128人目の勇者と聖女になった男の子の話

黒神譚

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第五十話 戦争の狂気

 俺の手にした剣は一刀の下に鬼王オーガロードの手首を切り落とした。女性の胴部ほどあろうかという太い手首だったが、関節の切れ目に綺麗に刃が通れば、切断はたやすい。しかし、それは通常の生物相手の話だ。
 分厚く、硬い。鎧のような鬼王の肌と筋肉を抵抗なく切り裂いたのはハカが入学前に渡してくれた長剣の切れ味のおかげだ。
 
 俺はハカに手渡された瞬間から、これがこの世界でも相当な業物わざものであろうことは感じ取っていた。
 見ただけで、手にしただけで『これを手にすれば俺はなんでも切れる』そんなことを確信させるほどの剣だった。
 そしてその予感は正しかった。初めて見たときは、こんな肌に本当に刃が通るのだろうかと不安にさせた鬼王の手首をこの長剣は難なく切断せしめたのだから。

 そして、それはウィリアムが手にした長剣も同じだった。恐るべき切れ味だ。オーガの太い脹脛ふくらはぎの筋肉を難なく切り裂き、その動きを封じて見せたのだ。

 もちろん、これは俺達の剣技があってこそのこと。いくら業物であっても、そんじょそこらの連中ならば不可能なことである。
 しかし、俺達にはこの業物にふさわしい技量を身に着けている。これを実戦で自覚できたことは大きい。
 初めて見たときは巨大なインド象のように強大で脅威にさえ思えた鬼王の体が今ではただのお肉の塊にしか見えなかった。

 そして俺達の実力はその場にいた兵士たちの驚きを誘った。
 まだ学生の俺達が鬼王を相手に圧倒する働きを見せたからだ。また、実戦で鍛え上げられた彼らには俺達の戦闘技術レベルの高さを十分に理解できる。素人や生っちょろい戦士には俺達の実力の半分も理解できないはずだ。
 国一番の剣術者ヘンリー師範を相手に十分な勝ち星を挙げることが出来る俺達の剣技に期待の声が高まった。

「す、すごいぞっ! なんて切れ味鋭い剣技だ。」
「敵の呼吸を誘導するのが上手いっ! 鬼王が完全に手玉に取られていたっ!」
「期待できるぞっ! 今度の勇者様もっ!」

 そしてさらに目ざといものは俺の魔法が無詠唱だったことにも感づいていて、むしろ剣技よりもそちらの方を讃えていた。

「み、見たかっ!? い、いま。勇者様は詠唱無しで風の壁を作り出して鬼王の拳の方向を逸らせたぞっ!」
「な、なんて魔法の使うタイミングが上手いんだっ!」
「ば、化物だっ!」

 その歓声は俺とウィリアムに自信を与えてくれた。
 初陣だというのにもかかわらず俺達は鬼族の王を相手に圧倒している。
 正直、戦闘前に怯えていたとは思えぬ活躍ぶりだと自画自賛したくなる。


 それがいけなかった。

 俺達はまだ知らなかった。戦争の狂気を。
 そのことは十分に認識しているつもりだった。ヘンリー師範にも指摘されていたし、個人的にも十分に理解していた。
 だが、周りの歓声にほだされて俺達は既に勝った気でいた。しかし、それは間違いだという事をこの後、思い知らされるのだった。


「があああああっ!」

 鬼王は、ウィリアムに切られた足を引きずり、それでも反撃の拳を振るってきた。しかし、片足に力の入らぬ攻撃など100年に一度の天才と歌われたウィリアムに当たるはずもなく、その攻撃は難なくかわされて、逆に胴体に深い切り傷を負わされることとなる。

「おおおっ! す、すごいぞっ!! ウィリアムもっ!」

 歓声はさらに大きくなり、俺達は勝利を確信した。
 そんな俺達の油断を懸念してヘンリー師範が「まだ戦いは終わっていないっ! 手負いの獣こそ恐ろしいものだっ! 決して油断するなっ!」と叫んで忠告する。
 が、俺達はその声の意味を理解しつつも、周囲の歓声に惑わされ心の中では勝利を確信していた。

「ウィリアムっ! このまま距離を取りつつ、出血した敵を弱らせてから倒すのと、時間をかけずに次の攻勢で殺しきるのとどちらがいいっ!?」

「今、敵は俺達の動きを読めていない。
 時間をかけて対応されると厄介なことになる。敵が俺達になれる前に殺しきろうっ!」

 そんな声掛けをしてから俺達は再び突撃を仕掛けた。
 失った手首。地面に落ちたこん棒。ほとんど動かなくなった片足。鬼王に出来ることは限られている。
 そう。できることは限られている。
 だが、その限られた行動をどう柔軟に対応させるかが勝負の分かれ目になることもある。そして、その柔軟さは実戦の狂気を知らぬ俺達にとってはあり得ない選択肢であり、想像もできないことだった。

