜。俺は美野里と買い物に出た歓びのまま幸せな眠りについていた。
そんな俺を誰かが呼び起こす。
その声の主の声には聞き覚えが・・・・いや、決して忘れてはならない声だった。
「我が神っ!!」
俺はとっさにベッドから飛び跳ねるように起き上がる。何故ならその声の主が守護神アスモデウスだったからだ。
しかし、目を覚ました時、そこは俺の部屋の中ではなかった。
目を覚ました俺がいたのは、どこか古代の神殿のような場所だった。
そして神殿の拝殿には玉座が置かれ、そこにアスモデウス神が座っておられた。そしてその周りには数人の天使のような羽を背中に生やした肌の黒い女性達を侍らせていた。
「こ、ここは?」
自分のいる場所がわからない俺が周囲を見回していると、アスモデウス神は笑って答えた。
「起きよと言ったが、実はお前は起きてはいない。
ここはまだ、お前の夢の中だ。
私がお前の夢の中に入ってお前の意識を覚醒させたにすぎぬ。」
「は~・・・・?。」
訳が分からぬ俺は気の抜けた返事をしてしまうが、神はその無礼を「ははは。仕方のない奴め」笑って許された。
だが、俺の日々の行いは許されなかった。
「息災にしているようだな。あのウィリアムとか言う天才にも勝ち、さらには聖女ともいい関係になっていて羨ましい限りだが・・・・お前は一つ忘れてはいないか?
私はお前に懈怠することなく魔法を研鑽せよと命じたはずだ。
しかも、私の与えた祝福の力を使ってはいないな? なぜだ?」
「はっ・・・・そ、それは仲間たちは地道な方法で力を磨いているというのに自分だけ神の祝福を受けているのが、ズルい気がして。」
俺の理由を聞いて神は眉間にしわを寄せて苦笑いを浮かべたのち、うつむいて深いため息をつく。
「お前、我が弟イルルヤンカシュを舐めているな・・・・。
あれは神に等しい力を持つ。研鑽を怠る余裕はない。そして、あれはいつまでもこのままではおらぬぞ。
人間どもは1年の猶予があるとタカをくくっているようだが、あれの軍勢は半年と待たずして襲ってくる。
あれの耳にも私が新たな勇者の守護者としてついたことが知られてしまったのだからな。」
その言葉に俺は驚愕した。あと一年は学生をしていて大丈夫と聞かされていたからだ。
「は、半年ですって? そ、それはどうして・・・・なぜ。そんな急に?」
動揺した俺に神は再び「仕方のない奴め」と呆れて仰った。
「お前、よくよく考えてみよ。
この世界の勇者は祝福をされる神の力によって大いに運命が左右される。強き神の祝福は勇者を強くし、弱き神の祝福は人類を窮地に落とす。
そしてこの世界の創造神であるウルとアアス両柱に敵対し、世界中の神と戦い続けている私がもたらす祝福の力がどれほど絶大なものか、よく考えよ。それともお前の守護神となった私の力を舐めているのか?
いいか。気を引き締めてしっかり聞け。
私がお前の守護神となった以上、我が弟イルルヤンカシュも気が気ではない。お前が強くなる前に叩く。それが必勝の方法なのだから。それ以外に勝ち目がないのだから。
前の勇者が奴の軍勢を後退させるほどの大活躍をしたことはすでに聞いているだろう。イルルヤンカシュの軍勢は疲弊している。だが、それでもお前が強くなる前に倒すことに全力を傾けなくてはいけないことくらいはアイツも分かっている。」
そして、そこまで話したのちに俺に肝に命じよと言わんばかりに指をさしながら仰った。
「わかるか? 奴はお前が成長するまでに何度でも軍勢を編成し、何度も何度も玉砕戦を仕掛けてくるぞ。
最初の特攻は半年以内だ。早ければ4カ月を待たぬ。
お前はそれまでに強くならねばならん。私が与えた祝福の力を懈怠することなく磨けるだけ磨いておけ。
他の者達に気を使っている暇はない。もちろん、私の与えた祝福の内容は話していけない。
だから呼吸法が上手くなって連発できるようになったとでも言っておけ。無詠唱を獲得したとも言っておけ。
お前には聖女と乳繰り合っている暇などない。いや、おおいに乳繰り合ってくれても構わんが、やってもらったほうが都合がいいが・・・・・それでも訓練を絶やすな‼」
「ははっ!!! ・・・・・・?」
神は妙なことも言われた。
「あの・・・・美野里と乳繰り合った方が都合がいいとはどういう意味で?