 再び俺達に挟撃きょうげきされることになった鬼王は、正面から攻撃してくる俺の相手を避けて、戦う相手をウィリアムに変更した。奇想天外の攻撃に加え得体のしれない魔法を使う俺の相手をするよりも、剣技に優れているとはいえまだ常識の範囲内の攻撃を仕掛けてくるウィリアム相手の方が勝ち目があると踏んだのだろう。クルリと俺に背を向けると片足で跳び跳ねながらウィリアムに襲い掛かった。

「舐めるなっ! そんな片足飛び。動きが簡単に予想できるっ!」

 その言葉通り、ウィリアムは片足飛びで突撃してくる鬼王の拳を体を沈めて紙一重でかわすと、その空振りした脇腹を切り裂く横なぎの一撃を見舞った。
 ウィリアムの剣は間違いなく鬼王の腹部を深々と抉った。人間なら即死だろう。だが、鬼王はその状況を待ち構えていたかのように血反吐を吐きながら「ははは」と笑って、ウィリアムに抱きついてきた。

「ああああっ!!」

 手負いとはいえ1トンを優に超える肉食獣のベアハッグである。ウィリアムは悲鳴を上げた。ウィリアムが先に鬼王の大胸筋と腹部を切り裂いていなければ、その瞬間に潰されていただろう。
 だが、既に満身創痍の鬼王はそれも見越して勝負を仕掛けて来たのだ。自分の脇腹を引き裂かれることを覚悟して大ぶりの一撃をわざと放ち、そうしてウィリアムに抱きつくことに成功した。
 
 自力で抱き潰すことが困難と悟った鬼王はウィリアムに抱きついたまま、地面に向かって前に倒れ込み1トンを超える体重を使ってウィリアムを抱き潰そうとした。
 すんでのところで俺の作った魔法の壁が鬼王の体の前に立ちはだかり、その体を支えてウィリアムの体が潰されるのを防ぐ役目を果たした。

「くたばれっ!!」

 次の瞬間、俺の横なぎの一撃が背後から鬼王の胴を切り裂いた。背骨を支える前後の筋肉がこれで完全に断たれた。そうなると肉体は自分の重量を支えることが出来なくなって、背骨が折れてしまう。
 ずずーんと砂煙が起こしながら鬼王の体が自分が意図した方向とは逆の仰向けに倒れ込んだ。
 
 しかし、そうなっても鬼王はウィリアムの体を離さなかった。それどころか、もう潰すことも出来なくなったと悟って、その大きな口でウィリアムの頭を噛み砕かんと襲い掛かる。
 次の瞬間、俺の長剣が鬼王の頭部に突きを入れてそれは阻止されてしまった。
 もはや、首すら自分の意思で動けなくなった鬼王。これでやっと勝利を確信できた。
 だが、それさえもしょせんは戦争の狂気を知らぬ者の油断だと思い知らされることになる。

 なんと鬼王が人語を喋ったのだ。

「ミゴトダ。ドチラガ ユウシャカ ワカラナカッタガ サイアク ドチラカヲ ミチズレニ デキルト オモッタノダガ・・・・・・
 ダガ、カッタト オモウナ・・・・
 オレノ シゴトハ コレデ オワリデハ ナイ。」

  声帯を使わず喉を鳴らしているような声で聞き取りにくいが、鬼王は確かに人語を話していた。とすれば、これまでの鬼王の行動は全て擬態ということだ。こいつは基地の兵士の会話を聞き知っていたんだ。勇者の卵がここにやってくることを。
 もし、こいつがそれを見越して掴まっていたとすれば・・・・こいつの真の目的は・・・・

 俺達がそれに気が付いた時、突然、鬼王が「ぎゃあああああ~~~~っ」っと、肺腑から絞り出すような叫び声を上げた。その耳をつんざくような叫び声に強い意志を感じた俺はとっさに長剣を引き抜いてその首をねた。
 鬼王の死体からは血と得体のしれない青紫色の蒸気が立ち昇っていた。その色に俺は見覚えがあった。
 そう、遠くの丘から前線基地を見たときに見た青紫色の空。あれと同じだったのだ。
(なるほど。これが瘴気しょうきって、奴か。)
 俺はそんなことを思いながらなんとなしに刎ねられた鬼王の首を見た。そして改めて驚いた。

「な。何が目的だったんだ?」

 刎ねられた鬼王の首があまりにも満足そうな笑みを浮かべていたので、俺達は嫌な予感を感じていた。
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