一応、あれはあんなにも可愛いですが、男ですよ?」
俺の問いに神は答えなかった。
「・・・・それよりもお前は私を見て何も気が付かないのか?」
神はそう仰った。
何の話だろうか? 言われて改めて神を見る。
そうして以前の御姿を思い起こし、どうして自分が気が付かなかったのか理解に苦しむレベルの変化に気が付いた。
「炎が・・・・黒くない。」
アスモデウス神が初めて俺の目の前に御姿をお見せになられた時、神は漆黒の闇のような炎を全身にまとっておられた。それが今は青紫色の炎に変わっていたのだった。
そうして、よくよく考えてみれば、一人称が「俺」から「私」へと変わっておられる。
その変化に俺が気が付いたことを見透かしておられた神は誇らしげに笑って仰った。
「お前の信仰の言うところの和魂。その姿になろうとする形である。
以前までの私ならお前の愚かさを決して許しはしなかった。拷問の限りを尽くして殺したであろう。
だが、今は許す。
お前の信仰の在り方が私を本来の形にへと昇華させる。
それはちょうどお前がウィリアムによって解放されたことに近い。
だから、お前には感謝しよう。
これがこの世界の私。私の荒魂とはすなわちこの世界とリンクした異世界の神。」
神は次に「今の敵の様子を見るがいい」と仰りながら両手をポンッと叩き合わせられると、空中にスクリーンを浮かび出される。そこにはゲームに出てくるようなモンスターが剣を持ち、鎧に身を包み、軍隊を成していた。
「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・前・行」
神は俺の記憶から見たのであろう九字護身法を唱えられ、現状を説明なされた。
「天より『兵』が降『臨』し、『戦』う『者』は『皆』、『陣』をなし『列』を組み、我が『前』を『行』くとはよく言ったもの。もっとも、お前が見た通り天の兵ではなく、我が母にして地の神アアスより生まれた魔物が戦いに臨んでいるのだがな。わかるか? 猶予はないのだ。」
それは俺に対する戒めの言葉だった。
「お前の信仰に免じてこれまでの愚行を見逃そう。
だが、よく聞け。二度は言わぬ。二度は許さぬ。
我が子よ。鬼谷剣一よ。
お前はこの世界の勇者なのだ。世界を救う者の一角にして16000年を超える世界に変革をもたらす者の一翼。
心せよ。
その責任を感じよ。
懈怠なく鍛え、仲間と集い力を蓄えよ。
武術によって体を錬磨し、魔法を鍛えて力を養え。戦争の仕方を学べ。
そして努々忘れるな。お前の信仰の在り方が世界を救う事を。」
神がそこまで仰っておられると、俺の目に映る世界が端からドンドン黒き闇に侵食されていく。神の姿が遠ざかっていく。
(ああ。俺は目覚めようとしているのだな。)
何故だか、すぐにそれを直感した。
「最後のアドバイスだ。
全ての魔法のLVが最高にまで上がったら、ウルティアの下へ行け。そして奴から闇魔法を学べ。
半年を待たずして我が弟の軍勢がこの世界を滅ぼす前にお前とウィリアムは最強にならねばならん。」
神がフェードアウトしてゆかれるのに合わせてそのお声は小さくなり、やがて俺は夢から目を覚ますのだった。
「・・・・・。」
ベッドから起き上がった俺は視界の端に映るステータス画面を見た。
それは我が神が俺に与え給うた『工夫』。そのステータス画面には俺の生命力、魔力に加え、使用可能な戦闘スキルと魔法。そして、次のランクアップまでの経験値。次のランクになったときに俺がアスモデウス神から授かるスキルや魔法が表示されている。
全ての魔法は未だLV.1のままだったが、そのスキルの中に「シャウシュカの守護陣形」が加えられていた。
俺はそれらを確認すると強く拳を握り締め、覚悟を新たにするのだった。
「あと半年・・・・」
起きよ、鬼谷剣一。
休日の夜。俺は美野里と買い物に出た歓びのまま幸せな眠りについていた。
そんな俺を誰かが呼び起こす。
その声の主の声には聞き覚えが・・・・いや、決して忘れてはならない声だった。
「我が神っ!!」
俺はとっさにベッドから飛び跳ねるように起き上がる。何故ならその声の主が守護神アスモデウスだったからだ。
しかし、目を覚ました時、そこは俺の部屋の中ではなかった。
目を覚ました俺がいたのは、どこか古代の神殿のような場所だった。
そして神殿の拝殿には玉座が置かれ、そこにアスモデウス神が座っておられた。そしてその周りには数人の天使のような羽を背中に生やした肌の黒い女性達を侍らせていた。
「こ、ここは?」
自分のいる場所がわからない俺が周囲を見回していると、アスモデウス神は笑って答えた。
「起きよと言ったが、実はお前は起きてはいない。
ここはまだ、お前の夢の中だ。
私がお前の夢の中に入ってお前の意識を覚醒させたにすぎぬ。」
「は~・・・・?。」
訳が分からぬ俺は気の抜けた返事をしてしまうが、神はその無礼を「ははは。仕方のない奴め」笑って許された。
だが、俺の日々の行いは許されなかった。
「息災にしているようだな。あのウィリアムとか言う天才にも勝ち、さらには聖女ともいい関係になっていて羨ましい限りだが・・・・お前は一つ忘れてはいないか?
私はお前に懈怠することなく魔法を研鑽せよと命じたはずだ。
しかも、私の与えた祝福の力を使ってはいないな? なぜだ?」
「はっ・・・・そ、それは仲間たちは地道な方法で力を磨いているというのに自分だけ神の祝福を受けているのが、ズルい気がして。」
俺の理由を聞いて神は眉間にしわを寄せて苦笑いを浮かべたのち、うつむいて深いため息をつく。
「お前、我が弟イルルヤンカシュを舐めているな・・・・。
あれは神に等しい力を持つ。研鑽を怠る余裕はない。そして、あれはいつまでもこのままではおらぬぞ。
人間どもは1年の猶予があるとタカをくくっているようだが、あれの軍勢は半年と待たずして襲ってくる。
あれの耳にも私が新たな勇者の守護者としてついたことが知られてしまったのだからな。」
その言葉に俺は驚愕した。あと一年は学生をしていて大丈夫と聞かされていたからだ。
「は、半年ですって? そ、それはどうして・・・・なぜ。そんな急に?」
動揺した俺に神は再び「仕方のない奴め」と呆れて仰った。
「お前、よくよく考えてみよ。
この世界の勇者は祝福をされる神の力によって大いに運命が左右される。強き神の祝福は勇者を強くし、弱き神の祝福は人類を窮地に落とす。
そしてこの世界の創造神であるウルとアアス両柱に敵対し、世界中の神と戦い続けている私がもたらす祝福の力がどれほど絶大なものか、よく考えよ。それともお前の守護神となった私の力を舐めているのか?
いいか。気を引き締めてしっかり聞け。
私がお前の守護神となった以上、我が弟イルルヤンカシュも気が気ではない。お前が強くなる前に叩く。それが必勝の方法なのだから。それ以外に勝ち目がないのだから。
前の勇者が奴の軍勢を後退させるほどの大活躍をしたことはすでに聞いているだろう。イルルヤンカシュの軍勢は疲弊している。だが、それでもお前が強くなる前に倒すことに全力を傾けなくてはいけないことくらいはアイツも分かっている。」
そして、そこまで話したのちに俺に肝に命じよと言わんばかりに指をさしながら仰った。
「わかるか? 奴はお前が成長するまでに何度でも軍勢を編成し、何度も何度も玉砕戦を仕掛けてくるぞ。
最初の特攻は半年以内だ。早ければ4カ月を待たぬ。
お前はそれまでに強くならねばならん。私が与えた祝福の力を懈怠することなく磨けるだけ磨いておけ。
他の者達に気を使っている暇はない。もちろん、私の与えた祝福の内容は話していけない。
だから呼吸法が上手くなって連発できるようになったとでも言っておけ。無詠唱を獲得したとも言っておけ。
お前には聖女と乳繰り合っている暇などない。いや、おおいに乳繰り合ってくれても構わんが、やってもらったほうが都合がいいが・・・・・それでも訓練を絶やすな‼」
「ははっ!!! ・・・・・・?」
神は妙なことも言われた。
「あの・・・・美野里と乳繰り合った方が都合がいいとはどういう意味で?
一応、あれはあんなにも可愛いですが、男ですよ?」
俺の問いに神は答えなかった。
「・・・・それよりもお前は私を見て何も気が付かないのか?」
神はそう仰った。
何の話だろうか? 言われて改めて神を見る。
そうして以前の御姿を思い起こし、どうして自分が気が付かなかったのか理解に苦しむレベルの変化に気が付いた。
「炎が・・・・黒くない。」
アスモデウス神が初めて俺の目の前に御姿をお見せになられた時、神は漆黒の闇のような炎を全身にまとっておられた。それが今は青紫色の炎に変わっていたのだった。
そうして、よくよく考えてみれば、一人称が「俺」から「私」へと変わっておられる。
その変化に俺が気が付いたことを見透かしておられた神は誇らしげに笑って仰った。
「お前の信仰の言うところの和魂。その姿になろうとする形である。
以前までの私ならお前の愚かさを決して許しはしなかった。拷問の限りを尽くして殺したであろう。
だが、今は許す。
お前の信仰の在り方が私を本来の形にへと昇華させる。
それはちょうどお前がウィリアムによって解放されたことに近い。
だから、お前には感謝しよう。
これがこの世界の私。私の荒魂とはすなわちこの世界とリンクした異世界の神。」
神は次に「今の敵の様子を見るがいい」と仰りながら両手をポンッと叩き合わせられると、空中にスクリーンを浮かび出される。そこにはゲームに出てくるようなモンスターが剣を持ち、鎧に身を包み、軍隊を成していた。
「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・前・行」
神は俺の記憶から見たのであろう九字護身法を唱えられ、現状を説明なされた。
「天より『兵』が降『臨』し、『戦』う『者』は『皆』、『陣』をなし『列』を組み、我が『前』を『行』くとはよく言ったもの。もっとも、お前が見た通り天の兵ではなく、我が母にして地の神アアスより生まれた魔物が戦いに臨んでいるのだがな。わかるか? 猶予はないのだ。」
それは俺に対する戒めの言葉だった。
「お前の信仰に免じてこれまでの愚行を見逃そう。
だが、よく聞け。二度は言わぬ。二度は許さぬ。
我が子よ。鬼谷剣一よ。
お前はこの世界の勇者なのだ。世界を救う者の一角にして16000年を超える世界に変革をもたらす者の一翼。
心せよ。
その責任を感じよ。
懈怠なく鍛え、仲間と集い力を蓄えよ。
武術によって体を錬磨し、魔法を鍛えて力を養え。戦争の仕方を学べ。
そして努々忘れるな。お前の信仰の在り方が世界を救う事を。」
神がそこまで仰っておられると、俺の目に映る世界が端からドンドン黒き闇に侵食されていく。神の姿が遠ざかっていく。
(ああ。俺は目覚めようとしているのだな。)
何故だか、すぐにそれを直感した。
「最後のアドバイスだ。
全ての魔法のLVが最高にまで上がったら、ウルティアの下へ行け。そして奴から闇魔法を学べ。
半年を待たずして我が弟の軍勢がこの世界を滅ぼす前にお前とウィリアムは最強にならねばならん。」
神がフェードアウトしてゆかれるのに合わせてそのお声は小さくなり、やがて俺は夢から目を覚ますのだった。
「・・・・・。」
ベッドから起き上がった俺は視界の端に映るステータス画面を見た。
それは我が神が俺に与え給うた『工夫』。そのステータス画面には俺の生命力、魔力に加え、使用可能な戦闘スキルと魔法。そして、次のランクアップまでの経験値。次のランクになったときに俺がアスモデウス神から授かるスキルや魔法が表示されている。
全ての魔法は未だLV.1のままだったが、そのスキルの中に「シャウシュカの守護陣形」が加えられていた。
俺はそれらを確認すると強く拳を握り締め、覚悟を新たにするのだった。
「あと半年・・・・」
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